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第7話 新たな刺客
③
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「えっ……」
「手は尽くしましたが、おそらく……」
それに続く言葉は、言わずとも分かっていた。
子は、死んでしまったのだ。
フラフラと、黄杏の屋敷を出る信志。
月夜の中で、膝をついた。
「うわああああああああ!」
初めての子が、この世に産まれる前に、死んでしまった。
それは信志にとって、身が切られる程の、悲しみだった。
その叫び声を聞いた、他のお妃達が、屋敷の外に出る。
皆、あの叫び声が、信寧王だと分かったのだ。
「信志様?」
「王?」
紅梅と青蘭が、恐る恐る信志に近づく。
だが、そんな二人に気づく様子もなく、王は体を震わせ、泣いている。
「もしかして、黄杏さんのお子、ダメだったのでは……」
紅梅が顔を覆う。
「えっ?」
事情を知らない青蘭は、黄杏の屋敷に向かう。
青蘭が屋敷の中を覗いた時、黄杏が意識を失っている間に、医師がお子の処理をしていた。
血まみれの寝台。
青蘭は、倒れそうになるのを我慢しながら、屋敷を出た。
その時だった。
黄杏付きの女人、黒音が窓から屋敷の窓の中を、覗いていた。
黄杏付きのはずなのに、看病するしないどころか、屋敷にも入らないなんて。
「ククククッ。」
しかも、笑っている。
黄杏の子が死んで、笑っている。
青蘭は、不可解に思いながら、紅梅と王の元へ戻った。
そこには、白蓮も駆けつけていた。
「青蘭。何があったのです?」
白蓮は一切、何も知らないようだ。
「黄杏さんのお腹のお子が、お亡くなりになったようです。」
「えっ!?」
白蓮は驚いて、地面に倒れ込んでしまった。
跡継ぎができる事は、この夫婦の長年の悲願だったと言うのに。
「紅梅さん。奥様を頼める?」
「ええ。大丈夫よ。」
紅梅は、悲しみに暮れている白蓮を、抱き起こすと、屋敷まで一緒に着いて行った。
そして青蘭は、王の腕を肩に回し、何とか自分の屋敷に、連れて行った。
「王。横になってください。」
服を脱がせ、自分の寝台に信志を寝かせる。
情事以外で、王を寝台に寝かせるとは。
青蘭は、複雑な気持ちでいっぱいだった。
憎んでいた相手。
誰が、この者の子など孕むかと、意地を張っていた時代。
それも全て、懐かしいだけだった。
夜更けだった事もあり、青蘭は何も言わずに、信志の横で眠りに入った。
そして一時程して、信志が起き上がっている事に、気づいた。
「信志様。」
寒くないかと、上着を羽織らせた。
「なあ、青蘭。なぜ子は、死んでしまったのかな。」
青蘭は答えられなかった。
「もしかしたら、今までこの手で殺してきた、祟りなのか。」
「信志様?」
「そなたの父を討ち取った時、『この恨み、子孫まで!』と言われた。いつか、そなたに子ができ、その者に命を狙われるのかと考えもしたが、まさか子孫ができないとは……」
「考え過ぎです!」
青蘭は、王を後ろから抱き締めた。
「父も、今の私を見れば、王をお許し下さいます!お亡くなりになったのは、まだお一人ではございませんか!これからまだまだ、お子はできます!」
「青蘭……」
いつもは力強い王も、今日ばかりは、か弱い女人のようだ。
だからこそ青蘭は、あの黒音の笑みが、気になって仕方なかった。
なぜ主人が酷い目に逢っているのに、微笑みを浮かべる事ができるのか。
答えは簡単。
黄杏の子が亡くなる事を、黒音自身、望んでいたからだ。
ではなぜ?
そして、黒音自身が手を出したのか、それとも他の女人にやらせたのか。
ともかく青蘭は、黒音を調べてみようと、心に誓った。
それから数日して、お付きの女人が、黒音を調べてきた。
「青蘭様。黒音は時々、自分が妃になって王の跡継ぎを産み、国母になるのだと、周りに言っていたそうです。しかも掃除人や洗濯人など、あまりお妃様達と接点がない者達に。」
「何ですって!」
妃付きの女人でありながら、自分が妃になり、その上国母になりたいとは。
卑しい身分でありながら、なんて事を思い付くのだ。
「それで?黒音が、黄杏さんに手を出したの?」
「そう思われます。実は黄杏様が、ご懐妊後しばらくの間、つわりに悩まされたとか。」
「つわり?本当なの?」
「はい。ただ、直ぐに治まったそうでございます。」
「そうだったの。その為に、私達にも分からなかったのか。」
「そのつわりなのですが……」
女人は、一歩青蘭に近づいた。
「これは老婆の元洗濯人に聞いた話なのですが、黒音はあまりにも重い黄杏様のつわりを、その老婆に相談したそうです。老婆は薬草がいいと薦めたのですが、その時に、『重いつわりなら、お子は男の子じゃな。』と言ったそうです。」
「男の子!?それで?実際、黄杏さんのお子は?」
「医師に聞いた話ですと、やはり男の子だったそうです。」
「そんな……」
青蘭は椅子の上で、ぐったりした。
「産まれていれば、王も奥様も、どれだけ喜ばれた事か……」
「黄杏様は、毎日お里から送られてきた薬草を、飲んでいらっしゃいました。黒音はその中に、流産を促す薬を入れていたのだと思います。」
「黒音が……黒音が、薬草を毎日準備していたのか。」
「はい。」
あの日、外から屋敷の中を覗いていた、黒音の笑った顔が、青蘭の頭から離れない。
私が未来の国王を産むまで、他の女に、跡継ぎが産ませてなるものか。
そんな声が、聞こえてきそうだ。
「黄杏さんに、面会はできて?」
「はい。黄杏様ももう、起き上がれるそうです。」
「そう。では、お見舞いに行って来ましょう。」
青蘭は立ち上がると、昼間、黄杏の屋敷へと立ち寄った。
「まあ、青蘭さん。」
黄杏は、黒音に看護されながら、部屋の椅子に座っていた。
青蘭は、息をゴクリと飲んだ。
こんな時に、黒音がいるなんて。
なんとか黒音を、黄杏から離す手立ては、ないのか。
「黒音。水を汲んできて来てくれない?」
青蘭は黒音に、お椀を渡した。
「畏まりました。」
黒音は青蘭からそのお椀を受けとると、直ぐ、他の女人に頼んでしまった。
黄杏付きの女人の中でも、特に黄杏の信頼が厚い黒音は、他の女人も束ねている女人頭だ。
青蘭は、困り果てた。
黒音を黄杏から引き離すのは、一筋縄ではいかない。
「お体はもう、よろしくて?黄杏さん。」
「ええ。お陰様で。黒音の介護がいいので、治りも早いわ。」
青蘭はちらっと、黒音を見た。
「……黒音は、頼りになるわね。」
青蘭がそう言うと、黄杏は穏やかな顔でこう言った。
「そうなの。里の村から宮殿に来るまでの間の、旅で知り合ったんだけど、屈託がなくて、話も合ってね。」
「旅の途中で?へえ。」
「何かとよく気づいて、お世話してくれるの。本当に私付きの女人になってくれて、よかったわ。」
黄杏は黒音に、絶大な信頼を置いているらしい。
そんな黄杏に、子を殺した犯人は黒音だと言えば、逆に自分が疑われるかもしれない。
「そう言えば、風の噂で聞いたのだけど。」
青蘭は、女人に注いでもらったお椀に、口を付けた。
「黒音。あなた、お妃の座を、狙っているんですって?」
それを聞いた黒音は、一切慌てる様子もない。
「滅相もございません。私には、そのような身分は、勿体無く存じます。」
さらりと、笑顔で受け流す。
「あら。でも、皇太子を産んで、国母にもなりたいと言ってるみたいじゃない?」
「え?」
これには、黙って話を聞いていた黄杏も、目を丸くして驚く。
「黒音。あなた、そんな事を考えていたの?」
優しく尋ねる黄杏。
「とんでもございません。ただの噂でございますよ、黄杏奥様。」
黒音は、ニコッと笑うと、他の女人と一緒に、青蘭へのお菓子を選び始めた。
青蘭は、今だと思った。
そっと、黄杏に近づき、耳元で囁く。
「今の話、全てが嘘ではありませんよ。」
黄杏は、チラッと青蘭を見た。
「掃除人や洗濯人に、そう申しているそうよ。」
そう言って青蘭は、黄杏から離れた。
「さあ、青蘭様。こちらは、街から取り寄せた、美味なるお菓子でございます。」
「有り難う。」
青蘭はそ知らぬ顔で、そのお菓子を口の中に入れた。
「まあ、美味しいお菓子だこと。」
「有り難うございます。」
黒音は、満足げに頭を下げた。
そっと、目を合わせる黄杏と青蘭。
まさか、お腹の子を亡くしたのも、黒音のせい?
黄杏の言葉にならない質問に、軽く頷いた青蘭。
黄杏は、ため息をつくのも我慢し、じーっと黒音を見つめた。
心を許し合う女人が、子供を殺した犯人。
黄杏は、複雑な心でいっぱいだった。
「手は尽くしましたが、おそらく……」
それに続く言葉は、言わずとも分かっていた。
子は、死んでしまったのだ。
フラフラと、黄杏の屋敷を出る信志。
月夜の中で、膝をついた。
「うわああああああああ!」
初めての子が、この世に産まれる前に、死んでしまった。
それは信志にとって、身が切られる程の、悲しみだった。
その叫び声を聞いた、他のお妃達が、屋敷の外に出る。
皆、あの叫び声が、信寧王だと分かったのだ。
「信志様?」
「王?」
紅梅と青蘭が、恐る恐る信志に近づく。
だが、そんな二人に気づく様子もなく、王は体を震わせ、泣いている。
「もしかして、黄杏さんのお子、ダメだったのでは……」
紅梅が顔を覆う。
「えっ?」
事情を知らない青蘭は、黄杏の屋敷に向かう。
青蘭が屋敷の中を覗いた時、黄杏が意識を失っている間に、医師がお子の処理をしていた。
血まみれの寝台。
青蘭は、倒れそうになるのを我慢しながら、屋敷を出た。
その時だった。
黄杏付きの女人、黒音が窓から屋敷の窓の中を、覗いていた。
黄杏付きのはずなのに、看病するしないどころか、屋敷にも入らないなんて。
「ククククッ。」
しかも、笑っている。
黄杏の子が死んで、笑っている。
青蘭は、不可解に思いながら、紅梅と王の元へ戻った。
そこには、白蓮も駆けつけていた。
「青蘭。何があったのです?」
白蓮は一切、何も知らないようだ。
「黄杏さんのお腹のお子が、お亡くなりになったようです。」
「えっ!?」
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「紅梅さん。奥様を頼める?」
「ええ。大丈夫よ。」
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そして青蘭は、王の腕を肩に回し、何とか自分の屋敷に、連れて行った。
「王。横になってください。」
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青蘭は、複雑な気持ちでいっぱいだった。
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誰が、この者の子など孕むかと、意地を張っていた時代。
それも全て、懐かしいだけだった。
夜更けだった事もあり、青蘭は何も言わずに、信志の横で眠りに入った。
そして一時程して、信志が起き上がっている事に、気づいた。
「信志様。」
寒くないかと、上着を羽織らせた。
「なあ、青蘭。なぜ子は、死んでしまったのかな。」
青蘭は答えられなかった。
「もしかしたら、今までこの手で殺してきた、祟りなのか。」
「信志様?」
「そなたの父を討ち取った時、『この恨み、子孫まで!』と言われた。いつか、そなたに子ができ、その者に命を狙われるのかと考えもしたが、まさか子孫ができないとは……」
「考え過ぎです!」
青蘭は、王を後ろから抱き締めた。
「父も、今の私を見れば、王をお許し下さいます!お亡くなりになったのは、まだお一人ではございませんか!これからまだまだ、お子はできます!」
「青蘭……」
いつもは力強い王も、今日ばかりは、か弱い女人のようだ。
だからこそ青蘭は、あの黒音の笑みが、気になって仕方なかった。
なぜ主人が酷い目に逢っているのに、微笑みを浮かべる事ができるのか。
答えは簡単。
黄杏の子が亡くなる事を、黒音自身、望んでいたからだ。
ではなぜ?
そして、黒音自身が手を出したのか、それとも他の女人にやらせたのか。
ともかく青蘭は、黒音を調べてみようと、心に誓った。
それから数日して、お付きの女人が、黒音を調べてきた。
「青蘭様。黒音は時々、自分が妃になって王の跡継ぎを産み、国母になるのだと、周りに言っていたそうです。しかも掃除人や洗濯人など、あまりお妃様達と接点がない者達に。」
「何ですって!」
妃付きの女人でありながら、自分が妃になり、その上国母になりたいとは。
卑しい身分でありながら、なんて事を思い付くのだ。
「それで?黒音が、黄杏さんに手を出したの?」
「そう思われます。実は黄杏様が、ご懐妊後しばらくの間、つわりに悩まされたとか。」
「つわり?本当なの?」
「はい。ただ、直ぐに治まったそうでございます。」
「そうだったの。その為に、私達にも分からなかったのか。」
「そのつわりなのですが……」
女人は、一歩青蘭に近づいた。
「これは老婆の元洗濯人に聞いた話なのですが、黒音はあまりにも重い黄杏様のつわりを、その老婆に相談したそうです。老婆は薬草がいいと薦めたのですが、その時に、『重いつわりなら、お子は男の子じゃな。』と言ったそうです。」
「男の子!?それで?実際、黄杏さんのお子は?」
「医師に聞いた話ですと、やはり男の子だったそうです。」
「そんな……」
青蘭は椅子の上で、ぐったりした。
「産まれていれば、王も奥様も、どれだけ喜ばれた事か……」
「黄杏様は、毎日お里から送られてきた薬草を、飲んでいらっしゃいました。黒音はその中に、流産を促す薬を入れていたのだと思います。」
「黒音が……黒音が、薬草を毎日準備していたのか。」
「はい。」
あの日、外から屋敷の中を覗いていた、黒音の笑った顔が、青蘭の頭から離れない。
私が未来の国王を産むまで、他の女に、跡継ぎが産ませてなるものか。
そんな声が、聞こえてきそうだ。
「黄杏さんに、面会はできて?」
「はい。黄杏様ももう、起き上がれるそうです。」
「そう。では、お見舞いに行って来ましょう。」
青蘭は立ち上がると、昼間、黄杏の屋敷へと立ち寄った。
「まあ、青蘭さん。」
黄杏は、黒音に看護されながら、部屋の椅子に座っていた。
青蘭は、息をゴクリと飲んだ。
こんな時に、黒音がいるなんて。
なんとか黒音を、黄杏から離す手立ては、ないのか。
「黒音。水を汲んできて来てくれない?」
青蘭は黒音に、お椀を渡した。
「畏まりました。」
黒音は青蘭からそのお椀を受けとると、直ぐ、他の女人に頼んでしまった。
黄杏付きの女人の中でも、特に黄杏の信頼が厚い黒音は、他の女人も束ねている女人頭だ。
青蘭は、困り果てた。
黒音を黄杏から引き離すのは、一筋縄ではいかない。
「お体はもう、よろしくて?黄杏さん。」
「ええ。お陰様で。黒音の介護がいいので、治りも早いわ。」
青蘭はちらっと、黒音を見た。
「……黒音は、頼りになるわね。」
青蘭がそう言うと、黄杏は穏やかな顔でこう言った。
「そうなの。里の村から宮殿に来るまでの間の、旅で知り合ったんだけど、屈託がなくて、話も合ってね。」
「旅の途中で?へえ。」
「何かとよく気づいて、お世話してくれるの。本当に私付きの女人になってくれて、よかったわ。」
黄杏は黒音に、絶大な信頼を置いているらしい。
そんな黄杏に、子を殺した犯人は黒音だと言えば、逆に自分が疑われるかもしれない。
「そう言えば、風の噂で聞いたのだけど。」
青蘭は、女人に注いでもらったお椀に、口を付けた。
「黒音。あなた、お妃の座を、狙っているんですって?」
それを聞いた黒音は、一切慌てる様子もない。
「滅相もございません。私には、そのような身分は、勿体無く存じます。」
さらりと、笑顔で受け流す。
「あら。でも、皇太子を産んで、国母にもなりたいと言ってるみたいじゃない?」
「え?」
これには、黙って話を聞いていた黄杏も、目を丸くして驚く。
「黒音。あなた、そんな事を考えていたの?」
優しく尋ねる黄杏。
「とんでもございません。ただの噂でございますよ、黄杏奥様。」
黒音は、ニコッと笑うと、他の女人と一緒に、青蘭へのお菓子を選び始めた。
青蘭は、今だと思った。
そっと、黄杏に近づき、耳元で囁く。
「今の話、全てが嘘ではありませんよ。」
黄杏は、チラッと青蘭を見た。
「掃除人や洗濯人に、そう申しているそうよ。」
そう言って青蘭は、黄杏から離れた。
「さあ、青蘭様。こちらは、街から取り寄せた、美味なるお菓子でございます。」
「有り難う。」
青蘭はそ知らぬ顔で、そのお菓子を口の中に入れた。
「まあ、美味しいお菓子だこと。」
「有り難うございます。」
黒音は、満足げに頭を下げた。
そっと、目を合わせる黄杏と青蘭。
まさか、お腹の子を亡くしたのも、黒音のせい?
黄杏の言葉にならない質問に、軽く頷いた青蘭。
黄杏は、ため息をつくのも我慢し、じーっと黒音を見つめた。
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