【一人用台本】

ゆいとー

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バレンタイン

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<校舎裏にて>
(ベタな感じのハートの箱を渡され)

これ…僕にくれるの?わぁ…嬉しいな。
え?今、1つ食べてみてって?うん、いいよ。

(箱を開けて、入っているチョコレートボンボンを口に入れて咀嚼して)

ん…、美味しい…!これ、手作りだよね。嬉しいな、ありがとう。
ねえ、せっかくだしさ、君も食べてみない?今なら、僕が食べさせてあげるよ?
なーんちゃって…。え?欲しい?ふ…いいよ、あげる。
ほら、口。あーんってして?うん、上手。

(そして、自分の口にチョコレートボンボンを入れて口移しのようにして食べさせる)

ね、美味しいでしょ?ん?どうしたの、そんなに顔真っ赤にして。
もうって…そんなに怒っても可愛いだけだよ?って痛い痛い。ごめんね?可愛くて、つい意地悪しちゃった。
あと…その、蕩けた顔。どうにかした方がいいんじゃない?美味しすぎて感動で泣いちゃった?それとも…僕とのキス。気持ちよかった?

(ち、違う。と相手の子が否定して)

へー、違う、ねぇ。僕とのキスが気持ちよすぎて、顔が蕩けちゃったんだと思ったんだけど。
もしかして、嘘、ついてる?ダメだよ、嘘は。
嘘をつく悪い子には…お仕置、しないとかな?
ふふ…うーそ。チョコ、ありがとね。美味しかったよ。じゃあ、また明日ね
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みんなの感想(1件)

kajyuchi
2022.02.16 kajyuchi

Spoonで朗読させて貰いました。
革職人さんも読まれています。「気ままな深夜便#195」
青春ていいですよね…

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