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第1章 秘密
③
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数日後、秋香からまた合コンのお誘いがあった。
「なんで?白石さんと、駄目だったの?」
「私は上手くいってるわよ。夏海の為に開くの。」
「ありがとう!秋香!」
私は、秋香を抱きしめた。
「この前は、ランチ行けなくてごめんね。」
「いいわよ。門馬と一緒だったんでしょ?」
そう。
あの後、付きっきりで企画書を書かされ、せっかくのパスタも食べた気がせず、その上のダメ出しに、生きた心地がしなかった。
「ここで、一気に先週の分を盛り返すわよ~!」
合コンの失敗も、門馬雪人の嫌がらせも、全ー部忘れちゃうもんね。
「あっ、でさ。今回の合コン、社長じゃないんだ。」
「えっ?そうなの?」
私は一瞬、しゅんとなった。
相手が会社の社長じゃなかったら、意味ないのにな。
「しかも、この会社の人。」
「この会社!?」
益々しゅんとなった。
だってこの会社、いい人いないんだもん。
「そうがっかりしないでさ。もしかしたら、掘り出し物がいるかもしれないじゃない?」
「掘り出し物ねえ。」
私は、10秒考えて手を叩いた。
「そうだよね。最初から諦めてたら、掘り出し物も見つけられないよね。」
「そうこなくっちゃ!」
私と秋香は、ハイタッチして合コンの準備を始めた。
「よかった。今日、スカート履いて来て。」
「と言うより、雪でも降らないと、夏海はパンツなんて履いて来ないでしょ。」
化粧を直して、秋香と一緒に会社を出た。
「ここで待ち合わせなんだよね。」
うちの会社の目の前には、大きな植木がある。
そこが結構、待ち合わせ場所になっている。
「ねえ、今日の人はどんな繋がり?」
「そうだなぁ。廊下で声を掛けられたって言うか。」
秋香は、クスッと笑った。
「それって……ナンパ?」
「やだ、そんな古臭い言い方しないでよ!」
私は、秋香に背中を叩かれた。
えっ?
ナンパじゃなかったら、何て言うの?
「あ、来た来た!」
秋香が思いっきり、手を挙げる。
相手も秋香に手を振っている。
でも、相手は一人だ。
えっ?
これって、本当に合コン?
ただ単に、秋香と飲みたかっただけなんじゃない?
「ごめん、お待たせ。」
男の人は、すごく爽やかな人だった。
「若林さんのお友達?」
「はい。同期でもあるんです。」
相手の男の人は私を見ると、爽やかスマイルを見せた。
「伊達です。よろしく。」
「あっ、市川です。宜しくお願いします。」
一応、頭を下げて挨拶をする。
感じ悪くしたら、後で何言われるか、分からないもんね。
「ねえねえ。もしかして伊達さん、一人?」
「変ね。もう一人来るって言ってたのに。」
秋香はあくまで、私に付いてきてほしいみたいだ。
可哀相に、伊達さん。
「あの、もう一人の方は?」
「ああ、残業があるとかで、後でくるらしい。」
「そうなんですか。」
秋香は笑顔で私の肩を叩いた。
「痛いな、何?」
「夏海、チャンスよ。」
「チャンス?」
秋香は、私の耳元でこう囁いた。
「残業しているって事は、普段女性と出会うチャンスが少ないって事でしょ。」
「うんうん。」
「しかも、出世する事間違いなし!もしかして、未来の社長コースかもよ!」
私の目の前が、パーッと開けた気がした。
「うんうん!それいいね。」
「でしょ?」
よおし。
今日の合コンは、気合入れていくぞ!
私がガッツポーズをした途端、伊達さんは『じゃあ、お店に移動しますか?』と、気の利いたお誘い。
私と秋香は軽い足取りで、伊達さんの後を追いかけて行った。
着いたお店は、普通の居酒屋だった。
椅子とテーブルが木製の、ちょっとレトロな感じ。
「いい雰囲気ですね。」
「でしょ?」
伊達さんはカッコいいのに、こういう雰囲気も似合う。
「最初に頼んじゃおうか。それとも飲み放にする?」
伊達さんの友達感覚に、ちょっとクェスチョンマークが。
これって、合コンだよね。
やっぱり伊達さん。
秋香と二人で、来たかったんじゃ……
私は、秋香をちらっと見た。
「ん?」
気づいてないようだから、私は秋香に、小声で言ってやった。
「伊達さん、秋香と二人きりになりたいんじゃない?」
「うん……」
なんだ、知っているのか。
よし。
こうなったら、もう一人の相手と、早々に店を出よう。
その時だ。
居酒屋の扉がスーッと開いて、入って来た男に私は、目が点になった。
あのクールなドS、門馬雪人だったからだ。
私は咄嗟に、顔を背けた。
どうして、あいつがここにいるの?
って言うか、私達に気づかないで。
「おっ、来た来た。」
伊達さんが、手招きをしている。
「先輩、すみません。」
そう言って、やって来たのは……
そう。
門馬雪人だった。
奴は、固まったままの私の前に、ストンと座った。
コートを脱いで、空いている椅子にドサッと置く。
「あれ?市川と若林じゃん。」
「もう一人って、門馬だったの?」
秋香と門馬雪人は、驚きもせずに会社と同じように、会話している。
そりゃそうだ。
秋香は、伊達さんに誘われたから来ただけで、もう一人が誰だって構わない。
じゃあ、門馬雪人は?
私はチラッと、奴を見た。
こっちも先輩に誘われたから、来た模様。
合コンなんて、鼻から思っていない。
しくじった。
どうやら、合コンだと思っているのは、私だけみたい。
「思いのほか、門馬が早く来たし。4人で飲み放題にしようか。」
伊達さんのその意見に、激しく首を縦に振った。
ごめん、秋香。
相手が門馬雪人なら、二人きりになりたくない。
それなのに、だ。
「いいですよ、先輩。俺、一杯呑んだら帰りますから。」
「何だよ。いいじゃないか、ずっといたって。」
伊達さんが、門馬雪人の肩に腕を回す。
「いや、本当。明日も早いんで。なあ、市川。」
そう言って向かい側の席の門馬雪人が、私にウィンクをする。
ええ!?
もしかして奴も、伊達さんと秋香を二人にしようと?
いや、無理無理。
あなたと二人で店を出るなんて、無理!
それに、合コンじゃないと分かったら、呑みたいし!
「そうか。残念だな。」
いやいや、伊達さん。
全然、残念がってないし。
それよりも、秋香と二人きりになれるから、嬉しそうだし!
「じゃあ、飲み物頼もう。ビールの人!」
私は思いっきり、手を挙げた。
「おっ、今日はカクテルじゃないのか。」
門馬雪人が、私の顔を覗く。
「うん。今日はなんだか、ビールって気分でぇ。」
奴相手に、可愛らしさを売る必要はない。
「私は、レモンサワーかな。」
秋香は居酒屋でも、可愛らしさを売るつもりだ。
それも相手が、伊達さんだからかな。
白石さんとも上手くいっているのに、抜け目ないな。
そんな事を思っていると、飲み物は直ぐにやってきた。
「じゃあ、俺達の出会いを祝して、乾杯!」
「乾杯!」
一つのサワーに、三つのビールって、どう見たって合わない。
でも、気持ちを切り替えたんだから、いいか。
「伊達さんは、趣味は何ですか?」
「俺?実はサーフィンに今、はまっていて。」
「へえ。」
秋香と伊達さんの会話を聞きながら、私はおつまみで頼んだ、枝豆を口の中に入れた。
「なんで?白石さんと、駄目だったの?」
「私は上手くいってるわよ。夏海の為に開くの。」
「ありがとう!秋香!」
私は、秋香を抱きしめた。
「この前は、ランチ行けなくてごめんね。」
「いいわよ。門馬と一緒だったんでしょ?」
そう。
あの後、付きっきりで企画書を書かされ、せっかくのパスタも食べた気がせず、その上のダメ出しに、生きた心地がしなかった。
「ここで、一気に先週の分を盛り返すわよ~!」
合コンの失敗も、門馬雪人の嫌がらせも、全ー部忘れちゃうもんね。
「あっ、でさ。今回の合コン、社長じゃないんだ。」
「えっ?そうなの?」
私は一瞬、しゅんとなった。
相手が会社の社長じゃなかったら、意味ないのにな。
「しかも、この会社の人。」
「この会社!?」
益々しゅんとなった。
だってこの会社、いい人いないんだもん。
「そうがっかりしないでさ。もしかしたら、掘り出し物がいるかもしれないじゃない?」
「掘り出し物ねえ。」
私は、10秒考えて手を叩いた。
「そうだよね。最初から諦めてたら、掘り出し物も見つけられないよね。」
「そうこなくっちゃ!」
私と秋香は、ハイタッチして合コンの準備を始めた。
「よかった。今日、スカート履いて来て。」
「と言うより、雪でも降らないと、夏海はパンツなんて履いて来ないでしょ。」
化粧を直して、秋香と一緒に会社を出た。
「ここで待ち合わせなんだよね。」
うちの会社の目の前には、大きな植木がある。
そこが結構、待ち合わせ場所になっている。
「ねえ、今日の人はどんな繋がり?」
「そうだなぁ。廊下で声を掛けられたって言うか。」
秋香は、クスッと笑った。
「それって……ナンパ?」
「やだ、そんな古臭い言い方しないでよ!」
私は、秋香に背中を叩かれた。
えっ?
ナンパじゃなかったら、何て言うの?
「あ、来た来た!」
秋香が思いっきり、手を挙げる。
相手も秋香に手を振っている。
でも、相手は一人だ。
えっ?
これって、本当に合コン?
ただ単に、秋香と飲みたかっただけなんじゃない?
「ごめん、お待たせ。」
男の人は、すごく爽やかな人だった。
「若林さんのお友達?」
「はい。同期でもあるんです。」
相手の男の人は私を見ると、爽やかスマイルを見せた。
「伊達です。よろしく。」
「あっ、市川です。宜しくお願いします。」
一応、頭を下げて挨拶をする。
感じ悪くしたら、後で何言われるか、分からないもんね。
「ねえねえ。もしかして伊達さん、一人?」
「変ね。もう一人来るって言ってたのに。」
秋香はあくまで、私に付いてきてほしいみたいだ。
可哀相に、伊達さん。
「あの、もう一人の方は?」
「ああ、残業があるとかで、後でくるらしい。」
「そうなんですか。」
秋香は笑顔で私の肩を叩いた。
「痛いな、何?」
「夏海、チャンスよ。」
「チャンス?」
秋香は、私の耳元でこう囁いた。
「残業しているって事は、普段女性と出会うチャンスが少ないって事でしょ。」
「うんうん。」
「しかも、出世する事間違いなし!もしかして、未来の社長コースかもよ!」
私の目の前が、パーッと開けた気がした。
「うんうん!それいいね。」
「でしょ?」
よおし。
今日の合コンは、気合入れていくぞ!
私がガッツポーズをした途端、伊達さんは『じゃあ、お店に移動しますか?』と、気の利いたお誘い。
私と秋香は軽い足取りで、伊達さんの後を追いかけて行った。
着いたお店は、普通の居酒屋だった。
椅子とテーブルが木製の、ちょっとレトロな感じ。
「いい雰囲気ですね。」
「でしょ?」
伊達さんはカッコいいのに、こういう雰囲気も似合う。
「最初に頼んじゃおうか。それとも飲み放にする?」
伊達さんの友達感覚に、ちょっとクェスチョンマークが。
これって、合コンだよね。
やっぱり伊達さん。
秋香と二人で、来たかったんじゃ……
私は、秋香をちらっと見た。
「ん?」
気づいてないようだから、私は秋香に、小声で言ってやった。
「伊達さん、秋香と二人きりになりたいんじゃない?」
「うん……」
なんだ、知っているのか。
よし。
こうなったら、もう一人の相手と、早々に店を出よう。
その時だ。
居酒屋の扉がスーッと開いて、入って来た男に私は、目が点になった。
あのクールなドS、門馬雪人だったからだ。
私は咄嗟に、顔を背けた。
どうして、あいつがここにいるの?
って言うか、私達に気づかないで。
「おっ、来た来た。」
伊達さんが、手招きをしている。
「先輩、すみません。」
そう言って、やって来たのは……
そう。
門馬雪人だった。
奴は、固まったままの私の前に、ストンと座った。
コートを脱いで、空いている椅子にドサッと置く。
「あれ?市川と若林じゃん。」
「もう一人って、門馬だったの?」
秋香と門馬雪人は、驚きもせずに会社と同じように、会話している。
そりゃそうだ。
秋香は、伊達さんに誘われたから来ただけで、もう一人が誰だって構わない。
じゃあ、門馬雪人は?
私はチラッと、奴を見た。
こっちも先輩に誘われたから、来た模様。
合コンなんて、鼻から思っていない。
しくじった。
どうやら、合コンだと思っているのは、私だけみたい。
「思いのほか、門馬が早く来たし。4人で飲み放題にしようか。」
伊達さんのその意見に、激しく首を縦に振った。
ごめん、秋香。
相手が門馬雪人なら、二人きりになりたくない。
それなのに、だ。
「いいですよ、先輩。俺、一杯呑んだら帰りますから。」
「何だよ。いいじゃないか、ずっといたって。」
伊達さんが、門馬雪人の肩に腕を回す。
「いや、本当。明日も早いんで。なあ、市川。」
そう言って向かい側の席の門馬雪人が、私にウィンクをする。
ええ!?
もしかして奴も、伊達さんと秋香を二人にしようと?
いや、無理無理。
あなたと二人で店を出るなんて、無理!
それに、合コンじゃないと分かったら、呑みたいし!
「そうか。残念だな。」
いやいや、伊達さん。
全然、残念がってないし。
それよりも、秋香と二人きりになれるから、嬉しそうだし!
「じゃあ、飲み物頼もう。ビールの人!」
私は思いっきり、手を挙げた。
「おっ、今日はカクテルじゃないのか。」
門馬雪人が、私の顔を覗く。
「うん。今日はなんだか、ビールって気分でぇ。」
奴相手に、可愛らしさを売る必要はない。
「私は、レモンサワーかな。」
秋香は居酒屋でも、可愛らしさを売るつもりだ。
それも相手が、伊達さんだからかな。
白石さんとも上手くいっているのに、抜け目ないな。
そんな事を思っていると、飲み物は直ぐにやってきた。
「じゃあ、俺達の出会いを祝して、乾杯!」
「乾杯!」
一つのサワーに、三つのビールって、どう見たって合わない。
でも、気持ちを切り替えたんだから、いいか。
「伊達さんは、趣味は何ですか?」
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