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おこぼれ話309 過呼吸~!ハッハッハッ…

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小学校中~高学年の頃、体育の時間の準備運動が終わった際に体操の最後に行う深呼吸のパロディとしてケイちゃんがこのようなパフォーマンスをするのがお約束であった。
「過呼吸~!ハッハッハッ…」
目をバキバキにあけて、口を大きく開いて走り回った後にハアハアになった犬のように「ハッハッハッ…」と数秒間発するというもの。ちなみに自分はこの時に過呼吸という言葉を知った。
自分の中では「これを見ないと体操は終われない、体育の授業ははじめられない」と思うほど毎度のお約束の通りに感じていた。

当然自分もマネしてみる。だがなぜかそのたびにトモくんに「やめろ!」と止められるのがお約束であった。
ケイちゃんは僕がマネしても決して止めないし、トモくんもケイちゃんを止めることはない。なぜオレだけ!?腑に落ちなかった。
見方によっては過呼吸の人間を茶化している(もちろんケイちゃんにその気はないだろうし僕もその気はなかった)ように見えるからか?それとも僕が過呼吸とは何たるかを理解してなかったからか(実際過呼吸とは何たるかをしっかり理解したのはこれより少し後)?それはよくわからない。
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