社長代行とは

びっとのびっと

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ノヤ君ふたたび

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「こちらが社長が払う譲渡所得税、こちらが、びっとさんが払う贈与税になります。」


ん、んー?
うちのどこにあるの、こんなお金・・・


「社長の退職金が、二千万円だとこの金額で、三千万円だと、」


その退職金、会社が払うんだよね?
(あたりまえ)
ワシ、贈与税も払って、退職金も払うの・・・


「なるべく税金が安い方向で、会社の負担もない良い感じで、お願いするわ~」


社長、どっちもは無理です・・・
つーか、ワシこの贈与税払えないっす。


「退職金を決めていただければ、正確な金額と調整方法を」

「私は決められないわ~、そちらで考えて?」


ノヤ君が退職金決めたら、あとで文句言うんじゃないの?

社長が死んで、娘が相続すれば、一番負担がないんじゃね?


「・・・」
「・・・」


がんばれ!ノヤ君!


「・・・贈与ではなく、相続というカタチの方が、」

「アタシもう、やめたいの。渡してしまいたいのよ。お金がかかっても。」


「・・・」
「・・・」


がんばれ!ノヤ君!


「・・・退職金は会社で決めていただいて、」

「でも、あまり税金は払いたくないわ~」

「・・・そうですね。」


そうだね。
今は引くしかないね。
うやむやにするしかないね!


この後、ノヤ君の奥様がもうすぐ出産だね、たいへんだねって話で盛り上がりました。
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