起動兵器レイラ~永遠に君を愛する者~

桐夜 白

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序章

序章

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 《アラートレッド発令!アラートレッド発令!各搭乗員は格納庫にてただちにシステムアンカーを解除し──》
幾度も世界が滅ぶのを見てきた。

《Lナンバー機体、ヒミコには第一格納庫よりヒュルムェンを選択──》
愛する人を失うのも、経験した。
二度と戻らないことを何度も味わった。

『護りたいんでしょ?』
《ポイントアンカー指定!システムオールグリーン!進路クリアー!発進タイミングをヒミコに譲渡!》
 
 
 すぅ·····っと、静かに息を吸う。



「行くよ、レイラ」



そして静かに言い、胸元の翡翠の首飾りを握りしめ、次に目の前のバーハンドルを握りしめる。
 

 
「ヒミコ!きさらぎあさきゆめみし!行きます!」



紅い鳥が白い戦艦から飛び出すのと、同じく紺の機体や橙色の機体、桃色の機体等が飛び出すのはほぼ同じくだった。



 ✱



 地球暦二十七億千五百年。
日本やアメリカという世界の国々が核戦争で滅びて約千五百年。
世界は前時代より卓越した技術を有するまでになり、世界には二つの大陸と一つの島国だけが残った。

 一つをかつてのユーラシア大陸、現在の名前をアウラシア大陸。
その大きさはかつての三分の一程だ。

 二つ目はかつての北アメリカおよび南アメリカ大陸。
核により地盤も動き大陸同士がぶつかり、こちらは一つの大陸となったが大きさは一回り程小さくなった。
名をエベル大陸。

 三つ目が旧日本国。
こちらは、古代より神秘的な力が働く不思議な国で、国土も変わらず…、ともいえないが、琉球と北海道、北方領土から他の地りばった島々も引っ付いて現在は根の島の国、根島國と呼ばれている。
 
 
 後は人が住むことが困難な状態に陥った島々が海に浮かんでいる。

 だが最も注目すべきなのは…、かつての核戦争により、人類は科学を人にも利用し人ならざるモノを生み出したことだ。
地球暦二十七億千五百年、これをテラ二十七.千五百年とする。
 
 
 世界が核戦争に進んだ時、人類は人間にも化学兵器を利用し、人ならざる存在を生み出した。
そしてそれらはなんと核にも耐えうる姿を持ち、姿形を変え人としての自我を失った存在「鬼」、「悪魔」と呼ばれる存在となった。

 
 「鬼(レーヴェ)」。
ソレは現在の人類が最も敵視し、国を護る為に立ち向かわなければならない存在だ。
世界は人類対鬼の世界戦争へと発展していた。

そして人類は第二の住み家として宇宙にも進出していた。
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