ULTIMATE〜season38(2203)E.O.D 不発の憎しみ

〓Mr.鷹党〓

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ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ

ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ 第1話

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2202年、警衛官職務執行法、警衛隊法の一部法改正(組織保護に伴う強制執行令の新たな追加)により警衛庁は大幅な検挙者及び処分者が出たことを発表した。
さらに、翌年の2203年になると更に増すことになり組織保護に伴う強制執行令の中に新たに人事決定事項改正案そして警務隊職務執行規律の変更が発表された。
そこには、これまで対象外だった全 警衛官のSNS垢の監視を新たに情報保全隊に追加されたのだ。
これにより、警衛官のプライベートは無くなったと言っても過言では無いところまで行くこととなった。
そしてこれを機に情報保全隊はこれまでの臨時運用化から常設化へと体制が変わり、保全隊長には幕僚官房室で幹部隊員への部隊指揮官育成を行ってきた森田 将補の着任が決まった。
更に、情報保全隊は常設化に伴い大幅に人数が増員され十条駐屯地が新拠点として決定し部隊は十条駐屯地へと移動する事になった。
これによりそれまで、武器、装具倉庫扱いだった十条駐屯地は陸上自衛隊以来178年振りの部隊拠点駐屯地として復活する事が決まった。

主要登場人物一覧
嶹津舜(20)…10代目主人公 警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等隊士
耀阪榮臣(21)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等隊士
夢丸奎大(19)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等隊士
高梨樹李(23)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
冴浪透也(23)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
関口智也(25)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 1等隊士
吉瀬淳也(24)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
来島琉季弥(42)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官 2等士官
今西遙駕(43)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 第1機動小隊長 士官長
末崎駕李(31)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等士官
藤浦恭介(42)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
尾浦祥暉(36)…警衛庁 自衛科 方面隊統括本部 東部方面隊専任統括官 1等隊尉
近村泰翔(46)…警衛庁 自衛科 方面隊統括本部 東部方面隊専任統括官 2等幹士
伊村零也(38)…警衛庁 警務大隊 首席監察部 東部方面隊 統括監察員 2等士官
飛松晃聖(31)…警衛庁 警務大隊 首席監察部 東部方面隊 統括監察員 3等士官
千景将(48)…警衛庁 公安科 統括官兼 別働隊長 2等幹士
登梨昌磨(42)… 警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
奥木奨真(42)…警衛庁 幕僚官房室 理事官補佐 1等幹士
菊池謙祐(41)…警衛庁 陸上科 陸上中央司令総隊 所属 2等士官
泉井皓太(40)…警衛庁 陸上科 陸上中央司令総隊 所属 2等士官
鳥島信孝(54)…警衛庁 14代目 幕僚総監
瀏 黎曖秦(20)…対日武闘派戦線 ELUリーダー
倉北來人(36)…対日武闘派戦線 ELU メンバー

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
「今日からだよな。久しぶり」
部屋に入ってきた嶹津と耀阪を見て高梨が言った。
「まだ俺らは情報保全隊の監視対象に入ってる。だからまだ解放されたわけじゃねーし。まだまだだるいよ」
そう言いながら嶹津は近くの椅子に腰掛けた。
「情報保全が厳しくなっても俺らは存在し続けるんだな。この部隊っていうか」
耀阪が言うと冴浪は軽く頷いた。
「だからなんじゃねーか?知らねーけど。」
冴浪が言うと高梨は軽く頷いた。
「これから俺らは、身内に恨まれる事が多なるのかもな」
高梨が言うと藤浦と登梨に連れられ2人の男がやってきた。
「新しく入ってきたメンバーだ。2人とも陸上科から来た」
そう言うと登梨は2人に目をやった。
「関口です。歳は25で階級は1等隊士です。」
そう言うと関口は横にいた吉瀬に目をやった。
「名前は吉瀬っす。歳は24で。階級は隊士長。横にいる関口とは、新教(新隊員教育)の時の同期っす。よろしくおねしゃす」
吉瀬が言うと藤浦が口を開けた。
「わかってると思うが、最近特に警衛隊内での規律重視が強まってる。今まで常設化されてなかった情報保全隊が常設化されたろ?更に情報統制が厳しくなるって見て間違いないだろうな。くれぐれも、情報保全に引っかかるような事は避けてくれよ?この組織が保全隊に見つかればかなりの処分者が出るらしいしな」
藤浦が言うと嶹津が口を開けた。
「逆じゃないすか?情報統制のために俺らあえて、存在を濁してるわけなんだしだとしたら情報保全隊とやる事一緒だったりしないんすか?」
「詳しくは知らんよ。でもこの存在を知ってる者が保全隊にいるのは事実だ」
そう言うと来島は近くのソファーに腰掛けた。
「保全隊の名簿者リストのうち、公安から行った連中をリストアップした。」
「え、名簿者リストなんて手に入るんか?」
藤浦が聞くと来島は、身分証をその場に置いた。
「名前の上読んでみろよ」
「部隊管理士官」
藤浦が読むと来島は頷いた。
「部隊管理しとる奴だったら3等士官以上からそういうのも見れるようになるんだよ。部隊指揮官候補生だな。言うなら。候補生になれば見れるって訳だ。それで見てみたら、公安科の重鎮が結構、移ってるみたいなんだ。別働隊発足に加わった野郎がごろごろいる。」
来島が言った時、部屋にある電話が鳴り響いた。
「お電話ありがとうございます。株式会社 堀田産業です」
藤浦が電話に出ると吉瀬が横にいた夢丸に小声で質問をした。
「な?なんで株式会社 堀田産業って?」
「盗聴器がつけられてるっていう事を想定して、俺らが名乗る会社名です」
「へぇー。なんかおもろいな。じゃあ俺らは堀田産業の社員ってことか?」
「声でけーよ。馬鹿が」
そう言いながら嶹津は吉瀬の背中を軽く膝蹴りした。
「は?お前何すんだよ。階級上位だぞ?こっちは。」
「は?んなの知るかよ。」
「お前、この野郎」
2人が怒鳴っているとすかさず来島が2人の胸ぐらを掴んだ。
「な?うるせーって。精神年齢0歳か?」
「すいません」
そう言うと吉瀬は嶹津を睨みつけながら頭を下げた。
電話が終わると藤浦は来島に目をやった。
「上長からだ。行こうか」
「上長?」
関口が呟くと横にいた耀阪は軽く答えた。
「科長っすよ。」
「あ、なるほど」
「隠語多いっしょ?それ覚えるところからこの部隊での仕事は始まるんで。」
「覚えんのは得意だから。」
そう言うと関口は軽く笑った。
「じゃあ行くか。登梨。お前も来いよ。部隊管理士官の試験受けるんだろ?来年。こういうのは身近で見とかねーと。試験受かってもただ役職ついてるだけのしょうもねー奴になんぞ」
来島に言われ登梨は軽く返事した。
「わかったよ。じゃあその間、末崎。なんか異常があれば報告するように」
「わかりました」
末崎は返事すると登梨に軽く一礼した。
「じゃあ行くか」
来島は2人を連れ部屋を後にした。
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