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第1章 出張旅行
④
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何よ、邪魔してるのは、あなたの方じゃない!
「どうだい?しほりさんは、綺麗だろ。」
「ええ。確かに綺麗な方です。」
ずどーんと、私の頭の上に、重い物が乗った。
ええ、確かにお淑やかで、綺麗な方ですよ。
私は、くすんでしまいますよ。
本当は、私、来ない方がよかったんじゃないの?
そう思いながら、食事をしていると、副社長としほりさんの話は進んでいく。
「しほりさんは、お仕事は何されてるんですか。」
「父の会社の、手伝いをしています。」
「しほりさんのお父様は、全国ネットの花屋をやっていてね。」
全国ネットの花屋⁉
あのCMで有名な⁉
何よ、生粋のお嬢様なんだ。
「新田さんって、素敵な方ですね。」
しかも副社長と一緒に、日本酒を飲んでいるしほりさんが、妙に色っぽい。
「今度、プライベートでお会いできないかしら。」
しかも、積極的⁉
「ええ。ぜひ。」
あーあ。こんな美人に誘われたら、そりゃあ受けるよね。
私は近くにあったお酒を、くいっと飲んだ。
「あっ、里佳子君。それ、芋焼酎!」
「えっ……」
飲んだ途端、目の前がクラっとなった。
「大丈夫か?里佳子君。」
「お冷、ありますよ。」
しほりさんにも、心配されて何やってんだろう、私。
「専務。今日はこれで、失礼します。」
「えっ……新田君⁉」
専務としほりさんを置いて、副社長は私を抱え込んだ。
「では、では。」
私と副社長は、ささっと部屋を出て、お店を出て、タクシーに乗った。
まだ、クラクラしている。
「すみません、副社長。」
「いや、俺もそろそろ帰りたかった頃だから。」
副社長の優しさに、涙が出て来た。
「よかったんですか。しほりさんと連絡先、交換しないで。」
「専務が勝手に、キャスティングしてくれるよ。」
という事は、やっぱり行くんだ。
しほりさんとのデート。
胸がズキズキ痛い。
「さあ、着いたよ。宿泊先。」
酔っているせいか、ホテルがキラキラしているように見える。
「歩ける?里佳子君。」
また副社長に抱えられて、ホテルにチェックイン。
エレベーターに乗り、部屋のベッドに降ろされた。
「こんなんじゃあ、足手まといですね。」
「気にするな。そう言う日もあるよ。」
「どうだい?しほりさんは、綺麗だろ。」
「ええ。確かに綺麗な方です。」
ずどーんと、私の頭の上に、重い物が乗った。
ええ、確かにお淑やかで、綺麗な方ですよ。
私は、くすんでしまいますよ。
本当は、私、来ない方がよかったんじゃないの?
そう思いながら、食事をしていると、副社長としほりさんの話は進んでいく。
「しほりさんは、お仕事は何されてるんですか。」
「父の会社の、手伝いをしています。」
「しほりさんのお父様は、全国ネットの花屋をやっていてね。」
全国ネットの花屋⁉
あのCMで有名な⁉
何よ、生粋のお嬢様なんだ。
「新田さんって、素敵な方ですね。」
しかも副社長と一緒に、日本酒を飲んでいるしほりさんが、妙に色っぽい。
「今度、プライベートでお会いできないかしら。」
しかも、積極的⁉
「ええ。ぜひ。」
あーあ。こんな美人に誘われたら、そりゃあ受けるよね。
私は近くにあったお酒を、くいっと飲んだ。
「あっ、里佳子君。それ、芋焼酎!」
「えっ……」
飲んだ途端、目の前がクラっとなった。
「大丈夫か?里佳子君。」
「お冷、ありますよ。」
しほりさんにも、心配されて何やってんだろう、私。
「専務。今日はこれで、失礼します。」
「えっ……新田君⁉」
専務としほりさんを置いて、副社長は私を抱え込んだ。
「では、では。」
私と副社長は、ささっと部屋を出て、お店を出て、タクシーに乗った。
まだ、クラクラしている。
「すみません、副社長。」
「いや、俺もそろそろ帰りたかった頃だから。」
副社長の優しさに、涙が出て来た。
「よかったんですか。しほりさんと連絡先、交換しないで。」
「専務が勝手に、キャスティングしてくれるよ。」
という事は、やっぱり行くんだ。
しほりさんとのデート。
胸がズキズキ痛い。
「さあ、着いたよ。宿泊先。」
酔っているせいか、ホテルがキラキラしているように見える。
「歩ける?里佳子君。」
また副社長に抱えられて、ホテルにチェックイン。
エレベーターに乗り、部屋のベッドに降ろされた。
「こんなんじゃあ、足手まといですね。」
「気にするな。そう言う日もあるよ。」
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