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2章 とある女神サマ、行動開始
はじめの1歩(1)
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――ピピピピピ
「……うっうーん……」
スマホのアラームが鳴っている。
もう朝か……まだ寝ていたいな。
けど、朝ご飯の準備とお昼の弁当を作らないといけないから起きないと……。
「ふわあ…………ん? おわっ! かっ神野さん!?」
ベッドから起き上がると、目線の先にはソファーに眠る神野さんが――。
『しゅぴ~しゅぴ~』
――じゃない、あのピンク頭で大口を開けて寝ているのは神野さんと同じ顔の女神サマだ。
あー驚いた、口から心臓が飛び出るかと思った。
「寝起きでこれは心臓に悪すぎるっての……まったく」
『くか~くか~』
アラームでも俺の声でも起きる気配は無し。
まあ起きた所で昨日みたいにうるさそうだから、気にせずに朝の準備をしよっと。
※
「うーん」
昨日買い物できなかったから、今日のお弁当は冷凍食品だらけになってしまった。
はあー……今後の事も考えて、出来る限り冷凍食品に頼らず手料理で頑張ると目標を立ててたのにな。
『すか~すか~』
いや、全てあの爆睡女神が悪いから今回はノーカンとしよう。
後は朝ご飯の食パンを焼いて、コーヒーを入れてっと……。
『んん……んがっ……クンクン……いい……匂い~……』
あ、メイティーが起きてきた。
『おはよ~……アタシの分は~……?』
「……あるよ」
予想通り自分の分を要求してきた。
起きたら絶対言ってくるだろうと思って2人分の用意をして正解だった。
『コーヒーも飲む~……あっアタシは、ブラックね……』
昨日のハンバーグもそうだが、普通にコーヒーのブラックが出てくるあたり女神サマの食べ物は人間界と変わらないみたいだな。
「わかったから、さっさと顔を洗ってこい。ハブラシは赤いのを出してあるから、それを使ってくれ」
『ふあ~い……』
メイティーがフラフラと浮遊しながら洗面所へ向かって行った。
――ゴン
――ガン
――ドン
なにやら、ぶつかっている様な音がするんだが……大丈夫かな。
※
『あ~お腹すいた~』
メイティーが軽やかに洗面所から飛んで戻って来た。
とりあえず目が覚めたみたいだが、それは顔を洗ってなのか、ぶつけた痛みなのか。
『おお、トーストがいい感じに焼けているわねっと!』
滑空して席に着陸。
そして、トーストにイチゴのジャムを塗り始めた。
ジャムの種類であーだこーだ言うかなと思ったが、イチゴで問題なかったみたいだ。
『いただきま~す! ――パクッ。ん~おいひ~』
俺はお前の分を作っていてまだ食っていないのに、先に食べ始めやがった。
こいつの頭の中には遠慮というものが欠落しているのは間違いないな。
「ほれ、コーヒー」
『モグモグ、ありがと~。……ズズ』
まあ文句を言うだけ無駄だし、俺も食うか。
いただきます。
『モグモグ……ッほうだは! ゴックン――ちょっと待った!』
「んあ?」
俺がトーストを食べようとした瞬間に止められてしまった。
何でこのタイミングで止めるんだか。
『いい事思いついたから、トーストを食べるのはまだよ』
「はあ?」
メイティーがすっごい笑顔でいい事と言っているが、それが逆に不安になってくるんだが。
『そうなると……』
メイティーがテレビの方に飛んで行った。
――ピッ
で、テレビの電源を付けて手を上に乗せ……まさか、昨日みたいに神野さん家を覗き見をする気なんじゃあ!?
『お、どうやらアタシ達みたいに朝ご飯を食べているわね』
やっぱり!
テレビには神野さんと妹さん?、父親、母親、そして飼い犬のチワワがリビングで食事をしているシーンが映り出されている。
「だから見るなっていただろうーがっ!」
――ブチン!
『ちょっ!? またテレビの電源を!』
「これは犯罪行為と言っておろうが!」
昨日も言ったのに、このクソ女神ときたら。
『あの娘の行動を確認しないと、この作戦が――』
「これ以上するならもう二度とテレビに近づけさせないからな!」
『あ~も~わかった、わかったわよ!』
本当かよ。
完全には信じられない。
『まったく、しょうがないな~』
メイティーが不服そうにしながら、ソファーに座った。
今の台詞、全部俺がお前に言いたかったわ。
『こっちで見るか。画面が小さくて見にくいから、アタシはあまり好きじゃないんだけどな~』
ブツブツ言いながらメイティーが何かを取り出した。
長方形で手のひらサイズの板?
あれって、もしかして……。
「スマホ!?」
形的に俺のとは違う。
それに、ちゃんと顔認証にしているのかロックが外れて操作している。
という事は、メイティーの所持物? 女神がスマホを持っているなんて想像もつかなかった。
『? 何に驚いているのよ。今時、スマホなんてみんな持っているじゃない』
……そうだけど、そうじゃない。
お前が持っている事に驚きなんだよ。
『あ~でも、お父様はスマホなんて物はわからん! とか言ってまだガラケーだけどね』
現代人あるあるだな、それ。
待てよ、そういえばテレビも普通に付けていたよな。
という事はあれか? 天界も家電があるって事なのか?
……すごい気になってきた。
「あのさ、天界に家電ってあるのか?」
『家電? そりゃあ、あるわよ。テレビ、冷蔵庫、レンジ、洗濯機、タブレット、自動掃除機、あっアタシの部屋にはエアコンね。パソコンはアタシも含めて家族全員が疎いから持っていないわね』
現代の家にある物が基本揃っている。
俺は天界の家って旧古代ローマみたいな石造りの神殿で素朴なイメージしていた。
けど現実には家電でいっぱいな上に自動掃除機が走り回っていると来たもんだ。
うわー興味本位で聞いた俺が馬鹿だった、天界のイメージが一気に崩れ落ちてしまった。
『ちなみに、電源や電波といった電気関係は全て雷神に任せているから安心よ』
確かに雷を司る雷神なら、電気関係に間違いはないだろう。
ただ……その雷を操る力の使い方、間違っていませんかね。
それじゃあ、ただの電力会社ですやん。
『人の子はすごいわね~暮らしに便利な物をどんどん造るし。これからの科学の進歩が楽しみだわ』
神様が科学の進歩とか言っちゃっているよ。
家電により快適な暮らしをしている天界……それでいいのか、神様たちよ。
「……うっうーん……」
スマホのアラームが鳴っている。
もう朝か……まだ寝ていたいな。
けど、朝ご飯の準備とお昼の弁当を作らないといけないから起きないと……。
「ふわあ…………ん? おわっ! かっ神野さん!?」
ベッドから起き上がると、目線の先にはソファーに眠る神野さんが――。
『しゅぴ~しゅぴ~』
――じゃない、あのピンク頭で大口を開けて寝ているのは神野さんと同じ顔の女神サマだ。
あー驚いた、口から心臓が飛び出るかと思った。
「寝起きでこれは心臓に悪すぎるっての……まったく」
『くか~くか~』
アラームでも俺の声でも起きる気配は無し。
まあ起きた所で昨日みたいにうるさそうだから、気にせずに朝の準備をしよっと。
※
「うーん」
昨日買い物できなかったから、今日のお弁当は冷凍食品だらけになってしまった。
はあー……今後の事も考えて、出来る限り冷凍食品に頼らず手料理で頑張ると目標を立ててたのにな。
『すか~すか~』
いや、全てあの爆睡女神が悪いから今回はノーカンとしよう。
後は朝ご飯の食パンを焼いて、コーヒーを入れてっと……。
『んん……んがっ……クンクン……いい……匂い~……』
あ、メイティーが起きてきた。
『おはよ~……アタシの分は~……?』
「……あるよ」
予想通り自分の分を要求してきた。
起きたら絶対言ってくるだろうと思って2人分の用意をして正解だった。
『コーヒーも飲む~……あっアタシは、ブラックね……』
昨日のハンバーグもそうだが、普通にコーヒーのブラックが出てくるあたり女神サマの食べ物は人間界と変わらないみたいだな。
「わかったから、さっさと顔を洗ってこい。ハブラシは赤いのを出してあるから、それを使ってくれ」
『ふあ~い……』
メイティーがフラフラと浮遊しながら洗面所へ向かって行った。
――ゴン
――ガン
――ドン
なにやら、ぶつかっている様な音がするんだが……大丈夫かな。
※
『あ~お腹すいた~』
メイティーが軽やかに洗面所から飛んで戻って来た。
とりあえず目が覚めたみたいだが、それは顔を洗ってなのか、ぶつけた痛みなのか。
『おお、トーストがいい感じに焼けているわねっと!』
滑空して席に着陸。
そして、トーストにイチゴのジャムを塗り始めた。
ジャムの種類であーだこーだ言うかなと思ったが、イチゴで問題なかったみたいだ。
『いただきま~す! ――パクッ。ん~おいひ~』
俺はお前の分を作っていてまだ食っていないのに、先に食べ始めやがった。
こいつの頭の中には遠慮というものが欠落しているのは間違いないな。
「ほれ、コーヒー」
『モグモグ、ありがと~。……ズズ』
まあ文句を言うだけ無駄だし、俺も食うか。
いただきます。
『モグモグ……ッほうだは! ゴックン――ちょっと待った!』
「んあ?」
俺がトーストを食べようとした瞬間に止められてしまった。
何でこのタイミングで止めるんだか。
『いい事思いついたから、トーストを食べるのはまだよ』
「はあ?」
メイティーがすっごい笑顔でいい事と言っているが、それが逆に不安になってくるんだが。
『そうなると……』
メイティーがテレビの方に飛んで行った。
――ピッ
で、テレビの電源を付けて手を上に乗せ……まさか、昨日みたいに神野さん家を覗き見をする気なんじゃあ!?
『お、どうやらアタシ達みたいに朝ご飯を食べているわね』
やっぱり!
テレビには神野さんと妹さん?、父親、母親、そして飼い犬のチワワがリビングで食事をしているシーンが映り出されている。
「だから見るなっていただろうーがっ!」
――ブチン!
『ちょっ!? またテレビの電源を!』
「これは犯罪行為と言っておろうが!」
昨日も言ったのに、このクソ女神ときたら。
『あの娘の行動を確認しないと、この作戦が――』
「これ以上するならもう二度とテレビに近づけさせないからな!」
『あ~も~わかった、わかったわよ!』
本当かよ。
完全には信じられない。
『まったく、しょうがないな~』
メイティーが不服そうにしながら、ソファーに座った。
今の台詞、全部俺がお前に言いたかったわ。
『こっちで見るか。画面が小さくて見にくいから、アタシはあまり好きじゃないんだけどな~』
ブツブツ言いながらメイティーが何かを取り出した。
長方形で手のひらサイズの板?
あれって、もしかして……。
「スマホ!?」
形的に俺のとは違う。
それに、ちゃんと顔認証にしているのかロックが外れて操作している。
という事は、メイティーの所持物? 女神がスマホを持っているなんて想像もつかなかった。
『? 何に驚いているのよ。今時、スマホなんてみんな持っているじゃない』
……そうだけど、そうじゃない。
お前が持っている事に驚きなんだよ。
『あ~でも、お父様はスマホなんて物はわからん! とか言ってまだガラケーだけどね』
現代人あるあるだな、それ。
待てよ、そういえばテレビも普通に付けていたよな。
という事はあれか? 天界も家電があるって事なのか?
……すごい気になってきた。
「あのさ、天界に家電ってあるのか?」
『家電? そりゃあ、あるわよ。テレビ、冷蔵庫、レンジ、洗濯機、タブレット、自動掃除機、あっアタシの部屋にはエアコンね。パソコンはアタシも含めて家族全員が疎いから持っていないわね』
現代の家にある物が基本揃っている。
俺は天界の家って旧古代ローマみたいな石造りの神殿で素朴なイメージしていた。
けど現実には家電でいっぱいな上に自動掃除機が走り回っていると来たもんだ。
うわー興味本位で聞いた俺が馬鹿だった、天界のイメージが一気に崩れ落ちてしまった。
『ちなみに、電源や電波といった電気関係は全て雷神に任せているから安心よ』
確かに雷を司る雷神なら、電気関係に間違いはないだろう。
ただ……その雷を操る力の使い方、間違っていませんかね。
それじゃあ、ただの電力会社ですやん。
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