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嫉妬の帝都
甘い地獄
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「ねぇコレ、色マジでクソだけどおいしい♡」
ウラヌスが、スマホを構えたまま目をキラキラさせている。
「#終末飯」「#色で損してる」「#クソ美味い」「#殺す気だったのに裏切られたプリン」
タグを鬼連投中。
「うめぇぇぇえ♡ 逆にムカつくうぅぅぅ♡♡」
レイスは、口元の笑みをゆるめ“ベリアルモード”が少し、剥がれ落ちる。
「……抹茶プリンだね。俺、こういうの好きぃ♡」
言い方が突然かわいくなった。
サタヌスは背中から転げ落ち、もはや爆笑地獄。
「ギャーハッハッハッハ!!!殺す気満々だったのに!!うめぇじゃねぇかよ!!」
「くそおお!騙された!!プリンが善良だなんて聞いてねぇえ!!」
美味すぎて逆にキレる、プリンに敗北した勇者、爆誕。
ユピテルは、隅でスマホに指差し充電をしながらレイスの様子とプリンを交互に見ていた。
「はぁ……ホント帰りてぇンだけど……」
呟きながら、レンゲを口に運ぶ。
「……これが“命の味”か……」
その瞬間、腰に帯びた“舞雷”がカチリと鳴った。
鞘が一瞬だけ淡く光る。
まるで、刀が「それは認める」と返答したように。
「ちょっと待って!?今、刀がプリンに頷いた!?」
「命の味、ってこと!?」
「舞雷、プリン派だったのか……」
プリンによってひとつの戦争は終結した。
ドブ色で死にかけた精神は、抹茶の真実によって癒され。
このスイーツは名実ともに、王都エンヴィニアの“伝説”になったのである。
「ねえwwじゃあこのさ!“アベル殺しのパフェ”も抹茶味ぃ!?」
ウラヌスがスマホを構え、完全に天使のスマイルで叫んだ。
「ネプたん呼べばよかったああああ!!あの人ガチ勢なんだよおおお!!」
スマホには既に入力済みのハッシュタグが表示されていた。
#抹茶で殺意 #罪と甘味 #嫉妬の味って知ってる?
もうすでにバズの準備は完璧である。
サタヌスはパフェの説明文を見て、突然立ち上がった。
「アベルwwwあの嫉妬に狂った兄貴に殺されたヤツだろおおお!!」
「ヤッッッッッベェ!!俺この国好き!!!!」
「甘味で歴史茶化すとかwwセンスが嫉妬してるwww」
倫理観:サウスパーク、感性:世紀末。
勇者サタヌス、全身で歴史を楽しんでいた。
レイスだけは、もう違う次元にいた。
彼の目は、もう“甘味”を見ていなかった。
視線は、パフェの奥、魂に刺さる場所を見ていた。
「いいよ♡ソドムとゴモラ思い出す……どんどん堕落しようねぇぇぇ♡」
口調は甘く、声はとろけ、“儀式の祭壇の前で祈る巫女”のようだった。
スプーンを手に取り、今にも“堕落の儀式”をケーキ上で始めそうな構え。
ユピテルはガタッと立ち上がった。
「おい、マジでベリアルに人格乗っ取られてるぞ!!!」
「戻れレイス!!お前だろ!?レイスだろ!?!?」
……だが。
レイスは、満面の笑顔のまま、戻る気ゼロだった。
「だって……おいしいから♡」
その一言に、店の温度がさらに5℃下がった。
そして舞雷がまた、鞘の中でビリビリと震え始めた。
刀が言っている。
「このままだと、プリンとパフェの間に“神話”が始まる」
ウラヌスが机に身を乗り出し、スマホのカメラを構えながら叫ぶ。
「うわああああ!!選べねえええ!!」
「アベル殺しかロトの妻クッキー、どっち選べばいいのおおお!?!?」
目はキラキラ、脳はカラッポ。
天使の皮を被った本物の悪魔。
レイスはその横で、未だベリアルモード絶賛降霊中。
「俺?もちろん、ロトの妻クッキー♡」
「懐かしいなあ……あの塩の柱、いい香りだった♡」
目が笑ってない、空気が霜になる。
サーバーの裏で冷蔵庫が震えた。
ソドムとゴモラの元凶がなんか言ってる(マジ)。
サタヌスは目を輝かせ、すでに皿を手に取っていた。
「塩味か!?絶対塩クッキーだよなあああ!!」
「人間が塩になるの再現してるんだよな!?クッキーでだろ!?ヒャッハア!!!!!」
誰かこの男の感性(戦争)を止めろ。
勇者なのに一番ヤバいのが勇者。
そして、爆発した。
ユピテルが椅子を蹴って立ち上がった。
「クッキーで黙示録再現すンなあああああああ!!!」
稲妻が手の甲を駆ける。
「……ウラヌス、アベル殺しお前が食え。」
ウラヌス、満面の笑顔。
「えっマジ!?わーい♡♡♡アベルを食べる日 ♡」
「罪って甘いよねぇ……♡」
「……帰りてェ」
「俺ァむしろこの国に住みたい!!」
“味覚で巡る旧約聖書”は、まだまだ続く!
音が、軽い。
置かれた皿の上には、白く焼き上げられた“柱型クッキー”。
所々、焦げたような黒灰色。
ひと目見て「誰かが焼かれた」と分かるリアルな質感。
店員は、満面の柔らかい笑みを浮かべて一言。
「ロトの妻です♡」
名前の時点でアウトなのに、商品化されてる罪。
レイスは、口角だけ上げて見つめた。
「わぁ……この純白に炭が混ざる色、そっくり♡」
「……“あの時”の、塩の柱と……ね♡」
「塩の柱」とは、ロトの妻が振り返って塩になった旧約ネタ。
ベリアル視点、即ちリアルタイムで見てた側の発言である。
サタヌス(勇者、現在:司会)は爆笑しながら天を仰ぐ。
「大天使様ー!!コイツまた封印してええええ!!wwww」
「司会に俺がいるって時点で終わってんだよ!!!」
脳内SE:ラップバトル
「塩味だ!!絶対塩味だ!!もうツマミじゃん♡♡♡」
ウラヌス、もはや人類への敬意ゼロ。
ついでにスイーツ扱いもやめてる。
ユピテル(唯一の常識枠)は無言で手を伸ばす。
1枚つまんで、ウイスキーで流し込む。
「……ツマミだ。完全に。」
顔が無。魂だけが味を理解している。
その瞬間、舞雷の柄がカチャリと鳴った。
塩味クッキーによって尊厳を焼かれ尽くしたクロノチーム。
そこへ、カランコロン─と古びた扉の鈴が、乾いた音を響かせた。
振り向くより早く、冷気のような存在感が“店内の熱”を奪っていく。
現れたのは──カイネス博士。
眼帯越しに、温度ゼロのスマイル。
まるで“解剖直前に微笑む科学者”のような雰囲気で、こちらへ歩み寄ってきた。
「おやぁ? 君たち……神竜大聖堂以来ではないか」
視界の先でサタヌスは口から白煙のような塩を吹き出していた。
「しょっっっっぺえええええ!!!なんだコレ!クッキーじゃねぇ!塩の呪詛だァァ!!!」
レイスはスプーンを手から落とし、椅子に崩れかけながら。
「……尊厳……崩壊♡」と微笑んでいる。
ウラヌスは普通にスマホで撮影しながら。
「あはは♡バター入ってるぅ♡うまっ♡」
美味しいのが逆に怖い。理解不能。
ユピテルは片手でスマホを指充電しつつ、眉間に皺寄せ。
「無味。塩しか感じねぇ……味覚が死んだのか?いや、これは問いかけ”か……?」
詩的になってる。危険サイン。
カイネス博士は一言も声をかけず、店内の隅の机へ腰かけると、鞄から1冊の手帳を取り出す。
「ふむ……声をかけられる状態にないようだな」
「……では暫く、観察といこうか」
ページをめくるたび、ペンが滑る。
“人類反応実験・被験体004~007。
塩味刺激に対する心理崩壊反応観察記録─追記。
神の遺産より恐ろしいのは、観察者の笑顔だった。
カイネス博士の“笑い”は、響いた。
それは何かが静かに壊れていく音に似ていた。
「フフフフフ……愉快だ。実に愉快だよ」
頬の筋肉が動いているのに、目がまったく笑っていない。
むしろ、光の届かない底から“笑顔”だけを引っ張ってきたような、恐怖の化身。
「エンヴィニア王族が、“マナ・デストロイヤー”で自滅する妄想をしている時と似ている」
あらゆる意味でアウトな笑い声がレストランに響いた。
ウラヌスが、スマホを構えたまま目をキラキラさせている。
「#終末飯」「#色で損してる」「#クソ美味い」「#殺す気だったのに裏切られたプリン」
タグを鬼連投中。
「うめぇぇぇえ♡ 逆にムカつくうぅぅぅ♡♡」
レイスは、口元の笑みをゆるめ“ベリアルモード”が少し、剥がれ落ちる。
「……抹茶プリンだね。俺、こういうの好きぃ♡」
言い方が突然かわいくなった。
サタヌスは背中から転げ落ち、もはや爆笑地獄。
「ギャーハッハッハッハ!!!殺す気満々だったのに!!うめぇじゃねぇかよ!!」
「くそおお!騙された!!プリンが善良だなんて聞いてねぇえ!!」
美味すぎて逆にキレる、プリンに敗北した勇者、爆誕。
ユピテルは、隅でスマホに指差し充電をしながらレイスの様子とプリンを交互に見ていた。
「はぁ……ホント帰りてぇンだけど……」
呟きながら、レンゲを口に運ぶ。
「……これが“命の味”か……」
その瞬間、腰に帯びた“舞雷”がカチリと鳴った。
鞘が一瞬だけ淡く光る。
まるで、刀が「それは認める」と返答したように。
「ちょっと待って!?今、刀がプリンに頷いた!?」
「命の味、ってこと!?」
「舞雷、プリン派だったのか……」
プリンによってひとつの戦争は終結した。
ドブ色で死にかけた精神は、抹茶の真実によって癒され。
このスイーツは名実ともに、王都エンヴィニアの“伝説”になったのである。
「ねえwwじゃあこのさ!“アベル殺しのパフェ”も抹茶味ぃ!?」
ウラヌスがスマホを構え、完全に天使のスマイルで叫んだ。
「ネプたん呼べばよかったああああ!!あの人ガチ勢なんだよおおお!!」
スマホには既に入力済みのハッシュタグが表示されていた。
#抹茶で殺意 #罪と甘味 #嫉妬の味って知ってる?
もうすでにバズの準備は完璧である。
サタヌスはパフェの説明文を見て、突然立ち上がった。
「アベルwwwあの嫉妬に狂った兄貴に殺されたヤツだろおおお!!」
「ヤッッッッッベェ!!俺この国好き!!!!」
「甘味で歴史茶化すとかwwセンスが嫉妬してるwww」
倫理観:サウスパーク、感性:世紀末。
勇者サタヌス、全身で歴史を楽しんでいた。
レイスだけは、もう違う次元にいた。
彼の目は、もう“甘味”を見ていなかった。
視線は、パフェの奥、魂に刺さる場所を見ていた。
「いいよ♡ソドムとゴモラ思い出す……どんどん堕落しようねぇぇぇ♡」
口調は甘く、声はとろけ、“儀式の祭壇の前で祈る巫女”のようだった。
スプーンを手に取り、今にも“堕落の儀式”をケーキ上で始めそうな構え。
ユピテルはガタッと立ち上がった。
「おい、マジでベリアルに人格乗っ取られてるぞ!!!」
「戻れレイス!!お前だろ!?レイスだろ!?!?」
……だが。
レイスは、満面の笑顔のまま、戻る気ゼロだった。
「だって……おいしいから♡」
その一言に、店の温度がさらに5℃下がった。
そして舞雷がまた、鞘の中でビリビリと震え始めた。
刀が言っている。
「このままだと、プリンとパフェの間に“神話”が始まる」
ウラヌスが机に身を乗り出し、スマホのカメラを構えながら叫ぶ。
「うわああああ!!選べねえええ!!」
「アベル殺しかロトの妻クッキー、どっち選べばいいのおおお!?!?」
目はキラキラ、脳はカラッポ。
天使の皮を被った本物の悪魔。
レイスはその横で、未だベリアルモード絶賛降霊中。
「俺?もちろん、ロトの妻クッキー♡」
「懐かしいなあ……あの塩の柱、いい香りだった♡」
目が笑ってない、空気が霜になる。
サーバーの裏で冷蔵庫が震えた。
ソドムとゴモラの元凶がなんか言ってる(マジ)。
サタヌスは目を輝かせ、すでに皿を手に取っていた。
「塩味か!?絶対塩クッキーだよなあああ!!」
「人間が塩になるの再現してるんだよな!?クッキーでだろ!?ヒャッハア!!!!!」
誰かこの男の感性(戦争)を止めろ。
勇者なのに一番ヤバいのが勇者。
そして、爆発した。
ユピテルが椅子を蹴って立ち上がった。
「クッキーで黙示録再現すンなあああああああ!!!」
稲妻が手の甲を駆ける。
「……ウラヌス、アベル殺しお前が食え。」
ウラヌス、満面の笑顔。
「えっマジ!?わーい♡♡♡アベルを食べる日 ♡」
「罪って甘いよねぇ……♡」
「……帰りてェ」
「俺ァむしろこの国に住みたい!!」
“味覚で巡る旧約聖書”は、まだまだ続く!
音が、軽い。
置かれた皿の上には、白く焼き上げられた“柱型クッキー”。
所々、焦げたような黒灰色。
ひと目見て「誰かが焼かれた」と分かるリアルな質感。
店員は、満面の柔らかい笑みを浮かべて一言。
「ロトの妻です♡」
名前の時点でアウトなのに、商品化されてる罪。
レイスは、口角だけ上げて見つめた。
「わぁ……この純白に炭が混ざる色、そっくり♡」
「……“あの時”の、塩の柱と……ね♡」
「塩の柱」とは、ロトの妻が振り返って塩になった旧約ネタ。
ベリアル視点、即ちリアルタイムで見てた側の発言である。
サタヌス(勇者、現在:司会)は爆笑しながら天を仰ぐ。
「大天使様ー!!コイツまた封印してええええ!!wwww」
「司会に俺がいるって時点で終わってんだよ!!!」
脳内SE:ラップバトル
「塩味だ!!絶対塩味だ!!もうツマミじゃん♡♡♡」
ウラヌス、もはや人類への敬意ゼロ。
ついでにスイーツ扱いもやめてる。
ユピテル(唯一の常識枠)は無言で手を伸ばす。
1枚つまんで、ウイスキーで流し込む。
「……ツマミだ。完全に。」
顔が無。魂だけが味を理解している。
その瞬間、舞雷の柄がカチャリと鳴った。
塩味クッキーによって尊厳を焼かれ尽くしたクロノチーム。
そこへ、カランコロン─と古びた扉の鈴が、乾いた音を響かせた。
振り向くより早く、冷気のような存在感が“店内の熱”を奪っていく。
現れたのは──カイネス博士。
眼帯越しに、温度ゼロのスマイル。
まるで“解剖直前に微笑む科学者”のような雰囲気で、こちらへ歩み寄ってきた。
「おやぁ? 君たち……神竜大聖堂以来ではないか」
視界の先でサタヌスは口から白煙のような塩を吹き出していた。
「しょっっっっぺえええええ!!!なんだコレ!クッキーじゃねぇ!塩の呪詛だァァ!!!」
レイスはスプーンを手から落とし、椅子に崩れかけながら。
「……尊厳……崩壊♡」と微笑んでいる。
ウラヌスは普通にスマホで撮影しながら。
「あはは♡バター入ってるぅ♡うまっ♡」
美味しいのが逆に怖い。理解不能。
ユピテルは片手でスマホを指充電しつつ、眉間に皺寄せ。
「無味。塩しか感じねぇ……味覚が死んだのか?いや、これは問いかけ”か……?」
詩的になってる。危険サイン。
カイネス博士は一言も声をかけず、店内の隅の机へ腰かけると、鞄から1冊の手帳を取り出す。
「ふむ……声をかけられる状態にないようだな」
「……では暫く、観察といこうか」
ページをめくるたび、ペンが滑る。
“人類反応実験・被験体004~007。
塩味刺激に対する心理崩壊反応観察記録─追記。
神の遺産より恐ろしいのは、観察者の笑顔だった。
カイネス博士の“笑い”は、響いた。
それは何かが静かに壊れていく音に似ていた。
「フフフフフ……愉快だ。実に愉快だよ」
頬の筋肉が動いているのに、目がまったく笑っていない。
むしろ、光の届かない底から“笑顔”だけを引っ張ってきたような、恐怖の化身。
「エンヴィニア王族が、“マナ・デストロイヤー”で自滅する妄想をしている時と似ている」
あらゆる意味でアウトな笑い声がレストランに響いた。
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追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
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