2 / 38
プロローグ~華麗なる一族教師がやってきた!~
始業式前夜~6-2生徒ちょこっとデータファイル!~
しおりを挟む
始業式前夜、テンシンは独立する際に祖父からプレゼントとして与えられたタワマン最上階の部屋であるものに目を通しながらメモしていた。
「”高望小学校6年2組全生徒データファイル”…受け取ったあの日から今日まで毎日目を通して、生徒にあわせた指導を模索してきた…正直明日から彼らをしっかりまとめられるのは不安だが、校長先生から直々にボクをこのクラスに指名してくれたんだ、その期待にこたえられるようしっかりやらなければ教師の名がすたるってもんだ…」
高望小学校6年2組データファイル…それはテンシンが初めて学校に出勤したあの日の帰り際に先輩教師から手渡された6-2の生徒全30人のデータが書かれたノート。これも前任の村田先生が次の6-2の担任に向けて残したものだ。
「え~っと、臼井ショウマ…彼は時々誰もいない方向に話しかけることがありますがこれは彼が普通に幽霊に話しかけてるだけなのでご安心ください…時々霊に乗っ取られて暴走しますが、美味しい和菓子屋の話か、オリックス・バファローズの話をすれば落ち着きます。でも根はよい子なので安心してください」
…霊に話しかけてる時点で普通じゃないんだけどな…和菓子屋か…家族で昔からちょくちょく足を運んでるがもちろん高級なやつじゃなくて庶民派のところがいいよな…この辺の調べておこう。あとオリックスの話題も…
「金伏(かなぶし)リオ…彼女は何かの拍子に踊りだすことがありますが、これが彼女の癖なのでご心配なく。ダンスはうまいから運動神経はなかなかのものです。それ以外の勉強はアレですけれど…ちなみにお母さんがブラジル人で、ポルトガル語は簡単なヤツだけ話せるようです。」…でも踊るのはTPOをわきまえなさいときちんと叱っておかねば…
「”玉井タマヨ…彼女は占い師の家系でいつも水晶玉を持ち歩いていますが、ちゃんと校長先生に親御さんが土下座で持ち込み許可をとっていますので没収しないでください。成績はこのクラスではいい方ですか、時々自分の占いを理由に”神のお告げ”とかってどっかの助っ人外国人みたいに勝手に帰っていきますが、止めようとすると”地獄に落ちるわよ!”とかって振り払われます。でも占い師としては結構的確なアドバイスをしてくれるので悩み事があるときは彼女に相談してみるのもいいかもしれません。実際私も第二の人生のことを相談してみて、彼女の言葉をヒントに何らかの店を開いてみようかと考えております。」…ちょっと手を焼きそうな子だけど、心のよりどころになってくれるかもしれないな…
「赤津ののか…かなり小学生離れのした肥満体型の持ち主で、すぐお腹が減ってしまいやすいためこっそりお菓子を持ってきて休み時間にこっそり食べることが多いので注意しましょう。彼女自身は体格にはコンプレックスを抱いていないものの太りすぎはよくないという意識はあるらしく、ダイエットを頑張ってるようです。」…そういえばあのビデオでもおかし食べてたな…
「大水エイサイ…彼は発明好きでこのクラスではトップクラスの秀才ですが、時々その発明でクラスや学校中をパニックに陥れてしまうことがあります…先生方も実験台にされてしまうことがあるので覚悟しておいてください。彼の場合1組でもいいが人数あわせで入った理由も…」…だがそんな才能あるならそれは伸ばしてあげたほうがいいよな…
「作田ハイジ…とにかく彼は自分のルールをいろいろ持っているこだわり強き男です。どんなこだわりを持ってるかはここでは書ききれないのでこんなことを言って申し訳ございませんが”体で覚えてください”。悪いことははっきり悪いと言えるという正義感の強いよい所もありますが、それが悪い方に飛躍して余計な一言を言ってしまったり、口論になった際に自分が正しいと譲らずかえってトラブルを広げてしまったりすることもありますので的確な指導をお願いします。彼は怒られても何で怒られたのかわからず逆ギレしてしまうということもあるのでやさしくわかりやすい指導を心がけましょう。」…似たような子に非常勤時代に会ってるからな…その時のノウハウを生かせば…
「白村(はくむら)まあや…普段から白塗りメイクで登校してますが、親御さんが土下座で許可をとっておりますのでメイクを落とさないであげてください。彼女もこのクラスでトップクラスの秀才です。」…やっぱ頭いいんだ…
「黒川モモエ…令和の時代にガングロメイクで登校してますが、これまた保護者の方から土下座で許可を(略)」
土下座すりゃなんでもOKしてくれるのかねウチの校長…」
「伏古トライ…地元の少年野球チームに所属しています。チームの中では下級生にも抜かれる落ちこぼれでレギュラーをとれてないようですが、それでもプロ野球選手の夢のため毎日練習を頑張る努力家です…体育以外の成績は悪くなく、彼の場合1組でもいいけど人数あわせで入ったというか…」…彼は絵に描いた真面目な子のひとりのようだな。
「小鳥遊らいは…ピアスまみれですがこれまた親御さんから土下座で許可をとっておりますので…それとへそのピアスはいちばん大事なものです。他の生徒が奪おうとするものなら全力で取り返してあげてください。その理由は…ここで書くのもなんか…というより読者の楽しみを奪っちゃいけませんからね」…メタ発言ブッこんできたな…
で、その後も改めて全生徒をチェックして、いよいよ最後…え?全部の生徒は言わないのって?だってたんたんと生徒のこと説明するだけでもみんな飽きちゃうし、これからどんな生徒が登場するか、どんな個性を持ってるかって全部語っちゃえば楽しみが減っちゃうでしょ?もっと言えばまだ設定がまとまってない生徒も…ゲフンゲフン。
「最後は…杉谷テツ。クラスの番長的存在、いつも北湯沢・定山というふたりの生徒とつるんでいます。不満があったり自暴自棄になると暴力に走ることがあるのでしっかり注意しましょう。あと彼に柔道の話題はタブーです。それと金持ちを嫌っております。」…金持ちを嫌ってる…?オレ、ヤバいかも…?
…そんなこんなで次回、帝野テンシンの6-2、始動。
「”高望小学校6年2組全生徒データファイル”…受け取ったあの日から今日まで毎日目を通して、生徒にあわせた指導を模索してきた…正直明日から彼らをしっかりまとめられるのは不安だが、校長先生から直々にボクをこのクラスに指名してくれたんだ、その期待にこたえられるようしっかりやらなければ教師の名がすたるってもんだ…」
高望小学校6年2組データファイル…それはテンシンが初めて学校に出勤したあの日の帰り際に先輩教師から手渡された6-2の生徒全30人のデータが書かれたノート。これも前任の村田先生が次の6-2の担任に向けて残したものだ。
「え~っと、臼井ショウマ…彼は時々誰もいない方向に話しかけることがありますがこれは彼が普通に幽霊に話しかけてるだけなのでご安心ください…時々霊に乗っ取られて暴走しますが、美味しい和菓子屋の話か、オリックス・バファローズの話をすれば落ち着きます。でも根はよい子なので安心してください」
…霊に話しかけてる時点で普通じゃないんだけどな…和菓子屋か…家族で昔からちょくちょく足を運んでるがもちろん高級なやつじゃなくて庶民派のところがいいよな…この辺の調べておこう。あとオリックスの話題も…
「金伏(かなぶし)リオ…彼女は何かの拍子に踊りだすことがありますが、これが彼女の癖なのでご心配なく。ダンスはうまいから運動神経はなかなかのものです。それ以外の勉強はアレですけれど…ちなみにお母さんがブラジル人で、ポルトガル語は簡単なヤツだけ話せるようです。」…でも踊るのはTPOをわきまえなさいときちんと叱っておかねば…
「”玉井タマヨ…彼女は占い師の家系でいつも水晶玉を持ち歩いていますが、ちゃんと校長先生に親御さんが土下座で持ち込み許可をとっていますので没収しないでください。成績はこのクラスではいい方ですか、時々自分の占いを理由に”神のお告げ”とかってどっかの助っ人外国人みたいに勝手に帰っていきますが、止めようとすると”地獄に落ちるわよ!”とかって振り払われます。でも占い師としては結構的確なアドバイスをしてくれるので悩み事があるときは彼女に相談してみるのもいいかもしれません。実際私も第二の人生のことを相談してみて、彼女の言葉をヒントに何らかの店を開いてみようかと考えております。」…ちょっと手を焼きそうな子だけど、心のよりどころになってくれるかもしれないな…
「赤津ののか…かなり小学生離れのした肥満体型の持ち主で、すぐお腹が減ってしまいやすいためこっそりお菓子を持ってきて休み時間にこっそり食べることが多いので注意しましょう。彼女自身は体格にはコンプレックスを抱いていないものの太りすぎはよくないという意識はあるらしく、ダイエットを頑張ってるようです。」…そういえばあのビデオでもおかし食べてたな…
「大水エイサイ…彼は発明好きでこのクラスではトップクラスの秀才ですが、時々その発明でクラスや学校中をパニックに陥れてしまうことがあります…先生方も実験台にされてしまうことがあるので覚悟しておいてください。彼の場合1組でもいいが人数あわせで入った理由も…」…だがそんな才能あるならそれは伸ばしてあげたほうがいいよな…
「作田ハイジ…とにかく彼は自分のルールをいろいろ持っているこだわり強き男です。どんなこだわりを持ってるかはここでは書ききれないのでこんなことを言って申し訳ございませんが”体で覚えてください”。悪いことははっきり悪いと言えるという正義感の強いよい所もありますが、それが悪い方に飛躍して余計な一言を言ってしまったり、口論になった際に自分が正しいと譲らずかえってトラブルを広げてしまったりすることもありますので的確な指導をお願いします。彼は怒られても何で怒られたのかわからず逆ギレしてしまうということもあるのでやさしくわかりやすい指導を心がけましょう。」…似たような子に非常勤時代に会ってるからな…その時のノウハウを生かせば…
「白村(はくむら)まあや…普段から白塗りメイクで登校してますが、親御さんが土下座で許可をとっておりますのでメイクを落とさないであげてください。彼女もこのクラスでトップクラスの秀才です。」…やっぱ頭いいんだ…
「黒川モモエ…令和の時代にガングロメイクで登校してますが、これまた保護者の方から土下座で許可を(略)」
土下座すりゃなんでもOKしてくれるのかねウチの校長…」
「伏古トライ…地元の少年野球チームに所属しています。チームの中では下級生にも抜かれる落ちこぼれでレギュラーをとれてないようですが、それでもプロ野球選手の夢のため毎日練習を頑張る努力家です…体育以外の成績は悪くなく、彼の場合1組でもいいけど人数あわせで入ったというか…」…彼は絵に描いた真面目な子のひとりのようだな。
「小鳥遊らいは…ピアスまみれですがこれまた親御さんから土下座で許可をとっておりますので…それとへそのピアスはいちばん大事なものです。他の生徒が奪おうとするものなら全力で取り返してあげてください。その理由は…ここで書くのもなんか…というより読者の楽しみを奪っちゃいけませんからね」…メタ発言ブッこんできたな…
で、その後も改めて全生徒をチェックして、いよいよ最後…え?全部の生徒は言わないのって?だってたんたんと生徒のこと説明するだけでもみんな飽きちゃうし、これからどんな生徒が登場するか、どんな個性を持ってるかって全部語っちゃえば楽しみが減っちゃうでしょ?もっと言えばまだ設定がまとまってない生徒も…ゲフンゲフン。
「最後は…杉谷テツ。クラスの番長的存在、いつも北湯沢・定山というふたりの生徒とつるんでいます。不満があったり自暴自棄になると暴力に走ることがあるのでしっかり注意しましょう。あと彼に柔道の話題はタブーです。それと金持ちを嫌っております。」…金持ちを嫌ってる…?オレ、ヤバいかも…?
…そんなこんなで次回、帝野テンシンの6-2、始動。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる