ライフ

優希ヒロ

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その少年、死神

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幸人に助けられてから少し後の学校の屋上…。
(なんとか間に合った…。僕の姿と彼の姿が被って見えるようになったのか…。まずいな、これは…。桜の命はもう長くないのかもしれない…。今の僕の力では彼の体を一瞬操るくらいでしか桜の運命を変えることができない。とはいっても、少しだけしか変えられない。)
後ろから不意に見慣れない生徒でも、先生でもない男に声を掛けられた。
(初めまして、新入り。いや、雪。)
(君は誰だ?)
(俺は紅。お前と同じ死神だよ。見てたよ、先のお前を…。お前を裏切り者として始末する。)
(見てた!?マスターは知ってるの?)
(いや、まだ知らない。お前に夜まで猶予をやるよ。その間に彼女を殺せば、見逃してやる。だが、できなければ、俺が彼女を殺す、良いな?)
紅は姿を消した。
(見られてたのか…。僕はどうすれば良い、いや、答えは1つしかない…。僕が彼女を…。)
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