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ULTIMATE〜JAPAN最後の砦
ULTIMATE〜JAPAN最後の砦第10話
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警衛局3代目総統…成海幸仁(58)
……………………………………………………………
特殊広域緊急機動部隊(ULTIMATE)主要登場人物
2代目総監 長内貴也(39)
支援機動班班長 真島俊(31)…主人公
支援機動班副班長 赤木龍一(20)
支援機動班班員 沖琉太(28)
支援機動班班員 片倉旬(33)
支援機動班班員 工藤哲也(32)
支援機動班班員 松永優大(22)
支援機動班班員 越前龍馬(22)
支援機動班班員 菊池謙介(24)
支援機動班班員 室口翔平(29)
……………………………………………………………
組織図(ULTIMATE)総員269人
総監→総監補佐→中央指令部→支援機動班→第1~5実動部隊
……………………………………………………………
下に降りると横たわっている真島を目にした。
片倉は急いで真島のもとに駆け寄った。
「何してるんだ?本土に帰っておけって言ったろ?」
そう言い片倉は真島の体を起こした。
そこには顔を真っ赤にした真島がいた。
「どうした?」
「俺、噛まれました…、早く逃げてください。俺には本土に帰る資格なんてないっす」
「何言ってんだよ、早く行くぞ」
そう言うと片倉は真島の肩に手を置いた。その時だった、その場で真島は大量の血を流し倒れ込んだ。
「う…」
「な、何して…」
真島が自分の腹に護身用のナイフを刺した光景を目にし片倉は唖然とした。
「仲間を置いて逃げた。俺のせいで沖は感染する事になった。俺に…俺に責任を取らせてください…」
「何馬鹿な事してんだ、サッサと行くぞ」
片倉は真島と工藤を連れ歩き出した。
その時後ろから一体のゾンビが走ってきた。
片倉はすぐに銃を構えた。だが弾切れであり、急いでナイフに持ち替えた。
1体から2体、3体次々と増えて行った。
「くそ、さすがにこんなにも無理だぞ」
片倉は急いで無線連絡を入れた。しかし既に電池切れで使い物にならなかった。
回りにはゾンビと死体で溢れかえっていた。そこに生存者は1人も残っていなかった。隊員達は島民達と共に本土に帰ったのだろう。
「ここは俺に任せて2人は先に本土に帰ってくれ」
「お前をほっておいて逃げれる訳ねーだろう。」
工藤はすぐにナイフを構えた。
「この中で1番の重症は俺だ。俺に任せてくれ」
「でも…」
「最後ぐらい役に…役に立たせてくれ。このまま死んでいきたくはない。最後ぐらい人の役に立たせてくれ」
真島は大粒の涙を見せながら言った。
「後は任せた。本土に帰還次第必ず再びここに戻ってくる。それまで何があっても生きていてくれ。必ずだぞ」
そう言うと片倉は工藤と共に走り去っていった。
2時間後
片倉からの説得もあり警衛局はULTIMATEに対して衛務島への出動命令を出した。
島に着くと片倉は急いであの場所へと向かった。
「第1実動部隊は片倉についていけ」
室口が命ずると隊員達は走っていく片倉について行った。
数分後
長内を乗せたヘリが着陸した。
「状況は?」
長内が聞くと室口は軽く頭を下げた。
「只今から真島俊の捜索を開始しました。」
「そうか。」
そう言うと長内は空を見上げた。
その頃、片倉達は真島のいる場所へと足を進めていた。街に着くと死体で溢れかえっており臭いもきついものがした。
片倉達は鼻を抑えながら再び走り出した。
しばらく走っていると隊服を着て倒れている真島の姿が目に入った。
「真島ー」
片倉は急いで真島のもとに走っていった。
「おい、しっかりしろ。おい」
片倉は何度も真島の体を揺らした。
すると真島はうっすらと目を開けた。
「役に…立てたか?」
「当たり前だろ、しっかりしろ」
そう言いながら片倉は真島の回りで横たわるゾンビ達に目をやった。
「なら、良かった」
「今から本土に帰るぞ、しっかりしろ」
「もう帰れる体じゃねーよ…」
真島は、精一杯の力を使って笑顔を作った。
「最後に…役に立てて良かった…」
そう言うとそのまま目をつぶった。
「おい、おいしっかりしろ。おい」
片倉は何度も体を揺らし続けた。
「医務隊…医務隊だ。医務隊を呼べ」
片倉は近くにいた1人の第1実動部隊員に指示を出した。
「了解」
指示を出された隊員は、急いでスマホを取り出した。
「電波悪いのかな…」
そう言いながら隊員はスマホを耳にしながら、1歩、2歩と歩き出した。
「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」
その時後ろから気味の悪い声が聞こえてきた。
「何だ?」
隊員はすぐに後ろを向いた。それと同時にゾンビに突進され倒された。
「うわぁー。誰か、誰かー」
銃を取り出す時間もなくそのまま首をかじられた。
……………あれから数日後…………………
衛務島での出来事が警衛局理事官によって全て明かされた。
それを耳にした国民達は自分の耳を疑う程の驚きに襲われた。
その後、ULTIMATE総監 長内貴也によって亡くなった隊員の名前が全て発表された。時には、涙を浮かべながらひたすら名前を読み続けた。その中には真島俊の名前もあった。
「自分達の大切な仲間が奴らによって殺された。この屈辱を悔しさを忘れず私達は亜細亜連合の撲滅そして更なる国防に全身全霊を捧げる事を誓います」
記者会見で言った長内の言葉には悲しみ、悔しさなどが混ざっていた。
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特殊広域緊急機動部隊(ULTIMATE)主要登場人物
2代目総監 長内貴也(39)
支援機動班班長 真島俊(31)…主人公
支援機動班副班長 赤木龍一(20)
支援機動班班員 沖琉太(28)
支援機動班班員 片倉旬(33)
支援機動班班員 工藤哲也(32)
支援機動班班員 松永優大(22)
支援機動班班員 越前龍馬(22)
支援機動班班員 菊池謙介(24)
支援機動班班員 室口翔平(29)
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組織図(ULTIMATE)総員269人
総監→総監補佐→中央指令部→支援機動班→第1~5実動部隊
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下に降りると横たわっている真島を目にした。
片倉は急いで真島のもとに駆け寄った。
「何してるんだ?本土に帰っておけって言ったろ?」
そう言い片倉は真島の体を起こした。
そこには顔を真っ赤にした真島がいた。
「どうした?」
「俺、噛まれました…、早く逃げてください。俺には本土に帰る資格なんてないっす」
「何言ってんだよ、早く行くぞ」
そう言うと片倉は真島の肩に手を置いた。その時だった、その場で真島は大量の血を流し倒れ込んだ。
「う…」
「な、何して…」
真島が自分の腹に護身用のナイフを刺した光景を目にし片倉は唖然とした。
「仲間を置いて逃げた。俺のせいで沖は感染する事になった。俺に…俺に責任を取らせてください…」
「何馬鹿な事してんだ、サッサと行くぞ」
片倉は真島と工藤を連れ歩き出した。
その時後ろから一体のゾンビが走ってきた。
片倉はすぐに銃を構えた。だが弾切れであり、急いでナイフに持ち替えた。
1体から2体、3体次々と増えて行った。
「くそ、さすがにこんなにも無理だぞ」
片倉は急いで無線連絡を入れた。しかし既に電池切れで使い物にならなかった。
回りにはゾンビと死体で溢れかえっていた。そこに生存者は1人も残っていなかった。隊員達は島民達と共に本土に帰ったのだろう。
「ここは俺に任せて2人は先に本土に帰ってくれ」
「お前をほっておいて逃げれる訳ねーだろう。」
工藤はすぐにナイフを構えた。
「この中で1番の重症は俺だ。俺に任せてくれ」
「でも…」
「最後ぐらい役に…役に立たせてくれ。このまま死んでいきたくはない。最後ぐらい人の役に立たせてくれ」
真島は大粒の涙を見せながら言った。
「後は任せた。本土に帰還次第必ず再びここに戻ってくる。それまで何があっても生きていてくれ。必ずだぞ」
そう言うと片倉は工藤と共に走り去っていった。
2時間後
片倉からの説得もあり警衛局はULTIMATEに対して衛務島への出動命令を出した。
島に着くと片倉は急いであの場所へと向かった。
「第1実動部隊は片倉についていけ」
室口が命ずると隊員達は走っていく片倉について行った。
数分後
長内を乗せたヘリが着陸した。
「状況は?」
長内が聞くと室口は軽く頭を下げた。
「只今から真島俊の捜索を開始しました。」
「そうか。」
そう言うと長内は空を見上げた。
その頃、片倉達は真島のいる場所へと足を進めていた。街に着くと死体で溢れかえっており臭いもきついものがした。
片倉達は鼻を抑えながら再び走り出した。
しばらく走っていると隊服を着て倒れている真島の姿が目に入った。
「真島ー」
片倉は急いで真島のもとに走っていった。
「おい、しっかりしろ。おい」
片倉は何度も真島の体を揺らした。
すると真島はうっすらと目を開けた。
「役に…立てたか?」
「当たり前だろ、しっかりしろ」
そう言いながら片倉は真島の回りで横たわるゾンビ達に目をやった。
「なら、良かった」
「今から本土に帰るぞ、しっかりしろ」
「もう帰れる体じゃねーよ…」
真島は、精一杯の力を使って笑顔を作った。
「最後に…役に立てて良かった…」
そう言うとそのまま目をつぶった。
「おい、おいしっかりしろ。おい」
片倉は何度も体を揺らし続けた。
「医務隊…医務隊だ。医務隊を呼べ」
片倉は近くにいた1人の第1実動部隊員に指示を出した。
「了解」
指示を出された隊員は、急いでスマホを取り出した。
「電波悪いのかな…」
そう言いながら隊員はスマホを耳にしながら、1歩、2歩と歩き出した。
「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」
その時後ろから気味の悪い声が聞こえてきた。
「何だ?」
隊員はすぐに後ろを向いた。それと同時にゾンビに突進され倒された。
「うわぁー。誰か、誰かー」
銃を取り出す時間もなくそのまま首をかじられた。
……………あれから数日後…………………
衛務島での出来事が警衛局理事官によって全て明かされた。
それを耳にした国民達は自分の耳を疑う程の驚きに襲われた。
その後、ULTIMATE総監 長内貴也によって亡くなった隊員の名前が全て発表された。時には、涙を浮かべながらひたすら名前を読み続けた。その中には真島俊の名前もあった。
「自分達の大切な仲間が奴らによって殺された。この屈辱を悔しさを忘れず私達は亜細亜連合の撲滅そして更なる国防に全身全霊を捧げる事を誓います」
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