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おこぼれ話72 どきどき?水族館の裏側の巻

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1年生の夏休み、いとこのユウとハヤといっしょに登別に行った時のこと。
ホテルに向かう前に以前にも行ったことのある登別の水族館に訪れたのだが、そこでバックヤードツアーに申し込み、水族館の舞台裏をのぞくことになったのだ。
水族館の舞台裏なんてめったに見れないから本当に貴重な経験だ。

まずは飼育員しか入れない部屋から水族館の大きな水槽を覗く。
飼育員たちはここからエサを投げ入れているのだ。うっかり足を踏み外してしまったら落ちてしまいそうで怖かった。
ここで続いての貴重体験として、そこから実際に魚たちにエサやりをすることに
エサやりコーナーはいろんな水族館にあるが、メイン級たる巨大水槽にエサを投げ入れることは本来飼育員でなきゃできない貴重な経験だ。
投げ入れるエサはオキアミ。オキアミという存在は幼稚園の頃にあるゲームで知ったのだが、ゲームのは青くて、本物はピンク系の色だったもんだからだいぶイメージが違うなと思った。
水槽は深く暗めなのでエサを投げ入れても魚たちが食べてくれたかを確認することは難しかったが、巨大水槽にエサを投げ入れたときのあの感触は忘れられない。

その後、飼育員さんたちが普段使っている道具などを紹介してもらったのだが、この時、サメから頭を守るためにつけているチェーンみたいなのがいっぱいついた花嫁のローブみたいな防護具をつけてみたい人をスタッフが挙手で募った。僕はその場のノリで手をあげたが、周りを見渡してみるとユウもハヤも手をあげていない。
というワケで僕だけがつけてみることに。一同なぜか大爆笑。帰宅後この時の写真は引き伸ばされて印刷され、祖母の部屋に飾られたのだがそれはまた別の話…

そして最後にお土産として水族館で飼育されているサメの歯をもらった。
サメの歯は一生生え変わり続ける。スタッフさんが水槽に落ちてるサメの歯をさしてそのことを紹介していてなんかサメがうらやましいと思っていたのを思い出す。
受け取った後はさっそく袋から葉を取り出してみた。さすがサメってぐらい鋭利で両サイドにもちっちゃい牙のようなものがついていたのが印象的だった。
貴重な機会を提供してくれた両親とスタッフさんに感謝!
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