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ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ
ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ 第1話
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2206年、国家改変計画を目論む勢力が明徳教という教団に加勢したという情報を独自路線で入手した警衛隊は東亜共和国への監視活動を継続させながら明徳教への潜入任務を視野に入れる事とした。
ただ任務の観点から極秘に行われることが決まり、公安科、警務隊、幕僚官房室にのみの共有事項となった。
これを受け鳥島は3年振りに別働隊を復活させることを決めた。
主要登場人物一覧
嶹津舜(23)…10代目主人公 警衛庁 3類職員(嘱託)
耀阪榮臣(24)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
夢丸奎大(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
高梨樹李(26)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 1等隊士
冴浪透也(26)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
佐塚真弥(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
松石海翔(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
吉瀬淳也(27)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
来島琉季弥(45)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官補佐 2等士官
今西遙駕(46)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官 1等士官
藤浦恭介(45)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
栗坂啓二(38)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
千景将(51)…警衛庁 公安科 統括官兼 別働隊長 1等幹士
関口智也(28)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊所属 隊士長
河木涼(25)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊所属 隊士長
奥木奨真(45)…警衛庁 幕僚官房室 理事官 2等将士
幸崎晃平(43)…警衛庁 公安科 科長 3等将士
菊池謙祐(44)…警衛庁 幕僚総監付き秘書官 2等士官
泉井皓太(43)…警衛庁 幕僚総監付き秘書官2等士官
鳥島信孝(57)…警衛庁 14代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「随分と老けたな。何してたんだよ。これまでの3年間」
統括官室に入るなり来島は白髪混じりの髪型の千景に声をかけた。
「うるせーよ。一言余計なんだよ。」
そう言いながら千景は軽く笑った。
「あんた、聞いたけどそれなりの地位に行ってたらしいじゃねーかよ」
「それなりの地位って言われてもな笑 去年までアメリカに居たからな。」
「アメリカ?」
「米軍との合同企画発案の担当を任されて。詳しくは言えないんだが、日本側とアメリカ側で新たに防衛共同宣言条を立てるらしくてな。それの一環で派遣されてたって感じだな。お前こそ聞いたぜ?アフリカに能力構築支援で派遣されてたんだろ?」
「3年前、別働隊が解散して直ぐにな。」
「所属先はどうなってたんだ?」
「陸上だよ。馬鹿みたいに熱苦しい連中と永遠に声出して。」
「んで、別働隊が復活するから帰ってきたと?」
「嶹津がまともに見えるってよっぽどだろ?笑」
「そうだな笑」
「んで、名簿観してくれよ。どんな感じになってんだ?階級とかも気になるし」
「これだよ」
そう言いながら千景は来島に紙を渡した。
「あ?」
「ん?どうかしたか?」
「いや、何人か見ねー顔がいるなって。それに何人か抜けてねーか?」
「別働隊が復活する事が決まった時、何人か別働隊への部隊復帰を断ったやつがいてな。関口って覚えてるか?」
「覚えてるよ。そいつがどうかしたんか?」
「あいつは情報保全隊にスカウトされてな笑 1年間のサイバー研修を受けた後、去年から保全隊所属だ」
「やべーな。そんなにあいつ優秀だったんか?」
「見る人が見れば、的なのじゃねーかな?」
「へぇー。嶹津は?」
「あいつに関しては情報が何も降りてきてないな。市ヶ谷に行ったのは確かなんだけど」
「好き好んで、本隊から異動する奴がいるんだな。」
そう言いながら来島は近くの机に軽く腰を置いた。
「そんな事よりお前を今日呼んだ理由、話してもいいか?」
「話せよ。」
そう言うと来島は軽く欠伸をした。
「明徳教。皆まで言わんでもわかるだろ?」
「最近、総監が騒いでるやつか?」
「そうだ」
「まさか、」
「そのまさかだ。明徳教への潜入だ。」
「正気か?お前。今度こそ公安潰れんぞ?な?」
「そんなの言われやんでもわかってるよ。ただ科長が総監からの要望を聞き入れた以上、やらないっていうのは。なー?」
「な~って。幸崎の野郎か。」
「もうすぐ全体朝礼がある。その時に詳しく聞きたかったら聞けよ。な?」
「わかったよ」
午前9時
公安科フロア中央にある会議室にあつまった公安科隊員を目の前に幸崎は軽く笑顔を見せた。
「まずは、我が公安が誇る精鋭部隊に入ってきた新しい仲間を発表する。対象者、前へ」
幸崎が言うと数人の隊員がやってきた。
「軽く自己紹介できるかな?名前だけでいいよ。私は階級で判断するような人間じゃないからね?」
「わ、わかりました。」
そう言うと栗坂は軽く口を開けた。
「栗坂です。」
「松石です」
「佐塚です」
「今西です」
「ありがとう。今西くんに関しては、管理官を任せる予定だ。来島くん。君がしっかりと支えてやってくれ。頼んだよ?」
「キャリア出身だもんな。現場の俺たちなんて眼中にねーだろ?」
来島が唐突に怒鳴った。
「なに?」
幸崎が言うと千景は軽く頭を下げた。
「申し訳有りません。部下への指導を徹底します」
「うん。当たり前のことだからね?」
「はい」
「列に戻っていいよ」
幸崎に言われ3人は軽く頭を下げる元の位置に戻った。
「緊張したな」
松石が言うと佐塚は軽く頷いた。
「あの来島って人えぐいよな。科長にいきなり怒鳴るって」
佐塚が言うと後ろにいた夢丸が口を開けた。
「あの人は前からずっとあんなんだよ。慣れるのに時間かかるだろうけど笑」
「お前ら新教(新隊員教育)終わった直後だろ?」
耀阪が言うと松石が答えた。
「いや、部隊配属して1年っすね」
「まじか。それで2等隊士か。なかなかやるじゃねーか。一発で昇任試験受かったんか」
耀阪が言うと幸崎が声を荒らげた。
「そこ、ずっと何か話してるよね?どういうつもり?」
「え?あ、すいません。」
耀阪が言うと幸崎は軽く笑いながらゆっくりと歩いてきた。
「違う。違う。謝罪は求めてないの。どういうつもりか聞いてるの。怒ってないよ?だって、そう教わったんだもんね?教育隊の時に。班長から。なら仕方ない。その班長が悪いんだから。」
「何か気色悪いな。こいつ」
耀阪が呟くと夢丸は軽く頭を下げた。
「すいません。以後このようなことが無いように気をつけます。」
「これ以上、聞いても埒が明かなさそうだし、後で君たち来なさい。4人だね。」
「あ、はい。わかりました」
夢丸が言うと幸崎は元の位置に戻った。
その日の夜
来島は千景に呼ばれ統括官室にいた。
「好きにしろとは言ったけどお前、馬鹿なんか?」
「義務教育は全部クリアしてる。高校だって出てる。馬鹿呼ばわりされるほど落ち込んでねーよ。」
「いや、中退だろ?高校出てるって」
「それがなんだ?なんか言いたいか?」
「学歴の話じゃなくてな?」
「で?早く本題入れよ。お前が俺を呼んだのはそんな話をしたくてじゃねーだろ?」
そう言うと来島はソファーに腰かけた。
「見透かされすぎてお前のこと怖くなってきたわ。」
そう言いながら千景は来島の相対するようにしてソファーに座った。
「具体的な潜入作戦の指示はまだ何も降りてきてない。」
「そうだな」
「それでだ。その本格的に潜入が始められる前に、ある奴を引き込みたいんだ。わかるよな?」
「まさか、あいつを呼ぶってのか?」
「そうだ」
「別働隊蹴ったんだろ?あいつ。そんな奴がほいほい来るかよ。」
「来ねーから頼んでるんだろ?な?」
「言い回しはなんて言うんだ?潜入に参加して欲しいってか?いきなり。んなのいきなり死ねって言ってるようなもんだろ?」
「そうかもな」
「んだよ。そうかもなって。」
そう言うと来島は軽く口を鳴らした。
「あ、もうこんな時間か」
腕時計に目を落とした千景は言葉を発した。
「なんかあんのか?」
「え?あー、幹部会合ってのが8時からあるんだよ。そろそろ出ないとだな。」
「奥さん、大切にしろよ。」
「え?」
「いや、新婚だろ?」
「え?笑 去年結婚したからな。新婚って言うのか?笑」
「なんもねーよ。」
そう言うと来島はその場に立ち上がった。
「またそいつの居場所分かったら教えてくれよ。俺、声掛けてみっから。」
「やる気になったんか?笑」
「うるせーよ。別にそんなんじゃねーよ。ただここで、関係ないからって突き放すような奴、腹立つだけだ。別働隊の創設メンバーだからな?あいつは。一応」
「そうだな。」
「それだけだ」
そう言うと来島はそのまま部屋を後にした。
ただ任務の観点から極秘に行われることが決まり、公安科、警務隊、幕僚官房室にのみの共有事項となった。
これを受け鳥島は3年振りに別働隊を復活させることを決めた。
主要登場人物一覧
嶹津舜(23)…10代目主人公 警衛庁 3類職員(嘱託)
耀阪榮臣(24)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
夢丸奎大(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
高梨樹李(26)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 1等隊士
冴浪透也(26)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
佐塚真弥(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
松石海翔(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
吉瀬淳也(27)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
来島琉季弥(45)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官補佐 2等士官
今西遙駕(46)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官 1等士官
藤浦恭介(45)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
栗坂啓二(38)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
千景将(51)…警衛庁 公安科 統括官兼 別働隊長 1等幹士
関口智也(28)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊所属 隊士長
河木涼(25)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊所属 隊士長
奥木奨真(45)…警衛庁 幕僚官房室 理事官 2等将士
幸崎晃平(43)…警衛庁 公安科 科長 3等将士
菊池謙祐(44)…警衛庁 幕僚総監付き秘書官 2等士官
泉井皓太(43)…警衛庁 幕僚総監付き秘書官2等士官
鳥島信孝(57)…警衛庁 14代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「随分と老けたな。何してたんだよ。これまでの3年間」
統括官室に入るなり来島は白髪混じりの髪型の千景に声をかけた。
「うるせーよ。一言余計なんだよ。」
そう言いながら千景は軽く笑った。
「あんた、聞いたけどそれなりの地位に行ってたらしいじゃねーかよ」
「それなりの地位って言われてもな笑 去年までアメリカに居たからな。」
「アメリカ?」
「米軍との合同企画発案の担当を任されて。詳しくは言えないんだが、日本側とアメリカ側で新たに防衛共同宣言条を立てるらしくてな。それの一環で派遣されてたって感じだな。お前こそ聞いたぜ?アフリカに能力構築支援で派遣されてたんだろ?」
「3年前、別働隊が解散して直ぐにな。」
「所属先はどうなってたんだ?」
「陸上だよ。馬鹿みたいに熱苦しい連中と永遠に声出して。」
「んで、別働隊が復活するから帰ってきたと?」
「嶹津がまともに見えるってよっぽどだろ?笑」
「そうだな笑」
「んで、名簿観してくれよ。どんな感じになってんだ?階級とかも気になるし」
「これだよ」
そう言いながら千景は来島に紙を渡した。
「あ?」
「ん?どうかしたか?」
「いや、何人か見ねー顔がいるなって。それに何人か抜けてねーか?」
「別働隊が復活する事が決まった時、何人か別働隊への部隊復帰を断ったやつがいてな。関口って覚えてるか?」
「覚えてるよ。そいつがどうかしたんか?」
「あいつは情報保全隊にスカウトされてな笑 1年間のサイバー研修を受けた後、去年から保全隊所属だ」
「やべーな。そんなにあいつ優秀だったんか?」
「見る人が見れば、的なのじゃねーかな?」
「へぇー。嶹津は?」
「あいつに関しては情報が何も降りてきてないな。市ヶ谷に行ったのは確かなんだけど」
「好き好んで、本隊から異動する奴がいるんだな。」
そう言いながら来島は近くの机に軽く腰を置いた。
「そんな事よりお前を今日呼んだ理由、話してもいいか?」
「話せよ。」
そう言うと来島は軽く欠伸をした。
「明徳教。皆まで言わんでもわかるだろ?」
「最近、総監が騒いでるやつか?」
「そうだ」
「まさか、」
「そのまさかだ。明徳教への潜入だ。」
「正気か?お前。今度こそ公安潰れんぞ?な?」
「そんなの言われやんでもわかってるよ。ただ科長が総監からの要望を聞き入れた以上、やらないっていうのは。なー?」
「な~って。幸崎の野郎か。」
「もうすぐ全体朝礼がある。その時に詳しく聞きたかったら聞けよ。な?」
「わかったよ」
午前9時
公安科フロア中央にある会議室にあつまった公安科隊員を目の前に幸崎は軽く笑顔を見せた。
「まずは、我が公安が誇る精鋭部隊に入ってきた新しい仲間を発表する。対象者、前へ」
幸崎が言うと数人の隊員がやってきた。
「軽く自己紹介できるかな?名前だけでいいよ。私は階級で判断するような人間じゃないからね?」
「わ、わかりました。」
そう言うと栗坂は軽く口を開けた。
「栗坂です。」
「松石です」
「佐塚です」
「今西です」
「ありがとう。今西くんに関しては、管理官を任せる予定だ。来島くん。君がしっかりと支えてやってくれ。頼んだよ?」
「キャリア出身だもんな。現場の俺たちなんて眼中にねーだろ?」
来島が唐突に怒鳴った。
「なに?」
幸崎が言うと千景は軽く頭を下げた。
「申し訳有りません。部下への指導を徹底します」
「うん。当たり前のことだからね?」
「はい」
「列に戻っていいよ」
幸崎に言われ3人は軽く頭を下げる元の位置に戻った。
「緊張したな」
松石が言うと佐塚は軽く頷いた。
「あの来島って人えぐいよな。科長にいきなり怒鳴るって」
佐塚が言うと後ろにいた夢丸が口を開けた。
「あの人は前からずっとあんなんだよ。慣れるのに時間かかるだろうけど笑」
「お前ら新教(新隊員教育)終わった直後だろ?」
耀阪が言うと松石が答えた。
「いや、部隊配属して1年っすね」
「まじか。それで2等隊士か。なかなかやるじゃねーか。一発で昇任試験受かったんか」
耀阪が言うと幸崎が声を荒らげた。
「そこ、ずっと何か話してるよね?どういうつもり?」
「え?あ、すいません。」
耀阪が言うと幸崎は軽く笑いながらゆっくりと歩いてきた。
「違う。違う。謝罪は求めてないの。どういうつもりか聞いてるの。怒ってないよ?だって、そう教わったんだもんね?教育隊の時に。班長から。なら仕方ない。その班長が悪いんだから。」
「何か気色悪いな。こいつ」
耀阪が呟くと夢丸は軽く頭を下げた。
「すいません。以後このようなことが無いように気をつけます。」
「これ以上、聞いても埒が明かなさそうだし、後で君たち来なさい。4人だね。」
「あ、はい。わかりました」
夢丸が言うと幸崎は元の位置に戻った。
その日の夜
来島は千景に呼ばれ統括官室にいた。
「好きにしろとは言ったけどお前、馬鹿なんか?」
「義務教育は全部クリアしてる。高校だって出てる。馬鹿呼ばわりされるほど落ち込んでねーよ。」
「いや、中退だろ?高校出てるって」
「それがなんだ?なんか言いたいか?」
「学歴の話じゃなくてな?」
「で?早く本題入れよ。お前が俺を呼んだのはそんな話をしたくてじゃねーだろ?」
そう言うと来島はソファーに腰かけた。
「見透かされすぎてお前のこと怖くなってきたわ。」
そう言いながら千景は来島の相対するようにしてソファーに座った。
「具体的な潜入作戦の指示はまだ何も降りてきてない。」
「そうだな」
「それでだ。その本格的に潜入が始められる前に、ある奴を引き込みたいんだ。わかるよな?」
「まさか、あいつを呼ぶってのか?」
「そうだ」
「別働隊蹴ったんだろ?あいつ。そんな奴がほいほい来るかよ。」
「来ねーから頼んでるんだろ?な?」
「言い回しはなんて言うんだ?潜入に参加して欲しいってか?いきなり。んなのいきなり死ねって言ってるようなもんだろ?」
「そうかもな」
「んだよ。そうかもなって。」
そう言うと来島は軽く口を鳴らした。
「あ、もうこんな時間か」
腕時計に目を落とした千景は言葉を発した。
「なんかあんのか?」
「え?あー、幹部会合ってのが8時からあるんだよ。そろそろ出ないとだな。」
「奥さん、大切にしろよ。」
「え?」
「いや、新婚だろ?」
「え?笑 去年結婚したからな。新婚って言うのか?笑」
「なんもねーよ。」
そう言うと来島はその場に立ち上がった。
「またそいつの居場所分かったら教えてくれよ。俺、声掛けてみっから。」
「やる気になったんか?笑」
「うるせーよ。別にそんなんじゃねーよ。ただここで、関係ないからって突き放すような奴、腹立つだけだ。別働隊の創設メンバーだからな?あいつは。一応」
「そうだな。」
「それだけだ」
そう言うと来島はそのまま部屋を後にした。
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