1 / 1
1話
しおりを挟む
【Arsenal of stellar space】
通称【AOS】と呼ばれる日本発のフルダイブVRゲームは世界を一瞬で熱狂の渦へと巻き込んだ。
名前からわかる通り、非常にSFテイストな世界を旅するプレイヤー達は宇宙船を操り、宇宙をまたにかけて各々のプレイスタイルを確立する。このゲームはプレイヤーの数だけストーリーが存在する程、非常に自由度の高いゲームだ。
そして俺はそんなゲームの世界大会の決勝戦舞台に今立っている。
「さぁ、ついにこの時がやって参りました!
この宇宙で1番強いパイロットが遂に決まります!さて、それでは選手の紹介をしていきましょう!」
司会の声に合わせ会場のボルテージも高まる。
「私の剣は主を護る為にある!今日の勝利も主へ捧げましょう!
機体名ヴァルキリー、フランス代表 マリー!」
大きな歓声が響き渡る
「相対するは最強の傭兵!無敗記録はいつまで続くんだ!
機体名バンシー、日本代表 月光!」
そんな会場様子を俺はコックピットで眺めていた
「見世物になるのは嫌だがこれでまた俺の名前が広がるな」
機材チェックを進めていると一本の通信が入ってきた。相手のマリーからだ
通信を受けると画面に女性が映し出された
「こんにちは、本日はよろしくお願いします」
「交戦前に通信を飛ばしてくるなんて随分と余裕なんだな」
俺は皮肉交じりにそう答えた
「いえ、余裕なんてありませんよ。それより最強と呼ばれるあなたの顔を一度見てみたかったので」
「そりゃどうも。想像よりイケメンで驚いたか?」
「ええ、とても」
マリーは口元を抑えてクスクスと笑っている
「だが悪いな。いくら俺好みの女の頼みでも今回の優勝を譲ってやるわけにはいかないンだわ」
それを聞いてマリーはキッと俺を睨んできた
「私が相手に勝利を懇願だと?笑わせるな!!私は私が掴んだ勝利を主へ捧げるのだ!手加減など情け無用!」
「それを聞いて安心したよ。八百長なんて頼んでくるような奴なら殺してた。もう二度とこの世界で生きられないほど、徹底的にな」
俺は笑いながら言った
「お前さんは合格だ。むしろ気に入った!だから、また俺に挑みたいと思うように美しく、優しく、ラッピングして敗北をプレゼントしてやるよ」
マリーは一瞬ぽかんとしたが笑って返してきた
「あなたの方こそ、そこまで言ったのです。負けた後どんな顔で私と会うのかちゃんと考えておいた方がいいですよ」
そういって通信は終了した
「…さて今回も負けられなくなっちまったな。今回も頼むよ相棒」
試合開始まであと一分を切っていた
通称【AOS】と呼ばれる日本発のフルダイブVRゲームは世界を一瞬で熱狂の渦へと巻き込んだ。
名前からわかる通り、非常にSFテイストな世界を旅するプレイヤー達は宇宙船を操り、宇宙をまたにかけて各々のプレイスタイルを確立する。このゲームはプレイヤーの数だけストーリーが存在する程、非常に自由度の高いゲームだ。
そして俺はそんなゲームの世界大会の決勝戦舞台に今立っている。
「さぁ、ついにこの時がやって参りました!
この宇宙で1番強いパイロットが遂に決まります!さて、それでは選手の紹介をしていきましょう!」
司会の声に合わせ会場のボルテージも高まる。
「私の剣は主を護る為にある!今日の勝利も主へ捧げましょう!
機体名ヴァルキリー、フランス代表 マリー!」
大きな歓声が響き渡る
「相対するは最強の傭兵!無敗記録はいつまで続くんだ!
機体名バンシー、日本代表 月光!」
そんな会場様子を俺はコックピットで眺めていた
「見世物になるのは嫌だがこれでまた俺の名前が広がるな」
機材チェックを進めていると一本の通信が入ってきた。相手のマリーからだ
通信を受けると画面に女性が映し出された
「こんにちは、本日はよろしくお願いします」
「交戦前に通信を飛ばしてくるなんて随分と余裕なんだな」
俺は皮肉交じりにそう答えた
「いえ、余裕なんてありませんよ。それより最強と呼ばれるあなたの顔を一度見てみたかったので」
「そりゃどうも。想像よりイケメンで驚いたか?」
「ええ、とても」
マリーは口元を抑えてクスクスと笑っている
「だが悪いな。いくら俺好みの女の頼みでも今回の優勝を譲ってやるわけにはいかないンだわ」
それを聞いてマリーはキッと俺を睨んできた
「私が相手に勝利を懇願だと?笑わせるな!!私は私が掴んだ勝利を主へ捧げるのだ!手加減など情け無用!」
「それを聞いて安心したよ。八百長なんて頼んでくるような奴なら殺してた。もう二度とこの世界で生きられないほど、徹底的にな」
俺は笑いながら言った
「お前さんは合格だ。むしろ気に入った!だから、また俺に挑みたいと思うように美しく、優しく、ラッピングして敗北をプレゼントしてやるよ」
マリーは一瞬ぽかんとしたが笑って返してきた
「あなたの方こそ、そこまで言ったのです。負けた後どんな顔で私と会うのかちゃんと考えておいた方がいいですよ」
そういって通信は終了した
「…さて今回も負けられなくなっちまったな。今回も頼むよ相棒」
試合開始まであと一分を切っていた
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
続・冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
の続編です。
アンドリューもそこそこ頑張るけど、続編で苦労するのはその息子かな?
辺境から結局建国することになったので、事務処理ハンパねぇー‼ってのを息子に押しつける俺です。楽隠居を決め込むつもりだったのになぁ。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる