Lv1の最強勇者

レル

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第三章

【第45話】突撃訪問!魔王城 〜シュウヤサイド〜

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家を出て来たはいいもののクエストって言うのも嘘だし行く宛も無いのでどうしたものか……

「そう言えばアルの家はどうした?」

俺と会う前は自分の家に住んでた筈だし、丁度いい機会に行ってみたい

「ぼ、僕の家?とっても遠いから時間かかるよ?」

「空間移動あるだろ」

「じゃあ番犬がいてかなり凶暴だから危ないよ!」

「その番犬は今は家にいるだろ」

「そうだった…
うーんと、僕の部下達が部外者を許さないよ!」

「アルといれば大丈夫でしょ」

「……ほんとに行くの?」

「出来れば行ってみたい!」

アルは大きなため息をついた

「わかった、けど1つ言っておく
余計なことは言わないでね」

アルは空間魔法を発動させながら俺に険しい顔つきで言った






空間魔法を出ると見慣れない景色が広がった

「ここが僕の家、魔王城だよ」

連れてきてもらったのは魔王城
禍々しく光る城は何とも圧巻だな
黒い魔力が多いからか空は黒い雲に覆われているが周りが薄暗いことはなくはっきりと見えている
 
「ほう、ここがアルの実家か
なかなかかっこいいじゃん!」
 
「来る前に言ったこと覚えてるよね?」

「余計な事は言わないだろ?ちゃんと覚えてるって」

「言うこと聞かなかったら一生呪うからな…」

「こえーよ!
魔王の呪いとか洒落になんないから!」

そんな感じで騒ぎながら入口をくぐった途端何かが顔の横を通り過ぎた
後ろを振り向くと壁には柄の部分までしっかり埋まった包丁があった

「城を空けること約半年、その間何をしていたかと思えば人間界をフラついて、更に帰ってきたと思えば人間を連れているなんて
魔王としての自覚が無さすぎじゃありませんか?」

俺は声の主を見るために包丁が飛んできた方を見ると黒いドレスに身を包み金髪をなびかせながら階段を降りてくる紅い目をした女性がいた

「これは僕の客人だ
いくら僕の嫁だとしても無礼は許さない」

「チッ、失礼しました
お部屋にご案内します」

(今舌打ちしたよな!?)



アルの部屋に入るや否やすかさず防音魔法を部屋全体に広げる
その顔は普段人を嘲笑っている時の顔ではなく少し疲れた顔をしていた

「なんというか、ごめんな?」

「なんで謝るのさ、僕が家に帰ってきただけだろう?
シュウヤが謝ることはないさ」

「そう言えば、アルに嫁さんがいるなんて聞いてないぞ?」 

「別に聞かれなかったからね、普段はこの城でメイド長として働いているんだ
仕事モードの時は結構厳しいんだけど…」

その時扉が勢いよく開けられアルの嫁が入ってきた

「おかえりなさい!あぁあ、今日もカッコ可愛い!流石私のアル様!」

そう言ってアルに飛びついた

「逆に仕事モードが切れるとご覧の通り、めんどくさいくらい甘えて来るんだ
紹介しよう、僕の妻のエファだ」

「どうも!アルエリアの妻のエファ・リ・エルゼフです」

エファはアルに抱きついたまま俺に挨拶をした
はい、ごちそうさまでした
そのまま二人を残し俺は部屋を出た

「ん?おかしい…」

俺は違和感の正体がなんなのかすぐに分かった
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