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第9話 ダイゴ、つぼみのレッスンを見学です。
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ケイコ「ダイゴくん、確か今日5時間授業だから早く帰ってこれる日だったわよね?今日午後からつぼみのレッスンがあるんだけれどよかったら見学に来ない?」
どうも!石嶺ダイゴです!今日はケイコさんからこんなお誘いをいただきました!つぼみちゃんのレッスン風景…それは家族と関係者のみが見ることを許された舞台裏…またの名を聖域…これは断るわけにはいかないに決まってるじゃないですか~!
ダイゴ「もちろん行くに決まってるじゃないでつかぁ~!行きますとも!もちろん行きますともぉ~!」
つぼみ「やった~!お兄ちゃんが来てくれるならいつも以上に頑張っちゃうぞ~!」
コテツ「ダイゴ、念のため言っておくが事務所の皆さんにご挨拶忘れるなよ!オレは今日までに作らなきゃいけない書類があるからいけないけどな…」
そしてオレの学校が終わったあと、父ちゃんの車を借りて東京にあるつぼみちゃんの所属する事務所”8×8プロダクション”の本社兼稽古場へ直行しました!我が家が暮らす上川畑市は神奈川県にあるけど、東京にほど近い場所にあるので事務所までは車で10分ちょっとです!
つぼみちゃんの所属する8×8プロダクションは半世紀以上の歴史を持つ日本を代表する老舗事務所で、子役から大人まで俳優や芸人、声優や歌手など様々なジャンルのタレントさんたちが所属しています!
つぼみちゃんは小学6年生までの子役が所属する子供部に所属しています!
そしてこの本社のロビーには事務所のシンボルマークの一部である漢字の”米”を模した純金製の巨大なオブジェが飾られており、TV番組などでもたびたび取り上げられておりよく知られております!オレもこのオブジェを生で見たかったんです!でも、なんで米なんだろう…
ダイゴ「ケイコさん、そういえばなんで8×8プロのシンボルマークって米なんですか?」
ケイコ「それはこの事務所の創業者が”米沢さん”って言ってね、その”米”の字からとられているんだけど、8×8プロダクションの名前もこの米の字が深くかかわっているのよ?ダイゴくん、わかる?」
ダイゴ「えっと…パチパチ…ハチハチ…はちじゅうはち…そうか!”米”って漢字を分解すると”八十八”になる!」
「そう!だからパチパチプロダクションって名前になったのよ!でもそれだけじゃないわ!拍手の”パチパチ”という音にもちなみ、”拍手喝采をあびる人間を育てる”という意味、そしていちばん大きな意味は、”1本の稲からたくさんのお米が実るように、このひとつの事務所からたくさんの才能を実らせる”という願いが込められているのよ!」
「”米”って字は8×8プロにとってとても重要な意味を持ってたのか!」
さあ、いよいよ事務所内に本格潜入です!限られた人間しか入ることの許されない聖域…なんか緊張するな~すれ違ったスタッフさんやタレントの皆さんに挨拶を忘れないようにしないと…
「どうも!お初にお目にかかります!この度矢澤つぼみちゃんのお兄ちゃんになりました石嶺ダイゴです!以下お見知りおきを!。 どうも!石嶺ダイゴでございます!矢澤つぼみちゃんのお兄ちゃんとなりました!石嶺ダイゴ、石嶺ダイゴ!矢澤つぼみちゃんの良きアニキとして精進いたす所存でございますのでどうかよろしくお願いします!」
ケイコ「ダイゴくん、そこまでかしこまる必要もないのよ…なんか最後選挙演説みたいになってたし…」
ダイゴ「だって、つぼみちゃんのアニキとしてしっかりしとかないと…」
つぼみ「お兄ちゃんリラックスリラックス!」
ダイゴ「はぁ~い!リラックスでつね~!わかりまちた~!」
ケイコ「リラックスしすぎもよくないけどね…」
さて、そんなこんなでいよいよレッスン開始です!今日は演技のレッスンのようです!
レッスンとはいえつぼみちゃんの生の演技を目の前で拝むことができる日がついに…ああ…お父様ありがとう…
「こないだ渡した台本のセリフはしっかり練習したかな?さっそく今日は披露してもらいますよ!」
レッスンの先生が丸めた台本を叩きながら子役のみんなに呼びかけます…なんか怖そ~…
「ではまずはタケルくんから!」
「…今日はハンバーグ?やったー!お母さんありがとう!」
ダイゴ「さすがプロの子役だな…まるで本当にうれしいことがあったかのようなあの喜びよう…心に直接喜びを訴えるようなあの演技…学芸会の子供の演技力とはワケが違う…もちろんつぼみちゃんが一番だけどな…」
「タケルくん…不合格!まったく嬉しそうな状況が伝わってこない!もっと全身を喜びで満たしなさい!最近あなたいい演技ができてないわね!このままじゃBクラス降格待ったなしよ!」
ダイゴ「えっ!?今ので不合格!?やっぱあの先生辛辣なこと言うな…子役とはいえプロの世界は厳しいんだな…そういえばケイコさん、今Bクラスとか言ってましたけどクラス分けや順位とかがあるんですか?」
「パチパチプロの子役レッスンクラスは下から順にC→B→Aの3クラス。普段のレッスンの成績や、これまでのお仕事の実績でクラス分けされてるの。ここは1番上のAクラス。でもレッスンの成績が低迷したり、オーディションでいい結果をのこせなかったりしたら下のクラスに落とされてしまうわ…オーディションの内容によっては上のクラスの子しか受けさせてもらえない場合も多いの…」
「こ、子供にも容赦ない世界…芸能界はやっぱ厳しい…そう言ってる間にも…」
「はい!不合格!あなたは生きた演技ができないの!?もっとこうリアルな演技を!」
「また不合格者…ここまでなったらこの世界が厳しいのか、あの先生が厳しいのかわかんなくなってくるな…」
「次!つぼみさん!」
「おっ!つぼみちゃんの番だ!がんばれ!」
「今日はハンバーグ!?…わーい!!やったやった~!お母さんありがとう~!」
つぼみちゃんはアドリブでスタジオ中をスキップしながら全身で喜びを表現しています!
ダイゴ「さすがつぼみちゃん!他の子役にできないことを平然とやってのける!他の子役たちもきっとそこにしびれる憧れる!!」
ケイコ「スキップで喜びを表現する…自分でそこまで考えられるなんてさすがうちの子ね!」
「つぼみさん…一応合格です。」
ダイゴ「い、一応!?まだ足りないってのか!?」
「確かにあなたは自分なりに考えたアドリブで全身で喜びを表現しました。そこは評価します。だが私にはこれがあの矢澤つぼみの演技とは到底思えません!!あなたはその若さですでに多くのファンを魅了している子役界のトップ、矢澤つぼみなのよ!今のじゃ平均的な子役よりちょっとグレードが高いぐらいのレベルよ!もっと矢澤つぼみの演技を魅せてみなさい!!」
ダイゴ「子役界のトップにも容赦ない…やっぱあの先生厳しい~!」
こうしてレッスンは終わりました。しかしつぼみちゃんはかなりしょんぼりした様子です。
普段はあの先生にも物怖じしないつぼみちゃんらしいのですが、あれだけ言われたのがよっぽど刺さってるのでしょうか…まだ5歳にあの言葉はきついよね…
つぼみ「ママ、お兄ちゃん…つぼみの演技ってやっぱ大したことないのかな…」
ダイゴ「そんなに泣くなよ!どんなプロでもスランプってのは必ず経験するもんだ!お前はリコーダーの演奏で壁にぶち当たったオレに前に進むためのエールをくれたじゃないか!そのお前がここでくよくよしてどうする!お前は矢澤つぼみだ!もっと自分に自信を持て!」
「お兄ちゃん…ありがとう!!つぼみ、これからも頑張る!!」
ケイコ「それじゃあつぼみちゃんの笑顔も戻ったことだし、帰りはつぼみちゃんの大好きなプリンを買って帰りましょうか!」
「やったー!ママありがとう~!」
ダイゴ「おっ!これぞ矢澤つぼみの演技!…じゃなくてこれは素だな!やっぱつぼみちゃんは笑顔が一番だ!」
子供でも容赦ない、芸能界で生きるということの厳しさを知ったダイゴ。時に壁にぶち当たりながらも時に涙をみせながらも、その世界で生き抜いているつぼみを勇ましく感じたダイゴであった。
どうも!石嶺ダイゴです!今日はケイコさんからこんなお誘いをいただきました!つぼみちゃんのレッスン風景…それは家族と関係者のみが見ることを許された舞台裏…またの名を聖域…これは断るわけにはいかないに決まってるじゃないですか~!
ダイゴ「もちろん行くに決まってるじゃないでつかぁ~!行きますとも!もちろん行きますともぉ~!」
つぼみ「やった~!お兄ちゃんが来てくれるならいつも以上に頑張っちゃうぞ~!」
コテツ「ダイゴ、念のため言っておくが事務所の皆さんにご挨拶忘れるなよ!オレは今日までに作らなきゃいけない書類があるからいけないけどな…」
そしてオレの学校が終わったあと、父ちゃんの車を借りて東京にあるつぼみちゃんの所属する事務所”8×8プロダクション”の本社兼稽古場へ直行しました!我が家が暮らす上川畑市は神奈川県にあるけど、東京にほど近い場所にあるので事務所までは車で10分ちょっとです!
つぼみちゃんの所属する8×8プロダクションは半世紀以上の歴史を持つ日本を代表する老舗事務所で、子役から大人まで俳優や芸人、声優や歌手など様々なジャンルのタレントさんたちが所属しています!
つぼみちゃんは小学6年生までの子役が所属する子供部に所属しています!
そしてこの本社のロビーには事務所のシンボルマークの一部である漢字の”米”を模した純金製の巨大なオブジェが飾られており、TV番組などでもたびたび取り上げられておりよく知られております!オレもこのオブジェを生で見たかったんです!でも、なんで米なんだろう…
ダイゴ「ケイコさん、そういえばなんで8×8プロのシンボルマークって米なんですか?」
ケイコ「それはこの事務所の創業者が”米沢さん”って言ってね、その”米”の字からとられているんだけど、8×8プロダクションの名前もこの米の字が深くかかわっているのよ?ダイゴくん、わかる?」
ダイゴ「えっと…パチパチ…ハチハチ…はちじゅうはち…そうか!”米”って漢字を分解すると”八十八”になる!」
「そう!だからパチパチプロダクションって名前になったのよ!でもそれだけじゃないわ!拍手の”パチパチ”という音にもちなみ、”拍手喝采をあびる人間を育てる”という意味、そしていちばん大きな意味は、”1本の稲からたくさんのお米が実るように、このひとつの事務所からたくさんの才能を実らせる”という願いが込められているのよ!」
「”米”って字は8×8プロにとってとても重要な意味を持ってたのか!」
さあ、いよいよ事務所内に本格潜入です!限られた人間しか入ることの許されない聖域…なんか緊張するな~すれ違ったスタッフさんやタレントの皆さんに挨拶を忘れないようにしないと…
「どうも!お初にお目にかかります!この度矢澤つぼみちゃんのお兄ちゃんになりました石嶺ダイゴです!以下お見知りおきを!。 どうも!石嶺ダイゴでございます!矢澤つぼみちゃんのお兄ちゃんとなりました!石嶺ダイゴ、石嶺ダイゴ!矢澤つぼみちゃんの良きアニキとして精進いたす所存でございますのでどうかよろしくお願いします!」
ケイコ「ダイゴくん、そこまでかしこまる必要もないのよ…なんか最後選挙演説みたいになってたし…」
ダイゴ「だって、つぼみちゃんのアニキとしてしっかりしとかないと…」
つぼみ「お兄ちゃんリラックスリラックス!」
ダイゴ「はぁ~い!リラックスでつね~!わかりまちた~!」
ケイコ「リラックスしすぎもよくないけどね…」
さて、そんなこんなでいよいよレッスン開始です!今日は演技のレッスンのようです!
レッスンとはいえつぼみちゃんの生の演技を目の前で拝むことができる日がついに…ああ…お父様ありがとう…
「こないだ渡した台本のセリフはしっかり練習したかな?さっそく今日は披露してもらいますよ!」
レッスンの先生が丸めた台本を叩きながら子役のみんなに呼びかけます…なんか怖そ~…
「ではまずはタケルくんから!」
「…今日はハンバーグ?やったー!お母さんありがとう!」
ダイゴ「さすがプロの子役だな…まるで本当にうれしいことがあったかのようなあの喜びよう…心に直接喜びを訴えるようなあの演技…学芸会の子供の演技力とはワケが違う…もちろんつぼみちゃんが一番だけどな…」
「タケルくん…不合格!まったく嬉しそうな状況が伝わってこない!もっと全身を喜びで満たしなさい!最近あなたいい演技ができてないわね!このままじゃBクラス降格待ったなしよ!」
ダイゴ「えっ!?今ので不合格!?やっぱあの先生辛辣なこと言うな…子役とはいえプロの世界は厳しいんだな…そういえばケイコさん、今Bクラスとか言ってましたけどクラス分けや順位とかがあるんですか?」
「パチパチプロの子役レッスンクラスは下から順にC→B→Aの3クラス。普段のレッスンの成績や、これまでのお仕事の実績でクラス分けされてるの。ここは1番上のAクラス。でもレッスンの成績が低迷したり、オーディションでいい結果をのこせなかったりしたら下のクラスに落とされてしまうわ…オーディションの内容によっては上のクラスの子しか受けさせてもらえない場合も多いの…」
「こ、子供にも容赦ない世界…芸能界はやっぱ厳しい…そう言ってる間にも…」
「はい!不合格!あなたは生きた演技ができないの!?もっとこうリアルな演技を!」
「また不合格者…ここまでなったらこの世界が厳しいのか、あの先生が厳しいのかわかんなくなってくるな…」
「次!つぼみさん!」
「おっ!つぼみちゃんの番だ!がんばれ!」
「今日はハンバーグ!?…わーい!!やったやった~!お母さんありがとう~!」
つぼみちゃんはアドリブでスタジオ中をスキップしながら全身で喜びを表現しています!
ダイゴ「さすがつぼみちゃん!他の子役にできないことを平然とやってのける!他の子役たちもきっとそこにしびれる憧れる!!」
ケイコ「スキップで喜びを表現する…自分でそこまで考えられるなんてさすがうちの子ね!」
「つぼみさん…一応合格です。」
ダイゴ「い、一応!?まだ足りないってのか!?」
「確かにあなたは自分なりに考えたアドリブで全身で喜びを表現しました。そこは評価します。だが私にはこれがあの矢澤つぼみの演技とは到底思えません!!あなたはその若さですでに多くのファンを魅了している子役界のトップ、矢澤つぼみなのよ!今のじゃ平均的な子役よりちょっとグレードが高いぐらいのレベルよ!もっと矢澤つぼみの演技を魅せてみなさい!!」
ダイゴ「子役界のトップにも容赦ない…やっぱあの先生厳しい~!」
こうしてレッスンは終わりました。しかしつぼみちゃんはかなりしょんぼりした様子です。
普段はあの先生にも物怖じしないつぼみちゃんらしいのですが、あれだけ言われたのがよっぽど刺さってるのでしょうか…まだ5歳にあの言葉はきついよね…
つぼみ「ママ、お兄ちゃん…つぼみの演技ってやっぱ大したことないのかな…」
ダイゴ「そんなに泣くなよ!どんなプロでもスランプってのは必ず経験するもんだ!お前はリコーダーの演奏で壁にぶち当たったオレに前に進むためのエールをくれたじゃないか!そのお前がここでくよくよしてどうする!お前は矢澤つぼみだ!もっと自分に自信を持て!」
「お兄ちゃん…ありがとう!!つぼみ、これからも頑張る!!」
ケイコ「それじゃあつぼみちゃんの笑顔も戻ったことだし、帰りはつぼみちゃんの大好きなプリンを買って帰りましょうか!」
「やったー!ママありがとう~!」
ダイゴ「おっ!これぞ矢澤つぼみの演技!…じゃなくてこれは素だな!やっぱつぼみちゃんは笑顔が一番だ!」
子供でも容赦ない、芸能界で生きるということの厳しさを知ったダイゴ。時に壁にぶち当たりながらも時に涙をみせながらも、その世界で生き抜いているつぼみを勇ましく感じたダイゴであった。
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