人気者の陽キャ男子くんが可愛いすぎるのだか？(´ﾟдﾟ｀)

（６）国枝視点

ｽﾀｽﾀ　ｽﾀｽﾀ


（久しぶりの学校、めっちゃドキドキする）


夏祭りの後、残りの日は宿題を家族にも協力してもらって慌てて終わらせた。少し雑なのもあるがまぁ、担任もゆるいし大丈夫だろうそんなことを考えながら学校までの道を歩いていると、肩を叩かれた。


「はよ、くに」
「っ！はよー！金森」

「諸君！グッドモーニング！」

「ぐっともーにー山谷！」

「お前、新学期からテンション高けぇよ耳に来る…」
「そんな、冷たいこと言わないで亮さんッ！一昨日はあんなにアツアツだったのにッ！！」
「一昨日…？あぁアレな」

「？なんの話？」

「そういえば、くには居なかったもんな」
「そ！で亮さんってばヒドイんですよ、揚げたての唐揚げを俺の口に突っ込んだの！マジで口、ヤケドした！」

「揚げたてで！？マジ？ヤバ～w」

「少しは冷ましたんだけどな」
「ほんっっとに少しマジでお気持ち程度だったじゃん！てか、その前に俺の口に　～略～　」
「「www」」



一一一一一一一一一一



話していたら、早めに学校についた。教室を見回しても人があまりいなくて、中野の姿も見えない。


「結構早く着いたな」

「な～あんま人いないな」

「そうだな！！」
「てか、お前ら宿題ちゃんとやったか？」
「ッ…」

「やった！家族みんなに手伝ってもらってギリギリで終わらせたわ」

「へ～まぁくにはちゃんと終わらせたんだな。で、そこの目を逸らした山谷さん？みんなで勉強会を開いては全然進まず、大丈夫か聞いても大丈夫大丈夫と、いっていた山谷さん？宿題は終わったのかな？？」
「いやーﾊﾊｯ今日は空があおいなー！！あっ！みんなおはー！！！」
「………」



盛大に話をそらして、教室に入ってきた友人のところに走っていった山谷そして、その後ろから無言で圧をかけ続ける金森を見送って、自分の席についた。


（中野はまだ来ないのかな）


そんなことを考えていたら、また一人教室に入ってきた。中野だ。祭りのときの様に前髪は上げてないが、よく見ると骨格や、目は覆われているが鼻や口も変わっていない。


（中野ってよく見るとキレーな顔だよな祭りのとき見た目も宝石みたいにキラキラしてたし、鼻もスッとしてるし、あと唇もピンクでふっくらしてて…なんかオイシそ……！？いやいやいや、）


昨日ギリギリまで宿題をやっていたからか脳死で考えてあらぬ方向に行きそうだった。
小中、高校生の今までちゃんとした恋愛をしたことないし、どちらかといえば友達とか部活に打ち込んでいたから、昔もしかしたらあったかもしれないが、物心ついてから今まで片想いもしたことがなかった。そんな中はじめてした片想い、中野のことを考えると思考がなんというか、恋愛寄りになってしまう。


（～～ッなんかヤバい）


日焼けした肌に赤みがくわわった顔を手で覆った。


「あっつ……」



一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

国枝視点あと、一話って書いたけどもう少し続きそうです！！遅くなってすいません（；＾ω＾）
あと、国枝の一人称オレに変えました！！
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