50 / 50
閑話 ピコタン秘話
しおりを挟む
いつもニコニコのピコタンは、お料理上手。
それもそのはず。
ピコタンについてる精霊は、みんな食べもの関係の精霊様だ。ピコタンは気づいてないけど。
よく会いに来てくれるひよこちゃん、ポン○ライオンをはじめ、ポテト坊や、マル○メくん、キュ○ピー、タラピ○などなど・・・賑やかである。
苦みのある野菜も、独特な匂いの干物も好き。
みんな違って、みんないい・・・
ピコタンは好き嫌いの無い子に育った。
そんな、なんでもウェルカムで心の広いピコタンにも、苦手なものがある。食べものじゃないよ。
それは片付け。
そう。
神子様はお片付けが苦手。
ここはピコタンが居たんだな~、ってわかるくらい床が散らかっている。
使いかけの食材、汚れた調理器具、ホコリまみれのレシピ本、なんか拭いた布、精霊様がくれた貴重なスパイス(封を開けてない)、3日前に脱いだ服・・・
歩けないから~、とかじゃない。ピコタンの車椅子は普通の椅子より低めで、床に手が届く。
最初はお母さんにガミガミ怒られていた。お父さんは片付けが好きじゃないので、ごくたまにちょっと注意するくらい。
パピコは『わあ踏んじゃった~』と言うが放置。
ポコッスはぶつぶつ文句を言いながら代わりに片付ける。
えへへっとごまかすピコタン。
いつもニコニコのピコタンは、ごまかすときも当然笑顔。
そして・・・お母さんは諦めた。
ある日のこと。
ポコッスとピコタンが喧嘩した。もしくは、ピコタンがポコッスを怒らせた。だいたいいつもポコッスがふんすふんす怒っている。
ピコタンはフンッとそっぽを向く。
どうにも気持ちがおさまらないポコッス。
『困らせてやろう!』
ポコッスは、ピコタンの布団に転がっているハリネズミのぬいぐるみをこっそり持ち出して隠した。
だが、一日たち、三日たち、一週間たっても、ピコタンはハリネズミのハリーがいないことに気づかない。探している様子もない。一ヶ月たち、二ヶ月がたった。
忘れ去られているぬいぐるみのハリーを見て、残念というより申し訳ない気持ちになるポコッス。
ピコタンはなんでもウェルカムだが、ドライで執着心がないのだ。
物が無くなっても『お母さんが捨てたのかな?』くらいにしか思わない。
そして・・・ポコッスは諦めた。
ピコタンが産まれたとき、盲目の預言者は言った。
「この子は世界に名を残す子になるぞ。楽しみだなあ。」
・・・へえ~・・・?
その結果がわかるのは、まだまだ先のはなし。
それもそのはず。
ピコタンについてる精霊は、みんな食べもの関係の精霊様だ。ピコタンは気づいてないけど。
よく会いに来てくれるひよこちゃん、ポン○ライオンをはじめ、ポテト坊や、マル○メくん、キュ○ピー、タラピ○などなど・・・賑やかである。
苦みのある野菜も、独特な匂いの干物も好き。
みんな違って、みんないい・・・
ピコタンは好き嫌いの無い子に育った。
そんな、なんでもウェルカムで心の広いピコタンにも、苦手なものがある。食べものじゃないよ。
それは片付け。
そう。
神子様はお片付けが苦手。
ここはピコタンが居たんだな~、ってわかるくらい床が散らかっている。
使いかけの食材、汚れた調理器具、ホコリまみれのレシピ本、なんか拭いた布、精霊様がくれた貴重なスパイス(封を開けてない)、3日前に脱いだ服・・・
歩けないから~、とかじゃない。ピコタンの車椅子は普通の椅子より低めで、床に手が届く。
最初はお母さんにガミガミ怒られていた。お父さんは片付けが好きじゃないので、ごくたまにちょっと注意するくらい。
パピコは『わあ踏んじゃった~』と言うが放置。
ポコッスはぶつぶつ文句を言いながら代わりに片付ける。
えへへっとごまかすピコタン。
いつもニコニコのピコタンは、ごまかすときも当然笑顔。
そして・・・お母さんは諦めた。
ある日のこと。
ポコッスとピコタンが喧嘩した。もしくは、ピコタンがポコッスを怒らせた。だいたいいつもポコッスがふんすふんす怒っている。
ピコタンはフンッとそっぽを向く。
どうにも気持ちがおさまらないポコッス。
『困らせてやろう!』
ポコッスは、ピコタンの布団に転がっているハリネズミのぬいぐるみをこっそり持ち出して隠した。
だが、一日たち、三日たち、一週間たっても、ピコタンはハリネズミのハリーがいないことに気づかない。探している様子もない。一ヶ月たち、二ヶ月がたった。
忘れ去られているぬいぐるみのハリーを見て、残念というより申し訳ない気持ちになるポコッス。
ピコタンはなんでもウェルカムだが、ドライで執着心がないのだ。
物が無くなっても『お母さんが捨てたのかな?』くらいにしか思わない。
そして・・・ポコッスは諦めた。
ピコタンが産まれたとき、盲目の預言者は言った。
「この子は世界に名を残す子になるぞ。楽しみだなあ。」
・・・へえ~・・・?
その結果がわかるのは、まだまだ先のはなし。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる