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記録ノ42 年越しオブザデッド

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四日間のスキー教室を終え、僕は楽しい大晦日と元旦を迎える…はずだった。
確かに大晦日の夕方ぐらいまでは元気だった。夜は寿司食ってそば食って幸せな気分で眠って新年を迎えよう…なんて思っていた。
しかし夕飯時間、突如僕の体を寒気と倦怠感が襲った。四日間の疲れが出てきたのだろう。今までにない慣れないことをしたのだから仕方ない。

食欲もなく、とにかく横にならないときつい状態。ソファで横になりながらドラえもん大晦日スペシャルを観ていた。年越しそばも3本しか食べられなかった。1杯ではなく3本、”杯”ではなく”本”である。それほど僕の体はつらい状況であった。

翌朝元旦、まだ僕の体調は一向に良くならない。そして体が熱い。はかってみたらやっぱり熱があった。
僕は毎年正月には祖父母の家(車でそんなかかんない)に一家で泊まりにいっていた。しかしこの体調なら当然中止だ。
でも正月の挨拶をしないわけにもいかないから祖父母の家には予定通りいった。熱があるのに。
僕は祖父母の家ではみんなが集まる居間とは別の部屋に布団を敷いてもらいずっとそこで寝ていた。

体がつらい中で僕は塾や習い事に言っているクラスメイトのことを考えた。
「彼らは僕がたった四日間しかやらなかったような生活を週に何回もやっていて、次の日ちゃんと学校に行ってるもんだからおりこうってもんだよ…偉そうな口言えたタチじゃねぇけどな…」

翌日、熱は下がり体調は完全に回復した。
やはり朝から夕方までのスキー漬けが体に与えた負担は大きかったのだろう。
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