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スライム編
西津 幸 にしづ こう
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男性
35歳
サーファー
担当女神:テュケ
攻撃:4
防御:6
速度:5
知能:3
幸運:35
「やっとわたしの番がきたのね! ずいぶん待たされたけど、幸運の女神なんだから、このタイミングで回ってくるのがベストオブベストってこと。最高の幸運で、新しい人生めいっぱい楽しんでね!」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
(おう、女神ちゃん任せて! 人生楽しむことに関しちゃ~、このコウ様はプロなのよ)
「ぷい~ん」
サーファーだった幸は、大波に飲まれて命を落とした。
だが、彼はそれを、不幸だとは思わなかった。
(コウ様は海とひとつになったのさ。その証拠に――)
(生まれ変わったら水の身体になってんだもんよ!)
「ぷいっぷ~!」
「なんだか騒がしいスライムだな」
部屋にはクロカイトがいた。
ガズたちが出て行ったあとも、久々のまともな会話の余韻を楽しんでいたのだ。
ジュバッ。
(ひゅ~、あっぶねー。黒い雷なんてイカすじゃんよ)
「ぴゅ~」
「おお? 外れただと? レベルカンストの我が攻撃を外すなど、いつ以来だ。どれ――」
ジュバッ。
(ひゅ~ひゅ~)
「ぴゅ~♪」
「すごいな、また外れたぞ。こいつは限界突破級の幸運スライムなのかもしれん」
まあ図鑑には関係ないから放っておくか、とクロカイトはつぶやいた。
(いや~、おっもしれ~世界だなここは。コウ様もっと遊びたいぜ)
「ぴゅっぴゅっぴゅ~ん」
幸は、部屋の奥の矢のトラップで遊ぶことにした。
カチッ。
ぽとっ。
カチッ。
ぽとっ。
カチッ。
ぽとっ。
(なんだこれ、矢が出てくる自販機みたいなやつ?)
「ぴゅや~」
トラップの矢は幸に向かって飛んでいたが、当たらずに床に落ちていた。
どんどん増える矢。
「おい、幸運で遊びすぎだ。幸運がまるで伸びないジョブである我への当てつけか何かか?」
ぶつぶつ言いながらも、クロカイトは自分が上機嫌だと感じていた。
仲間――それは初めて言われた言葉だった。
35歳
サーファー
担当女神:テュケ
攻撃:4
防御:6
速度:5
知能:3
幸運:35
「やっとわたしの番がきたのね! ずいぶん待たされたけど、幸運の女神なんだから、このタイミングで回ってくるのがベストオブベストってこと。最高の幸運で、新しい人生めいっぱい楽しんでね!」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
(おう、女神ちゃん任せて! 人生楽しむことに関しちゃ~、このコウ様はプロなのよ)
「ぷい~ん」
サーファーだった幸は、大波に飲まれて命を落とした。
だが、彼はそれを、不幸だとは思わなかった。
(コウ様は海とひとつになったのさ。その証拠に――)
(生まれ変わったら水の身体になってんだもんよ!)
「ぷいっぷ~!」
「なんだか騒がしいスライムだな」
部屋にはクロカイトがいた。
ガズたちが出て行ったあとも、久々のまともな会話の余韻を楽しんでいたのだ。
ジュバッ。
(ひゅ~、あっぶねー。黒い雷なんてイカすじゃんよ)
「ぴゅ~」
「おお? 外れただと? レベルカンストの我が攻撃を外すなど、いつ以来だ。どれ――」
ジュバッ。
(ひゅ~ひゅ~)
「ぴゅ~♪」
「すごいな、また外れたぞ。こいつは限界突破級の幸運スライムなのかもしれん」
まあ図鑑には関係ないから放っておくか、とクロカイトはつぶやいた。
(いや~、おっもしれ~世界だなここは。コウ様もっと遊びたいぜ)
「ぴゅっぴゅっぴゅ~ん」
幸は、部屋の奥の矢のトラップで遊ぶことにした。
カチッ。
ぽとっ。
カチッ。
ぽとっ。
カチッ。
ぽとっ。
(なんだこれ、矢が出てくる自販機みたいなやつ?)
「ぴゅや~」
トラップの矢は幸に向かって飛んでいたが、当たらずに床に落ちていた。
どんどん増える矢。
「おい、幸運で遊びすぎだ。幸運がまるで伸びないジョブである我への当てつけか何かか?」
ぶつぶつ言いながらも、クロカイトは自分が上機嫌だと感じていた。
仲間――それは初めて言われた言葉だった。
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