私が貴方に死を告げた

レル

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【Arsenal of stellar space】
通称【AOS】と呼ばれる日本発のフルダイブVRゲームは世界を一瞬で熱狂の渦へと巻き込んだ。
名前からわかる通り、非常にSFテイストな世界を旅するプレイヤー達は宇宙船を操り、宇宙をまたにかけて各々のプレイスタイルを確立する。このゲームはプレイヤーの数だけストーリーが存在する程、非常に自由度の高いゲームだ。
そして俺はそんなゲームの世界大会の決勝戦舞台に今立っている。

「さぁ、ついにこの時がやって参りました!
この宇宙で1番強いパイロットが遂に決まります!さて、それでは選手の紹介をしていきましょう!」

司会の声に合わせ会場のボルテージも高まる。

「私の剣は主を護る為にある!今日の勝利も主へ捧げましょう!
機体名ヴァルキリー、フランス代表  マリー!」

大きな歓声が響き渡る

「相対するは最強の傭兵!無敗記録はいつまで続くんだ!
機体名バンシー、日本代表 月光!」

そんな会場様子を俺はコックピットで眺めていた
「見世物になるのは嫌だがこれでまた俺の名前が広がるな」
機材チェックを進めていると一本の通信が入ってきた。相手のマリーからだ

通信を受けると画面に女性が映し出された
「こんにちは、本日はよろしくお願いします」
「交戦前に通信を飛ばしてくるなんて随分と余裕なんだな」
俺は皮肉交じりにそう答えた
「いえ、余裕なんてありませんよ。それより最強と呼ばれるあなたの顔を一度見てみたかったので」
「そりゃどうも。想像よりイケメンで驚いたか?」
「ええ、とても」
マリーは口元を抑えてクスクスと笑っている
「だが悪いな。いくら俺好みの女の頼みでも今回の優勝を譲ってやるわけにはいかないンだわ」
それを聞いてマリーはキッと俺を睨んできた
「私が相手に勝利を懇願だと?笑わせるな!!私は私が掴んだ勝利を主へ捧げるのだ!手加減など情け無用!」

「それを聞いて安心したよ。八百長なんて頼んでくるような奴なら殺してた。もう二度とこの世界で生きられないほど、徹底的にな」
俺は笑いながら言った
「お前さんは合格だ。むしろ気に入った!だから、また俺に挑みたいと思うように美しく、優しく、ラッピングして敗北をプレゼントしてやるよ」
マリーは一瞬ぽかんとしたが笑って返してきた
「あなたの方こそ、そこまで言ったのです。負けた後どんな顔で私と会うのかちゃんと考えておいた方がいいですよ」
そういって通信は終了した

「…さて今回も負けられなくなっちまったな。今回も頼むよ相棒バンシー
試合開始まであと一分を切っていた
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