14 / 503
記録ノ14 送る側、迎える側
しおりを挟む
季節は飛んで2月中頃、卒業式の練習が始まった。
初めて在校生として卒業生を送り出すことになるのだから感慨深いものがあった。
1年生は入学直後のサポートといい、学校行事といい6年生に一番お世話になった学年だからつのる思いもひとしおだ。
卒業式では在校生の代表各学年数人ほどがスピーチ(台本のセリフを一人一言ずつ読み上げる)を行う。
僕も1年生パートのスピーチに立候補した。
定員オーバーのため、学芸会の時と同じくオーディションとなった。
僕が言いたかったセリフは「休み時間の時にいっぱい遊んでくれましたね」というもの。
同じくこのセリフに立候補したクラスメイトの男子と一騎打ちになった。
オーディションでは僕が二番手であった。
一番手の男子の出番の後、いよいよ僕の番…しかしここで僕は重大なミスを犯してしまう。
”休み時間”を”中休み”と言い間違えてしまったのだ。
結局それがネックとなり、僕は落選、またしてもオーディションで勝つことができなかった。
その後合格した男子から「リョーマ、おしかったな!中休みって言い間違えなければ…」なんて勝者の立場からの批評を言われて悔しかった…
卒業式が終わった直後、今度は入学式での1年生へ向けたスピーチの募集が行われた。
…といっても卒業式のスピーチに落ちた人が自動的にそちらに流れ、順番に言いたいセリフを決めてくものでオーディションはなかった。
僕が言いたかったのは「給食はおいしいよ」というセリフ。
なぜなら給食時間”マズイ”(まずいからいらにゃいの回参照)が口癖だった僕は、このセリフを「給食はマズイよ」とふざけて言ってやろうと思っていたからだ(当然そんなこと言おうものなら保護者から大ひんしゅく&先生の呼び出し確定であろうが)。
しかし僕がそう考えていた矢先、先生から「お前は給食のセリフはダメな。どうせマズイっていうだろうから。」
と先手を打たれてしまった。1年間一緒に過ごしてきた先生にはお見通しだったのだ。
そして先生から勧められたのは「体育館は広いよ」というセリフ。
その理由は「お前は休み時間いつも体育館走り回ってるから」というもの。
確かに僕は休み時間の過ごし方は意味なく体育館を走り回るか、教室で自由帳に落書きかのどちらかだった。
先生の猛プッシュに根負けする形で僕は体育館のセリフを言うことになった。
本番はトラブルもおふざけもなく真面目に終えましたとさ…
さて、1年生の終盤までいっきにさかのぼったが、1年生の話はもうちょびっと続く…
初めて在校生として卒業生を送り出すことになるのだから感慨深いものがあった。
1年生は入学直後のサポートといい、学校行事といい6年生に一番お世話になった学年だからつのる思いもひとしおだ。
卒業式では在校生の代表各学年数人ほどがスピーチ(台本のセリフを一人一言ずつ読み上げる)を行う。
僕も1年生パートのスピーチに立候補した。
定員オーバーのため、学芸会の時と同じくオーディションとなった。
僕が言いたかったセリフは「休み時間の時にいっぱい遊んでくれましたね」というもの。
同じくこのセリフに立候補したクラスメイトの男子と一騎打ちになった。
オーディションでは僕が二番手であった。
一番手の男子の出番の後、いよいよ僕の番…しかしここで僕は重大なミスを犯してしまう。
”休み時間”を”中休み”と言い間違えてしまったのだ。
結局それがネックとなり、僕は落選、またしてもオーディションで勝つことができなかった。
その後合格した男子から「リョーマ、おしかったな!中休みって言い間違えなければ…」なんて勝者の立場からの批評を言われて悔しかった…
卒業式が終わった直後、今度は入学式での1年生へ向けたスピーチの募集が行われた。
…といっても卒業式のスピーチに落ちた人が自動的にそちらに流れ、順番に言いたいセリフを決めてくものでオーディションはなかった。
僕が言いたかったのは「給食はおいしいよ」というセリフ。
なぜなら給食時間”マズイ”(まずいからいらにゃいの回参照)が口癖だった僕は、このセリフを「給食はマズイよ」とふざけて言ってやろうと思っていたからだ(当然そんなこと言おうものなら保護者から大ひんしゅく&先生の呼び出し確定であろうが)。
しかし僕がそう考えていた矢先、先生から「お前は給食のセリフはダメな。どうせマズイっていうだろうから。」
と先手を打たれてしまった。1年間一緒に過ごしてきた先生にはお見通しだったのだ。
そして先生から勧められたのは「体育館は広いよ」というセリフ。
その理由は「お前は休み時間いつも体育館走り回ってるから」というもの。
確かに僕は休み時間の過ごし方は意味なく体育館を走り回るか、教室で自由帳に落書きかのどちらかだった。
先生の猛プッシュに根負けする形で僕は体育館のセリフを言うことになった。
本番はトラブルもおふざけもなく真面目に終えましたとさ…
さて、1年生の終盤までいっきにさかのぼったが、1年生の話はもうちょびっと続く…
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる