ライフ

優希ヒロ

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その少年、死神

2

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翌日…。
運命の時まであと10分…。
(桜、さよならだ…。君の願いは叶わない…。ごめん、約束守れなくて…。これが僕の仕事なんだ…。せめて、最後の時間くらいは邪魔しないでおくよ、楽しい時間を…。)
「桜、コスモスの新作ケーキ食べに行かない?」
「いいよ、行こうか…。」
(そういえば、今日は死神ついてきてない…。気にせず、楽しもう。)



店の近くの交差点で信号待ちを恋話をしながら待っていると…。
交差点を左折しようとした車が桜の方へ突っ込んできた。
「!」
(まさか、これで私は死ぬの…。死にたくない、誰か助けて!)
「危ない!」と交差点近くの青年が声をあげたが、もう遅かった。
「えっ!桜…。」
声をあげた青年も駆けつけ、桜に声を掛けたが、意識がなく、重傷だった。
「早く救急車を!あとAEDを!」
「はい!」
倒れている桜の側に死神もやってきた。
(桜、行こうか、黄泉の国へ…。)
(勝手に連れて行こうとしないでくれる!)
(運命はまだ君を連れて行くなって言ってるのかな…。じゃあ、また後で…。)
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