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第百二十八話.トウホウの町 4 男 ガイバン
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しばらくの間ジヤスは、うむむと唸りながら考えていたようだが、なかなか思い当たるような人物は浮かばないようだった。
「……思い浮かびませんな」
それじゃだめじゃないか。いや……しょうがないか。
つまり今のジヤスには協力してくれるような仲間はいないと言う事だ。
単独で一から領主になるというのは贔屓目に見ても、奇跡が起こらない限りは難しいだろう。
「そうですか。例えば誰かの家来になって、そこで出世するとかはどうですか」
「さようですな。一軍を率いて部下になるならともかく、単独で仕官して大名になるには奇跡が必要でしょうな」
ジヤスもそれが難しい事は承知しているようだった。
「なるほど。ではまずその一軍を率いるにはどうしたらいいでしょうか」
「もしもハク一族を終結させるとしたら……やはり、本拠地となる町が必要ですな。ですが、町を作るとなると多くの人が必要になる。ああ、それではくるくる回ってしまう」
頭をかきむしるように悶えながら、ジレンマにジヤスが頭を抱えてしまった。
「なるほど、では町があれば、ハク一族は集まるのですね」
「ええ、現状に不満を持つ者は今でも多く残っております。以前は大領主だったのですから、その一族の生き残りや関係者は少なくありません」
「そうですか。では例えば町を作って一族が終結し、大領主になったとしましょう。その後はどうしていきたいのですか」
「さようですな。そのようになったら、民が暮らしやすい町にしたいですな」
「ほう。それはどうやってですか?」
「うーん……そこまでは」
ジヤスの考えではただ理想があるだけで、どうも具体的にはなってないようだ。
これは、まだまだだな。
「そうですか。では一度真剣に考えてみてください。ショーンさん達もいますしね。本当に必要ならこの町の大手両替商、怪屋さんに伝言すれば、いつかは連絡が取れるでしょう」
「さようですか。ありがとうございます」
「では、ほ組の仕事ですが、玄武山の事について教えてもらえませんか。秘石が取れるんですよね」
「はい。玄武山には玄武と呼ばれる大亀の主がおるのです。その山の洞窟には妖怪がいっぱいいて、やつらを退治すると秘石が取れるのです。洞窟は深く、奥に行くほど妖怪が強くなりまして、秘石も大きくなるのです」
妖怪を退治すれば秘石が取れるなら、呼び方が違うだけで魔物と同じものだろう。
「では洞窟の最奥に、玄武がいるんですね」
「はい。さようでございます」
「玄武を倒してもいいんですか」
「そのような事が出来るとは思えませぬ。そもそも見た人もいないのですぞ」
とんでもないと言った顔をするジヤス。
「見た人もいないのに大亀だと分かるんですか」
「ええ。それは、大昔から言われておるのです」
「では、昔は見た人がいるんでしょうね」
「ええ。さようでしょうな」
「ジヤスさん達は洞窟へ行った事はありますか」
「はい。入口までですが。行くまでの途中でもかなりの妖怪が出没いたします。今の拙者の実力では行くまでで精一杯ですな」
「その時は何人で行ったのですか」
「他の組の人達と行ったので、確か四人でした」
「今は一人で活動を?」
「はい」
「では、案内してもらってもいいですか。直接雇用でも、ほ組を通してもかまいませんが……」
「案内で良ければ、直接でいいのですが……失礼ですが、見たところ、エルヴァン殿とウエス殿以外はおなごが五人おるだけのように見えるのですが大丈夫でしょうか」
ジヤスが戦力を心配している。まぁ普通はそう思うだろうな。
「はい、うちは女のほうが強いので大丈夫です」
そう言い切って堂々と胸を張る。そう俺達より彼女達の方が遥かに強いのだ。
「そうなんだよ。俺達は見てるだけだ。なあエル」
「ははは。そう言う事で、では案内をお願いします。料金はいかほどで」
「ふむ、では一日小金一枚。でよろしいか」
値段を口にしながら探るように俺を見るがどうも遠慮しているようだ。
「もちろんです。では三倍の、一日小金三枚を支払いましょう。ここからどれくらいの距離がありますか」
「おおっさすが大領主様ですな。ここからならおよそ百キロほどでしょうか。歩いて三、四日くらいですな」
「それは洞窟の入口までですか」
「いえ、山の入口までです。そこから二、三日で洞窟の入口、洞窟の中は物凄く広いと言われております」
「分かりました。普段ジヤスさんはどこに住んでるんですか」
「恥ずかしながら近くの長屋に住んでおるのです」
「そうですか。ではそうですね。明日九時にここに来てもらえますか。必要な物はこちらで用意しますので、では手付けの三両です」
「おおっかたじけない。では、また明日」
取り出した金小判を大事そうに受け取ると、ジヤスは帰って行った。
「そういう訳だ。明日は九時に宿を出ようか」
「ああ、じゃあ、俺達は部屋に戻るか。そうそう、風呂もあるんだろ。行こうぜオスマン」
「順番に貸切で入れるようですよ。予約してありますので、そろそろ時間ですよ」
アルフィーが微笑んだ。
「そうか。一緒に入れるなんてすごいじゃないか。ここは混浴の国なのか」
「そうらしいのよ、でも知らない人と入るのは嫌よ。貸切だからいいけどね」
「ウエスとオスマンは別だぞ」
「ああ、望むところだ」
「あたしたちはちゃんと小さいお風呂を予約してあるのよー。行こうウエス」
「そうか、さすがオスマン。じゃあまたなー」
二人は嬉しそうに走って行った。
俺達は五人でゾロゾロ歩いていく。細い廊下を渡って行った先は岩に囲まれた大風呂だった。
風呂の湯は白く濁っていて少しだけ、まるで花のような不思議ないい香りがした。
温泉だ。
念のため皆が付けていたネックレスなども回収した。もしかしたら変色するかも知れないからだ。
完全にすっぽんぽんだ。
「あーーー」
「いい気持ちですね」
「いいわねー。何かしら不思議な香りがするわね」
「あったまるんですの」
「このお湯、汚れてるわけじゃないんですよね」
濁ったお湯を見てウルフィーが心配する。
「ああ、多分温泉だ。地下から自然に沸いてくるんだよ。お湯は色々入っていて濁ってるほうが体はあったまるんだ」
「そうなのね。でもこれなら体が見えないから一緒に入ってもいいかもね」
「でもお湯からでたら全部見えちゃうじゃないですか」
「ふふ、そうか。そうよね」
シルフィーの後ろに回りこみおっぱいをもむと温泉のいい香りが仄かにする。
「いつもよりぬるぬるして気持ちいいな。なあ、シル」
「そうね。確かにぬるぬるしてるわね」
「肌がスベスベになった気がしますね」
白い温泉と白い美女嫁をめいっぱい楽しんだ。
温泉から出て部屋に戻るとふっくらした布団がしいてあった。
「なるほど。今夜もお楽しみだな」
それからみんなで枕投げをして楽しんだ。
「……思い浮かびませんな」
それじゃだめじゃないか。いや……しょうがないか。
つまり今のジヤスには協力してくれるような仲間はいないと言う事だ。
単独で一から領主になるというのは贔屓目に見ても、奇跡が起こらない限りは難しいだろう。
「そうですか。例えば誰かの家来になって、そこで出世するとかはどうですか」
「さようですな。一軍を率いて部下になるならともかく、単独で仕官して大名になるには奇跡が必要でしょうな」
ジヤスもそれが難しい事は承知しているようだった。
「なるほど。ではまずその一軍を率いるにはどうしたらいいでしょうか」
「もしもハク一族を終結させるとしたら……やはり、本拠地となる町が必要ですな。ですが、町を作るとなると多くの人が必要になる。ああ、それではくるくる回ってしまう」
頭をかきむしるように悶えながら、ジレンマにジヤスが頭を抱えてしまった。
「なるほど、では町があれば、ハク一族は集まるのですね」
「ええ、現状に不満を持つ者は今でも多く残っております。以前は大領主だったのですから、その一族の生き残りや関係者は少なくありません」
「そうですか。では例えば町を作って一族が終結し、大領主になったとしましょう。その後はどうしていきたいのですか」
「さようですな。そのようになったら、民が暮らしやすい町にしたいですな」
「ほう。それはどうやってですか?」
「うーん……そこまでは」
ジヤスの考えではただ理想があるだけで、どうも具体的にはなってないようだ。
これは、まだまだだな。
「そうですか。では一度真剣に考えてみてください。ショーンさん達もいますしね。本当に必要ならこの町の大手両替商、怪屋さんに伝言すれば、いつかは連絡が取れるでしょう」
「さようですか。ありがとうございます」
「では、ほ組の仕事ですが、玄武山の事について教えてもらえませんか。秘石が取れるんですよね」
「はい。玄武山には玄武と呼ばれる大亀の主がおるのです。その山の洞窟には妖怪がいっぱいいて、やつらを退治すると秘石が取れるのです。洞窟は深く、奥に行くほど妖怪が強くなりまして、秘石も大きくなるのです」
妖怪を退治すれば秘石が取れるなら、呼び方が違うだけで魔物と同じものだろう。
「では洞窟の最奥に、玄武がいるんですね」
「はい。さようでございます」
「玄武を倒してもいいんですか」
「そのような事が出来るとは思えませぬ。そもそも見た人もいないのですぞ」
とんでもないと言った顔をするジヤス。
「見た人もいないのに大亀だと分かるんですか」
「ええ。それは、大昔から言われておるのです」
「では、昔は見た人がいるんでしょうね」
「ええ。さようでしょうな」
「ジヤスさん達は洞窟へ行った事はありますか」
「はい。入口までですが。行くまでの途中でもかなりの妖怪が出没いたします。今の拙者の実力では行くまでで精一杯ですな」
「その時は何人で行ったのですか」
「他の組の人達と行ったので、確か四人でした」
「今は一人で活動を?」
「はい」
「では、案内してもらってもいいですか。直接雇用でも、ほ組を通してもかまいませんが……」
「案内で良ければ、直接でいいのですが……失礼ですが、見たところ、エルヴァン殿とウエス殿以外はおなごが五人おるだけのように見えるのですが大丈夫でしょうか」
ジヤスが戦力を心配している。まぁ普通はそう思うだろうな。
「はい、うちは女のほうが強いので大丈夫です」
そう言い切って堂々と胸を張る。そう俺達より彼女達の方が遥かに強いのだ。
「そうなんだよ。俺達は見てるだけだ。なあエル」
「ははは。そう言う事で、では案内をお願いします。料金はいかほどで」
「ふむ、では一日小金一枚。でよろしいか」
値段を口にしながら探るように俺を見るがどうも遠慮しているようだ。
「もちろんです。では三倍の、一日小金三枚を支払いましょう。ここからどれくらいの距離がありますか」
「おおっさすが大領主様ですな。ここからならおよそ百キロほどでしょうか。歩いて三、四日くらいですな」
「それは洞窟の入口までですか」
「いえ、山の入口までです。そこから二、三日で洞窟の入口、洞窟の中は物凄く広いと言われております」
「分かりました。普段ジヤスさんはどこに住んでるんですか」
「恥ずかしながら近くの長屋に住んでおるのです」
「そうですか。ではそうですね。明日九時にここに来てもらえますか。必要な物はこちらで用意しますので、では手付けの三両です」
「おおっかたじけない。では、また明日」
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アルフィーが微笑んだ。
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「そうか、さすがオスマン。じゃあまたなー」
二人は嬉しそうに走って行った。
俺達は五人でゾロゾロ歩いていく。細い廊下を渡って行った先は岩に囲まれた大風呂だった。
風呂の湯は白く濁っていて少しだけ、まるで花のような不思議ないい香りがした。
温泉だ。
念のため皆が付けていたネックレスなども回収した。もしかしたら変色するかも知れないからだ。
完全にすっぽんぽんだ。
「あーーー」
「いい気持ちですね」
「いいわねー。何かしら不思議な香りがするわね」
「あったまるんですの」
「このお湯、汚れてるわけじゃないんですよね」
濁ったお湯を見てウルフィーが心配する。
「ああ、多分温泉だ。地下から自然に沸いてくるんだよ。お湯は色々入っていて濁ってるほうが体はあったまるんだ」
「そうなのね。でもこれなら体が見えないから一緒に入ってもいいかもね」
「でもお湯からでたら全部見えちゃうじゃないですか」
「ふふ、そうか。そうよね」
シルフィーの後ろに回りこみおっぱいをもむと温泉のいい香りが仄かにする。
「いつもよりぬるぬるして気持ちいいな。なあ、シル」
「そうね。確かにぬるぬるしてるわね」
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