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第4部 漫画・出版史
復縁の末に待っていた悲劇~クレヨンしんちゃん・まつざか先生悲恋編を検証する・その1~
原作クレヨンしんちゃん45巻~47巻にかけて展開された通称「まつざか先生悲恋編」(公式名称ではないが、以前のウィキペディアでこのように書かれていたことに倣い、便宜上本小説ではこの名称を用いることにする)。
遠距離恋愛中のまつざか先生の恋人・徳郎さんが久しぶりに帰国したものの、あるきっかけからふたりにボタンの掛け違いが生じてしまい、絶縁の危機に陥ってしまうも、かすかべ防衛隊の協力もあり無事復縁、その後徳郎さんはまつざか先生と帰国後の結婚を契り、化石発掘のため再び日本を離れていった…が、発掘のために訪れたアフリカでテロに巻き込まれて徳郎さんは帰らぬ人に…恋人を失った悲しみでまつざか先生は酒におぼれ壊れていく…というファミリーマンガにあるまじき(もともとクレしんは青年マンガなのだが)まさかのショッキングな展開が当時多くの読者を騒がせた。今回からこのシリーズを分析していこう。
まず、この物語のキーマンである徳郎さんこと行田徳郎とはどのような人物であるかとまつざか先生とのなれそめを解説しなければならない。
彼の本職は接骨医で、まつざか先生は階段から落ちて骨折した際に彼の接骨院に入院することとなり、そこで彼に一目ぼれ。まつざか先生は退院後も彼に会うきっかけを作るためにわざと階段から落ちて骨折して再入院を試みるという暴挙に出るほどだったが、やがて二人は両思いになり愛をはぐくんでいったが、徳郎さんはマタズレザウルスという恐竜の化石(アニメではブタバナザウルスで、後述のように後に原作にも逆輸入)の発掘チームに参加するため、日本を去ることに。その後1度一時帰国をした回を挟んで今回の悲恋編へと入っていくわけだ。
悲恋編は久しぶりに徳郎さんが帰国すると知ってまつざか先生が浮かれ気分なところから始まる。
久しぶりにデートをするが、骨バカな徳郎さんは通りがかったおねいさんの骨盤や、フライドチキンの骨ばかりに注目していてまつざか先生に目もくれなかったためまつざか先生は怒ってケンカしてしまった…というのがすべてのはじまり。
ここだけなら(骨バカが原因なのはさておき)日常ものじゃあよくある話じゃんと思うが、物語とふたりの仲はここから大きく変貌していくこととなる。
徳郎さんとしては何とか松阪先生をよりを戻したいと考えていたが、ある日、化石発掘チームのリーダーである保根田教授の娘であるオリエが徳郎さんと一緒に手を組んで歩いているのをたまたまそこを通りがかったネネちゃんとしんのすけが目撃。実際は保根田教授とともにブタバナザウルスの情報について話した帰りにショッピングに付き合っていただけなのだが一部始終を知らないネネちゃんは徳郎さんが浮気したと勘違いし、「一波乱起きそう」とこっそり2人をケータイで撮影してしまう。
翌日、いろいろあってこの写真はまつざか先生の目にとまってしまった…
ちなみにこの時ばら組の占いのスペシャリスト「図張ゆう子」という園児が占いでまつざか先生と徳郎さんの運命を
「悲しい結末になる」と予言。一見彼女はクレしん恒例の単なるばら組のスペシャリスト系・一発系園児かと思いきや、この占いがある意味この後の伏線になっていたりする。ばら組の園児をこのような形で使うという臼井先生の発想に脱帽。
まつざか先生としても「徳郎さんは何かわけがあってあんなことをした」と浮気していないことを信じようとしていたものの、時を同じくして運悪くある男からお見合いを申し込まれることに。
その男の名は「六本木 飛留斗(ろっぽんぎ ひると)」。プロテインチョコを主力商品とする「メスアルマジロフーズ」の社長。まつざか先生的にはこれほどにまでない相手だが、当然徳郎さんのことがあるから乗り気ではない。
結局渋々一緒に食事に行くことになったのだが、運悪くそこで野原家、そして徳郎さんとオリエに出くわす。
最悪のタイミングで会ってしまったふたり。ともに誤解を解こうとするもレストランに響き渡る太鼓の音がお互いの語る真実を遮り、わだかまりは解けず、しまいにはまつざか先生は六本木と、徳郎さんはオリエとヤケクソにフォークダンスを踊る始末。そして徳郎さんとまつざか先生がお互いにかけたのは「僕たちもうおわりだね」の言葉…
…ここまで読んで信じられない読者も多いだろうがこれは紛れもなくクレヨンしんちゃんのエピソードである。決して昼ドラではない。これだけでも十分クレしんらしくないのだが、この先よりドロドロになっていく。
ここまでは大人キャラが中心に書かれていったが、この先はかすかべ防衛隊も活躍していく。
しんのすけからレストランでの一部始終を知ることとなったかすかべ防衛隊は何とかふたりのよりを戻そうと決意。
徳郎さんの接骨院に向かったところそこで偶然オリエに出くわし、徳郎さんは浮気していないという真実を知り、なんとか2人に真実を伝えようと動き出す。
防衛隊は二手に分かれてなんとか2人に真実を伝えることができてめでたしめでたし…と思いきや徳郎さんは化石発掘のためのアフリカ行きが本決まりとなり、六本木は結納の日程を決めるなどまつざか先生との結婚に向けて一方的に大きくコマを進めていた。絶望の淵の中まつざか先生は「自分が身を引けば徳郎さんは心置きなくアフリカへ旅立てる」「これが私の運命」と不本意ながら六本木との結婚を受け入れようとしてしまう。
…誤解は解けたと思いきや一難去ってまた一難。一筋縄ではいかないなりにしんのすけたちは奮闘する。
一方シリアスながらもギャグは忘れない。まつざか先生が練習する羽目になったまつざか家伝統の「結納の舞」はハチマキに懐中電灯挟んで日本刀持って踊るという八つ墓村を彷彿とさせる珍妙なもの。しんのすけがまつざか先生を追いかけるために向かったゲーセンでクレーンゲームをしていた四郎くんにちょっかいをかけるなどいつものクレしんらしいギャグもシリアスの邪魔にならないように絶妙にいれている。ある意味時にギャグ時に感動を描き続けてきたクレしんの集大成ともいうべきか。
徳郎さんの出発日とまつざか先生の結納の日は皮肉にも同じ日。しんのすけがその前日に撮影したヤケになって泣きながら酔いつぶれるまつざか先生の動画を観たネネちゃんはまつざか先生はまだ徳郎さんを忘れられないと思い、防衛隊は幼稚園を脱走して徳郎さんの元へ向かう。といってもネネちゃんが一方的に決めて他の4人は強制的についていくハメになったのだが。
荷造りを進める徳郎さんのアパートにたどり着いた防衛隊はまつざか先生の動画を見せてまつざか先生に正直な気持ちをぶつけるよう促す。
ここでこのシリーズのここまでを総括するようなセリフが出る。まつざか先生とよりを戻してほしいと頼む園児たちに対して「キミたち子供が考えるようにカンタンにはいかない」と一喝するが、ネネちゃんは「どうせ子供よ!でも子供は正直だわ!」と反論。普段から何かとトラブルメーカーになりがちで、今回も騒動の火種を作ってしまったネネちゃんだが、自分が蒔いた種は自分で片付けねばなるまいと彼女なりに考えていたのだ。「幼児の本音」を描いたマンガともいわれるクレしん。一見大人にとっては無謀と思える子供の考えも実は的を射ていることは現実世界でもあることだ。子供の頃は誰もが持っている純粋な気持ち。大人になって現実を知って夢物語だと多くの人が捨ててしまう簡単に考えるということ。ネネちゃんはその純粋な気持ちで自らの過ちを挽回へと、そしてまつざか先生と徳郎さんの関係を修復へと向かわせたと言える。徳郎さんもネネちゃんたちの純粋な思いで自分の心にはまつざか先生が必要だと気付く。子供たちの純粋な心と簡単に考える心が物語を希望へとリードする。
その後あいちゃんの協力でまつざか先生の結納会場を突きとめ、会場へ乗り込んだ徳郎さんと防衛隊一同。
まつざか先生を取り戻そうとする徳郎さんと渡すわけには行けないという六本木はまつざか先生をかけて結納会場でタイマン勝負を行うことに。まつざか母は娘は六本木と結婚するものと考え、徳郎さんを快く思わなかったが、まつざか父の「ロッキー・ザ・ファイナルにはがっかりだよ~っ!」の唐突な謎の一言で急に静まり返り、そのすきに徳郎さんはまつざか先生を連れて会場を後に。
ふたりはリハビリをした思い出の公園に赴き、帰国後の結婚を示唆する発言をし、出発前の別れのキスをして徳郎さんはアフリカへ旅立っていった。
一応このシーンでは結婚のけの字も出てこず「化石を見つけたらキミのところへ帰る!そしたら…」といった後にまつざか先生が「その続きは帰ってきてから聞かせて」となっているが、別に結婚のけの字も出さなくても何を言いたいのかわかるようになっている。というかこっちのほうがラブストーリーとしてはロマンチックだろう。
そして切り札(?)となった「ロッキー・ザ・ファイナルにはがっかりだよ」のセリフ。これはこの頃の原作のクレしんでよくあった作者が観た映画の感想を登場人物に代弁させたセリフのひとつなのだが、これをシリアスシーンでぶち込んでくるとは。しかも単にギャグで終わらせるのではなくこれが物語を一旦の良い方向に導く流れになるのだからかなり実験的な作風といえる。
こうして物語はハッピーエンド…とはならなかった。まつざか先生を待っていたのは悲劇であった。以下次回。
遠距離恋愛中のまつざか先生の恋人・徳郎さんが久しぶりに帰国したものの、あるきっかけからふたりにボタンの掛け違いが生じてしまい、絶縁の危機に陥ってしまうも、かすかべ防衛隊の協力もあり無事復縁、その後徳郎さんはまつざか先生と帰国後の結婚を契り、化石発掘のため再び日本を離れていった…が、発掘のために訪れたアフリカでテロに巻き込まれて徳郎さんは帰らぬ人に…恋人を失った悲しみでまつざか先生は酒におぼれ壊れていく…というファミリーマンガにあるまじき(もともとクレしんは青年マンガなのだが)まさかのショッキングな展開が当時多くの読者を騒がせた。今回からこのシリーズを分析していこう。
まず、この物語のキーマンである徳郎さんこと行田徳郎とはどのような人物であるかとまつざか先生とのなれそめを解説しなければならない。
彼の本職は接骨医で、まつざか先生は階段から落ちて骨折した際に彼の接骨院に入院することとなり、そこで彼に一目ぼれ。まつざか先生は退院後も彼に会うきっかけを作るためにわざと階段から落ちて骨折して再入院を試みるという暴挙に出るほどだったが、やがて二人は両思いになり愛をはぐくんでいったが、徳郎さんはマタズレザウルスという恐竜の化石(アニメではブタバナザウルスで、後述のように後に原作にも逆輸入)の発掘チームに参加するため、日本を去ることに。その後1度一時帰国をした回を挟んで今回の悲恋編へと入っていくわけだ。
悲恋編は久しぶりに徳郎さんが帰国すると知ってまつざか先生が浮かれ気分なところから始まる。
久しぶりにデートをするが、骨バカな徳郎さんは通りがかったおねいさんの骨盤や、フライドチキンの骨ばかりに注目していてまつざか先生に目もくれなかったためまつざか先生は怒ってケンカしてしまった…というのがすべてのはじまり。
ここだけなら(骨バカが原因なのはさておき)日常ものじゃあよくある話じゃんと思うが、物語とふたりの仲はここから大きく変貌していくこととなる。
徳郎さんとしては何とか松阪先生をよりを戻したいと考えていたが、ある日、化石発掘チームのリーダーである保根田教授の娘であるオリエが徳郎さんと一緒に手を組んで歩いているのをたまたまそこを通りがかったネネちゃんとしんのすけが目撃。実際は保根田教授とともにブタバナザウルスの情報について話した帰りにショッピングに付き合っていただけなのだが一部始終を知らないネネちゃんは徳郎さんが浮気したと勘違いし、「一波乱起きそう」とこっそり2人をケータイで撮影してしまう。
翌日、いろいろあってこの写真はまつざか先生の目にとまってしまった…
ちなみにこの時ばら組の占いのスペシャリスト「図張ゆう子」という園児が占いでまつざか先生と徳郎さんの運命を
「悲しい結末になる」と予言。一見彼女はクレしん恒例の単なるばら組のスペシャリスト系・一発系園児かと思いきや、この占いがある意味この後の伏線になっていたりする。ばら組の園児をこのような形で使うという臼井先生の発想に脱帽。
まつざか先生としても「徳郎さんは何かわけがあってあんなことをした」と浮気していないことを信じようとしていたものの、時を同じくして運悪くある男からお見合いを申し込まれることに。
その男の名は「六本木 飛留斗(ろっぽんぎ ひると)」。プロテインチョコを主力商品とする「メスアルマジロフーズ」の社長。まつざか先生的にはこれほどにまでない相手だが、当然徳郎さんのことがあるから乗り気ではない。
結局渋々一緒に食事に行くことになったのだが、運悪くそこで野原家、そして徳郎さんとオリエに出くわす。
最悪のタイミングで会ってしまったふたり。ともに誤解を解こうとするもレストランに響き渡る太鼓の音がお互いの語る真実を遮り、わだかまりは解けず、しまいにはまつざか先生は六本木と、徳郎さんはオリエとヤケクソにフォークダンスを踊る始末。そして徳郎さんとまつざか先生がお互いにかけたのは「僕たちもうおわりだね」の言葉…
…ここまで読んで信じられない読者も多いだろうがこれは紛れもなくクレヨンしんちゃんのエピソードである。決して昼ドラではない。これだけでも十分クレしんらしくないのだが、この先よりドロドロになっていく。
ここまでは大人キャラが中心に書かれていったが、この先はかすかべ防衛隊も活躍していく。
しんのすけからレストランでの一部始終を知ることとなったかすかべ防衛隊は何とかふたりのよりを戻そうと決意。
徳郎さんの接骨院に向かったところそこで偶然オリエに出くわし、徳郎さんは浮気していないという真実を知り、なんとか2人に真実を伝えようと動き出す。
防衛隊は二手に分かれてなんとか2人に真実を伝えることができてめでたしめでたし…と思いきや徳郎さんは化石発掘のためのアフリカ行きが本決まりとなり、六本木は結納の日程を決めるなどまつざか先生との結婚に向けて一方的に大きくコマを進めていた。絶望の淵の中まつざか先生は「自分が身を引けば徳郎さんは心置きなくアフリカへ旅立てる」「これが私の運命」と不本意ながら六本木との結婚を受け入れようとしてしまう。
…誤解は解けたと思いきや一難去ってまた一難。一筋縄ではいかないなりにしんのすけたちは奮闘する。
一方シリアスながらもギャグは忘れない。まつざか先生が練習する羽目になったまつざか家伝統の「結納の舞」はハチマキに懐中電灯挟んで日本刀持って踊るという八つ墓村を彷彿とさせる珍妙なもの。しんのすけがまつざか先生を追いかけるために向かったゲーセンでクレーンゲームをしていた四郎くんにちょっかいをかけるなどいつものクレしんらしいギャグもシリアスの邪魔にならないように絶妙にいれている。ある意味時にギャグ時に感動を描き続けてきたクレしんの集大成ともいうべきか。
徳郎さんの出発日とまつざか先生の結納の日は皮肉にも同じ日。しんのすけがその前日に撮影したヤケになって泣きながら酔いつぶれるまつざか先生の動画を観たネネちゃんはまつざか先生はまだ徳郎さんを忘れられないと思い、防衛隊は幼稚園を脱走して徳郎さんの元へ向かう。といってもネネちゃんが一方的に決めて他の4人は強制的についていくハメになったのだが。
荷造りを進める徳郎さんのアパートにたどり着いた防衛隊はまつざか先生の動画を見せてまつざか先生に正直な気持ちをぶつけるよう促す。
ここでこのシリーズのここまでを総括するようなセリフが出る。まつざか先生とよりを戻してほしいと頼む園児たちに対して「キミたち子供が考えるようにカンタンにはいかない」と一喝するが、ネネちゃんは「どうせ子供よ!でも子供は正直だわ!」と反論。普段から何かとトラブルメーカーになりがちで、今回も騒動の火種を作ってしまったネネちゃんだが、自分が蒔いた種は自分で片付けねばなるまいと彼女なりに考えていたのだ。「幼児の本音」を描いたマンガともいわれるクレしん。一見大人にとっては無謀と思える子供の考えも実は的を射ていることは現実世界でもあることだ。子供の頃は誰もが持っている純粋な気持ち。大人になって現実を知って夢物語だと多くの人が捨ててしまう簡単に考えるということ。ネネちゃんはその純粋な気持ちで自らの過ちを挽回へと、そしてまつざか先生と徳郎さんの関係を修復へと向かわせたと言える。徳郎さんもネネちゃんたちの純粋な思いで自分の心にはまつざか先生が必要だと気付く。子供たちの純粋な心と簡単に考える心が物語を希望へとリードする。
その後あいちゃんの協力でまつざか先生の結納会場を突きとめ、会場へ乗り込んだ徳郎さんと防衛隊一同。
まつざか先生を取り戻そうとする徳郎さんと渡すわけには行けないという六本木はまつざか先生をかけて結納会場でタイマン勝負を行うことに。まつざか母は娘は六本木と結婚するものと考え、徳郎さんを快く思わなかったが、まつざか父の「ロッキー・ザ・ファイナルにはがっかりだよ~っ!」の唐突な謎の一言で急に静まり返り、そのすきに徳郎さんはまつざか先生を連れて会場を後に。
ふたりはリハビリをした思い出の公園に赴き、帰国後の結婚を示唆する発言をし、出発前の別れのキスをして徳郎さんはアフリカへ旅立っていった。
一応このシーンでは結婚のけの字も出てこず「化石を見つけたらキミのところへ帰る!そしたら…」といった後にまつざか先生が「その続きは帰ってきてから聞かせて」となっているが、別に結婚のけの字も出さなくても何を言いたいのかわかるようになっている。というかこっちのほうがラブストーリーとしてはロマンチックだろう。
そして切り札(?)となった「ロッキー・ザ・ファイナルにはがっかりだよ」のセリフ。これはこの頃の原作のクレしんでよくあった作者が観た映画の感想を登場人物に代弁させたセリフのひとつなのだが、これをシリアスシーンでぶち込んでくるとは。しかも単にギャグで終わらせるのではなくこれが物語を一旦の良い方向に導く流れになるのだからかなり実験的な作風といえる。
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