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第20話 たかがアフレコ、されどアフレコです。
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高津監督の新作短編映画の声優のオファーを受けてから数日後の午後…都内某所のアフレコスタジオにていよいよ本格的なセリフの練習が始まる。
すでにマネージャーを通じて台本は手渡されており、家でも何度も練習してきた。だがここからは監督やスタッフもいる中での練習だ。世界の高津監督の前でその演技を披露するのだ。
この日は仕事が休みであったコテツを含め、石嶺家総出でスタジオへ。
「はじめましてつぼみちゃん!高津サンジロウです!オファーを受けてくださりありがとうございます!」
つぼみ「こちらこそオファーをくださりありがとうございます!カリフ作品は自分も観てきたので出演できてうれしいです!」
コテツ「ほ、本物の高津監督だ…世界の高津監督だ…」
ダイゴ「巨匠の前でもしっかりした挨拶ができてやっぱつぼみちゃんはすごいな…」
高津「つぼみちゃん、今日からこのスタジオで練習を始めていくわけだけど、今回は特別講師としてつぼみちゃんと同じ作品に出演するこの人に来てもらってます!佐渡島さん!」
「はい!つぼみちゃん、同じ事務所だけどはじめまして!佐渡島ラク子です!よろしくね!」
ダイゴ「おっ!今年デビューしたばかりの注目の若手声優、佐渡島ラク子じゃん!」
ケイコ「ラク子さんも出るのね!」
コテツ「名前は聞いたことあるけど…見た目若々しいからまだ学生かな?ラク子さん初めまして!つぼみちゃんの父の石嶺コテツと申します!失礼ですがご年齢は…もしかして学業と両立してる系?」
「今年40歳で~す!ファミコンと同い年で~す!まだ誕生日は迎えてないからギリギリ30代ですけどね~!」
「へ~40歳ね…って僕より年上じゃないですか!これはご無礼を…」
ラク子「いいんですよ気にしなくて!見た目より若く見られることよくありますから!」
40歳の新人声優、佐渡島ラク子。昨年パチパチプロが主催する満30歳以上を対象としたオーディション「オトナスターグランプリ」で最優秀賞を受賞し、今年満40歳での遅咲きの声優デビューを果たした各メディアでも注目の40代若手声優である。
そんなこんなでいよいよ練習開始。
今回つぼみが出演するのは短編数本を同時上映する「カリフ短編劇場」。スタジオカリフが不定期に制作しているシリーズで、長編とはまた違った短編ならではの奥深さと斬新な演出で多くのファンを魅了しているシリーズだ。
つぼみは同時上映される3つの短編のうちの一編、「あまねと星の妖精」。幼くして母を亡くし、父と2人暮らしの少女あまね。高校受験を翌日に控えるも緊張感と不安で眠れぬ夜を過ごす彼女の前に「進級試験」に挑む星の国の学校に通う妖精「ピクモ」が現れ…というストーリー。
つぼみは星の国の妖精ピクモを、ラク子は主人公のあまねを演じる。
ケイコ「ここまで家でしっかり練習してきたけど、短編映画とはいえ今までの声のお仕事よりセリフ量は多いわ。しっかりできるかしら…」
高津「それじゃあまずは一番最初のセリフから!つぼみちゃんどうぞ!」
「はい!”こんにちは!私はピクモ!あなたはだあれ?”」
ケイコ「つぼみちゃん、家でたくさん練習してきた成果が出ているわね。心配はいらないみたいね…」
高津「つぼみちゃん、いい感じだね!でも、このシーンでピクモは初めて生の人間に触れるワケだからもうちょっと不思議そうな感じを出したほうがいいかな?」
ケイコ(さすが世界の高津監督…今のじゃまだダメなんだ…私も親バカだったかしら…)
高津「佐渡島さん、アドバイスお願いします!」
ラク子「つぼみちゃん、普通のドラマとかの演技では自分が演じるキャラクターは当然見えないけど、アフレコでは
自分の目の前に自分の演じるキャラが映っている状態で演技するからキャラクターになり切るというのが特に重要よ。つぼみちゃん、もし自分が宇宙人にあったらどんな気持ちになると思う?」
「う~ん…宇宙人にあったら…多分不思議に思って怖くて驚くと思う…」
「そうだよね。びっくりしちゃうよね。ピクモは初めて本物の人間を見てどんな気持ちかな?きっとつぼみちゃんが宇宙人に会った時になるかもしれない気持ちと同じような気持ちだと思うよ。その辺を意識してもう一度やってみて!」
「はい!”こんにちは…私はピクモ…あなたはだあれ?」
つぼみはアドバイスをもとに目の前の人間を不思議に思う感じでかつ恐る恐るな雰囲気で演技に臨んだ。
高津「おっ!さっきよりもいい感じだよ!まさに目の前に初めて人間に会う妖精が見えたよ!佐渡島さんもナイスアドバイス!」
ダイゴ「ラク子さん、ナイスプロの指導でした!」
コテツ「お前は監督か!」
つぼみ「ありがとうございます!」
ラク子「私の方もありがとうございます!指導はほぼ初めてでしたが褒めていただき光栄です!」
…翌日、その翌日も続いていくレッスン。笑ったり驚いたり様々な演技を練習していく。監督からの評価も日に日に上昇。
ラク子「つぼみちゃん、私と一緒に叫ぶこのシーンだけど、2人とも突然落っこちちゃうからもっと大きな声で驚いたほうがいいと思うな!今から私がお手本として演技するからつぼみちゃんも後から続いてやってみて!ジェットコースターに乗ってるイメージでやってみるといいかも!いくよ?…
”わああああ~っ!”…はい、どうぞ!」
つぼみ「はい…”わあああああっ~!!”」
ラク子「よくできました!」
高津「レッスンを重ねるごとによくなってるね!」
声の仕事を本職とするラク子からつぼみはしっかりとその神髄を学べているようだ。
アフレコの日を3日後に控えたこの日は実際に映像に合わせて本番さながらに声を当てていくリハーサル。その前に監督から突然の報告を言い渡される。
「つぼみちゃん、ラク子さん、リハーサルの前に突然の報告で申し訳ないですがお2人の3日後の本番は公開アフレコとして行うこととなりました!」
つぼみ「公開アフレコ?」
ダイゴ「要するにカメラマンや取材の人たちの前でアフレコするってことだよ!ニュースでたくさんのカメラの前でアフレコしてるの観たことあるだろ?ああいう風にやるんだ!」
つぼみ「う~ん…今までもアフレコの様子を撮られたことはあるけど大勢は初めてだから緊張するな…」
ケイコ「つぼみちゃん!ファイト!今までもいろんな緊張を乗り越えてきたじゃない!」
ダイゴ「アフレコは本来閉鎖された空間で行うもの…大勢の前でアフレコできる機会なんてめったにないから楽しんでいこう!」
「でも…」
「つぼみちゃんのお母さんやお兄ちゃんの言う通りだと思うわ。私も公開アフレコは初めてだから正直緊張してるの。でも私、ずっと追いかけていた芸能界という夢を、声優という夢を遠回りで叶えて今こうして昔から観てきた高津監督の作品にかかわることができているからうれしさと楽しみな気持ちのほうが勝っているわ!つぼみちゃんも高津監督の作品を観てきたんでしょう?高津監督の作品に出れて嬉しいんでしょう?なら楽しまなくちゃ!」
ラク子はつぼみの肩をやさしく持ちながら優しい声で論じた。
「ラク子さん…うん!そうだね!つぼみ楽しんでく!!ありがとうラク子さん!緊張なんかどっか行っちゃった!」
…突如決まった公開アフレコ…だがつぼみならきっと大丈夫!
すでにマネージャーを通じて台本は手渡されており、家でも何度も練習してきた。だがここからは監督やスタッフもいる中での練習だ。世界の高津監督の前でその演技を披露するのだ。
この日は仕事が休みであったコテツを含め、石嶺家総出でスタジオへ。
「はじめましてつぼみちゃん!高津サンジロウです!オファーを受けてくださりありがとうございます!」
つぼみ「こちらこそオファーをくださりありがとうございます!カリフ作品は自分も観てきたので出演できてうれしいです!」
コテツ「ほ、本物の高津監督だ…世界の高津監督だ…」
ダイゴ「巨匠の前でもしっかりした挨拶ができてやっぱつぼみちゃんはすごいな…」
高津「つぼみちゃん、今日からこのスタジオで練習を始めていくわけだけど、今回は特別講師としてつぼみちゃんと同じ作品に出演するこの人に来てもらってます!佐渡島さん!」
「はい!つぼみちゃん、同じ事務所だけどはじめまして!佐渡島ラク子です!よろしくね!」
ダイゴ「おっ!今年デビューしたばかりの注目の若手声優、佐渡島ラク子じゃん!」
ケイコ「ラク子さんも出るのね!」
コテツ「名前は聞いたことあるけど…見た目若々しいからまだ学生かな?ラク子さん初めまして!つぼみちゃんの父の石嶺コテツと申します!失礼ですがご年齢は…もしかして学業と両立してる系?」
「今年40歳で~す!ファミコンと同い年で~す!まだ誕生日は迎えてないからギリギリ30代ですけどね~!」
「へ~40歳ね…って僕より年上じゃないですか!これはご無礼を…」
ラク子「いいんですよ気にしなくて!見た目より若く見られることよくありますから!」
40歳の新人声優、佐渡島ラク子。昨年パチパチプロが主催する満30歳以上を対象としたオーディション「オトナスターグランプリ」で最優秀賞を受賞し、今年満40歳での遅咲きの声優デビューを果たした各メディアでも注目の40代若手声優である。
そんなこんなでいよいよ練習開始。
今回つぼみが出演するのは短編数本を同時上映する「カリフ短編劇場」。スタジオカリフが不定期に制作しているシリーズで、長編とはまた違った短編ならではの奥深さと斬新な演出で多くのファンを魅了しているシリーズだ。
つぼみは同時上映される3つの短編のうちの一編、「あまねと星の妖精」。幼くして母を亡くし、父と2人暮らしの少女あまね。高校受験を翌日に控えるも緊張感と不安で眠れぬ夜を過ごす彼女の前に「進級試験」に挑む星の国の学校に通う妖精「ピクモ」が現れ…というストーリー。
つぼみは星の国の妖精ピクモを、ラク子は主人公のあまねを演じる。
ケイコ「ここまで家でしっかり練習してきたけど、短編映画とはいえ今までの声のお仕事よりセリフ量は多いわ。しっかりできるかしら…」
高津「それじゃあまずは一番最初のセリフから!つぼみちゃんどうぞ!」
「はい!”こんにちは!私はピクモ!あなたはだあれ?”」
ケイコ「つぼみちゃん、家でたくさん練習してきた成果が出ているわね。心配はいらないみたいね…」
高津「つぼみちゃん、いい感じだね!でも、このシーンでピクモは初めて生の人間に触れるワケだからもうちょっと不思議そうな感じを出したほうがいいかな?」
ケイコ(さすが世界の高津監督…今のじゃまだダメなんだ…私も親バカだったかしら…)
高津「佐渡島さん、アドバイスお願いします!」
ラク子「つぼみちゃん、普通のドラマとかの演技では自分が演じるキャラクターは当然見えないけど、アフレコでは
自分の目の前に自分の演じるキャラが映っている状態で演技するからキャラクターになり切るというのが特に重要よ。つぼみちゃん、もし自分が宇宙人にあったらどんな気持ちになると思う?」
「う~ん…宇宙人にあったら…多分不思議に思って怖くて驚くと思う…」
「そうだよね。びっくりしちゃうよね。ピクモは初めて本物の人間を見てどんな気持ちかな?きっとつぼみちゃんが宇宙人に会った時になるかもしれない気持ちと同じような気持ちだと思うよ。その辺を意識してもう一度やってみて!」
「はい!”こんにちは…私はピクモ…あなたはだあれ?」
つぼみはアドバイスをもとに目の前の人間を不思議に思う感じでかつ恐る恐るな雰囲気で演技に臨んだ。
高津「おっ!さっきよりもいい感じだよ!まさに目の前に初めて人間に会う妖精が見えたよ!佐渡島さんもナイスアドバイス!」
ダイゴ「ラク子さん、ナイスプロの指導でした!」
コテツ「お前は監督か!」
つぼみ「ありがとうございます!」
ラク子「私の方もありがとうございます!指導はほぼ初めてでしたが褒めていただき光栄です!」
…翌日、その翌日も続いていくレッスン。笑ったり驚いたり様々な演技を練習していく。監督からの評価も日に日に上昇。
ラク子「つぼみちゃん、私と一緒に叫ぶこのシーンだけど、2人とも突然落っこちちゃうからもっと大きな声で驚いたほうがいいと思うな!今から私がお手本として演技するからつぼみちゃんも後から続いてやってみて!ジェットコースターに乗ってるイメージでやってみるといいかも!いくよ?…
”わああああ~っ!”…はい、どうぞ!」
つぼみ「はい…”わあああああっ~!!”」
ラク子「よくできました!」
高津「レッスンを重ねるごとによくなってるね!」
声の仕事を本職とするラク子からつぼみはしっかりとその神髄を学べているようだ。
アフレコの日を3日後に控えたこの日は実際に映像に合わせて本番さながらに声を当てていくリハーサル。その前に監督から突然の報告を言い渡される。
「つぼみちゃん、ラク子さん、リハーサルの前に突然の報告で申し訳ないですがお2人の3日後の本番は公開アフレコとして行うこととなりました!」
つぼみ「公開アフレコ?」
ダイゴ「要するにカメラマンや取材の人たちの前でアフレコするってことだよ!ニュースでたくさんのカメラの前でアフレコしてるの観たことあるだろ?ああいう風にやるんだ!」
つぼみ「う~ん…今までもアフレコの様子を撮られたことはあるけど大勢は初めてだから緊張するな…」
ケイコ「つぼみちゃん!ファイト!今までもいろんな緊張を乗り越えてきたじゃない!」
ダイゴ「アフレコは本来閉鎖された空間で行うもの…大勢の前でアフレコできる機会なんてめったにないから楽しんでいこう!」
「でも…」
「つぼみちゃんのお母さんやお兄ちゃんの言う通りだと思うわ。私も公開アフレコは初めてだから正直緊張してるの。でも私、ずっと追いかけていた芸能界という夢を、声優という夢を遠回りで叶えて今こうして昔から観てきた高津監督の作品にかかわることができているからうれしさと楽しみな気持ちのほうが勝っているわ!つぼみちゃんも高津監督の作品を観てきたんでしょう?高津監督の作品に出れて嬉しいんでしょう?なら楽しまなくちゃ!」
ラク子はつぼみの肩をやさしく持ちながら優しい声で論じた。
「ラク子さん…うん!そうだね!つぼみ楽しんでく!!ありがとうラク子さん!緊張なんかどっか行っちゃった!」
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