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本土死守作戦VS本土上陸作戦
ULTIMATE〜CONNECT 最愛の君と 第5話
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主要登場人物一覧
喜多将吉(34)…9代目主人公 エルセヴァン軍 参謀官
庄司達楼(28)…エルセヴァン軍 参謀次官
瀏 憲愼(52)…エルセヴァン軍 総統
佐脇江澄駕(28)…エルセヴァン軍 兵士統括官
今村宏斗(47)…エルセヴァン軍 陸部統括
九藤倭(38)…エルセヴァン軍 陸部第1歩兵団長
倉北來人(25)…エルセヴァン軍 陸部第1歩兵団所属
滝 夏央(24)…エルセヴァン軍 陸部 第1歩兵団所属
流瀬壮真(20)…エルセヴァン軍 陸部 第1歩兵団所属
宇土剣(20)…エルセヴァン軍 陸部 第1歩兵団所属
沖矢蒼真(55)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群長 1等将士
宮沖翔平(44)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 副群長 3等隊尉
宏崎昂晃(44) …警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 運用大隊長 3等将士
来島琉季弥(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 所属 隊士長
今西遙駕(32)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 所属 2等士官
松下尚仁(39)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊長 1等士官
北内慎也(35)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 分隊統括 2等士官
末崎駕李(20)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊所属 3等隊士
植澄奏大(20)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊所属 3等隊士
藤浦恭介(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 所属 隊士長
尾浦祥暉(25)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 陸上分隊 分隊統括 3等隊尉
近村泰翔(35)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 陸上分隊長 2等隊尉
伊村零也(27)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 運用大隊 所属 3等士官
千景将(37)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 参謀官 2等隊尉
小塚崇(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班 所属 3等士官
窪塚遥也(34)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班長 2等士官
登梨昌磨(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班所属 3等士官
原口皓太(30)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班所属 隊士長
清田幸隆(47)…警衛庁 幕僚官房室 理事官 1等隊尉
奥木奨真(31)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊長 1等隊尉
菊池謙祐(30)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊所属 隊士長
泉井皓太(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊所属 隊士長
木戸敦也(53)…警衛庁 13代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
「お疲れ様です。」
「今の状況は?」
朝霞駐屯地に着くなり清田は本部への案内役の為に走ってきた隊員に声をかけた。
「部隊配置は既に完了しております。」
「そうか。警察庁にもさっき連絡を入れといた。都内の周りには海保(海上保安庁)にも。これで少しは状況も変わるだろ。」
「はい」
指揮本部が設置されてる会議室に到着すると沖矢は清田に敬礼した。
「お疲れ様。大丈夫みたいだな。」
「持ちこたえてるところです。いつ陥落するか分からない危機的状況は何も変わりませんが」
「心配すんな。何とかなる精神で行ったら気、楽になんだろ?」
そう言いながら清田は都内の監視カメラ映像を全て集めたモニターに目をやった。
「これ意外と使えるだろ?かなりグレーゾーンだけど」
「清田 理事官が発注されたんですか?」
「意見具申してな。平常時は絶対に電源を入れないっていう条件のもとでな。こんなのプライバシーだらだらだろ?」
「そうですね」
その頃(午前8時)
警衛庁では、木戸主導のもと各科から上級(3等将士以上)及び中級(3等隊尉以上)幹部を集めての緊急会議が開かれていた。
「会議を行うまでに我々、運用科から1つ提案よろしいでしょうか?」
奥木は幹部達が集まったのを見て口を開けた。
「なんだ?」
木戸が聞くと奥木は一礼しその場に立ち上がった。
「運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊長の奥木です。今、部隊運用室で室長も兼任しております。まず最初に、ホテルでの爆発事案。警視庁から報告書を頂きました。そこには、故意による爆発であった事、そしているはずのない任務中の警衛官の殉職事案。この2つの点に関しまして幕僚総監からお言葉を頂きたくお願いいたします」
そう言うと奥木はその場に腰かけた。
「つまり俺をこの座から下ろしたいと?」
木戸が聞くと奥木は軽く頷いた。
「あなたがやってる行為は憲法違反に該当します。」
「最近の警衛隊なんてそんなもんだろ。グレーゾーンに踏み込まねーと守りきれないんだよ。この国は」
「他にも方法はあるかと。とにかく今回の事案対処につきましては、あくまで防衛を視野に。これ以上、エルセヴァンへの侵攻などは行わないように。お願いいたします」
「時と場合だろ?んなもん」
木戸が怒鳴ると横にいた秘書官がすぐに立ち上がった。
「総監、今揉めてる時ですか?」
「お前からなんか言ってくれよ。」
「今は団結するのが先でしょ。落ち着いてください」
「いい大人が揉めて楽しいかよ」
千景が呟くと木戸は千景に目をやった。
「なんか言ったか?」
「いい大人が揉めて恥ずかしくないんすか?俺だったら恥ずいすけどね笑」
「貴様といい、なんなんだお前ら。」
木戸が怒鳴ると千景は机に置いてあったスマホに目をやった。
「マナーモードにしておけや」
通知音を聞き木戸が怒鳴った。
「申し訳ありません」
そう言いながら千景はその場に立ち上がるとスマホを手に取った。
「総監、都内の封鎖が完了したようです」
千景が言うと木戸は軽く笑顔を見せた。
「そうか。なら後は壊滅させるだけだな」
「私の方でこれはやっときますんで、さっきの討論の続きをどうぞ」
「あ?討論の続き?」
木戸が怒鳴ると千景は一礼し部屋から出て行った。
「お疲れ様です。千景です。このまま部隊展開でよろしいですか?」
会議室を出るなり千景は清田に電話をかけた。
「おん。それでやってくれ。現場と本部交代するか?」
「清田さん、寝てないすもんね。今日はもう帰ってくださいよ」
「んなのができるかよ。」
「俺、一応現場組すからね?」
「なら任せてやるか。やらかすなよ?」
「あとは簡単な感じすから。」
「どうするんだ?その理由次第で決めてやるよ」
「空隊(航空分隊)で空から陸隊(陸上分隊)で陸から攻めます。集団行動で動いてる事だし多分、すぐに終わるでしょ」
「そうか。なら任せれるな。頼んだぞ」
「はい」
電話が切れると千景は駐車場へと向かった。
午後11時
朝霞駐屯地につくと駐屯地警戒にあたっていた1人の守衛科隊員に声をかけられた。
「お、お疲れ様です。あ、あの、」
「ん?なんだ?」
「いや、そのこれを聞くのはどうかと思うんですけど、
「うん」
「さっき、1人のご老人が来られまして、これから先、未来はどうなるのかと永遠に聞かれまして。その、自分はまだ20で、入隊してまだ数年の身ですけど、自分はまだ生きたいんです。これから警衛隊はどのようにして動かれるのでしょうか?」
「どのようにしてか。難しいな」
そう言うと千景は軽く笑みを見せた。
「でも、やる事は決まってるよ。その時に目の前にある任務にただ向かうだけだ。俺らが負ければ国は終わる。日本防衛の最初であり最後には俺らがいるからな。だから俺らは死ぬなんて思ったらダメなんだ。誰よりも生きることを心から願わなけれならないんだ。それだけは決まってるよ。」
そう言うと千景は車に乗り込みそのまま駐屯地の中へと進んで行った。
「ありがとうございました」
隊員はそう呟くと千景に向かって敬礼した。
会議室に着くと、清田が既に帰る用意をしていた。
「おせーって。さっさと来いや」
「すいません。今どんな感じすか?」
「なんも変わっとらんわ。今日中に終わらせろよ?これ以上長引けば俺らは雑魚認定されっからな?」
「大丈夫ですよ。やる事をただやるだけなんで」
「じゃあ頼んだわ。あ、それと」
そう言うと清田はソファーに座る沖矢に目をやった。
「1人、休ませてるやつおるから。それも頼んだな?」
「なんかあったんですか?」
「こいつに取ってレベルが高すぎた仕事だったみたいだわ。まぁそりゃあそうなるよな。」
「アフターケア必須ですね」
「てことだから。な?じゃあ」
そう言うと清田はリュックを背負い会議室から出ていった。
喜多将吉(34)…9代目主人公 エルセヴァン軍 参謀官
庄司達楼(28)…エルセヴァン軍 参謀次官
瀏 憲愼(52)…エルセヴァン軍 総統
佐脇江澄駕(28)…エルセヴァン軍 兵士統括官
今村宏斗(47)…エルセヴァン軍 陸部統括
九藤倭(38)…エルセヴァン軍 陸部第1歩兵団長
倉北來人(25)…エルセヴァン軍 陸部第1歩兵団所属
滝 夏央(24)…エルセヴァン軍 陸部 第1歩兵団所属
流瀬壮真(20)…エルセヴァン軍 陸部 第1歩兵団所属
宇土剣(20)…エルセヴァン軍 陸部 第1歩兵団所属
沖矢蒼真(55)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群長 1等将士
宮沖翔平(44)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 副群長 3等隊尉
宏崎昂晃(44) …警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 運用大隊長 3等将士
来島琉季弥(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 所属 隊士長
今西遙駕(32)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 所属 2等士官
松下尚仁(39)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊長 1等士官
北内慎也(35)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 分隊統括 2等士官
末崎駕李(20)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊所属 3等隊士
植澄奏大(20)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊所属 3等隊士
藤浦恭介(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 航空分隊 所属 隊士長
尾浦祥暉(25)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 陸上分隊 分隊統括 3等隊尉
近村泰翔(35)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 陸上分隊長 2等隊尉
伊村零也(27)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 運用大隊 所属 3等士官
千景将(37)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 参謀官 2等隊尉
小塚崇(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班 所属 3等士官
窪塚遥也(34)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班長 2等士官
登梨昌磨(31)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班所属 3等士官
原口皓太(30)…警衛庁 幕僚官房室 機動急襲作戦群 機動先遣班所属 隊士長
清田幸隆(47)…警衛庁 幕僚官房室 理事官 1等隊尉
奥木奨真(31)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊長 1等隊尉
菊池謙祐(30)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊所属 隊士長
泉井皓太(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊所属 隊士長
木戸敦也(53)…警衛庁 13代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
「お疲れ様です。」
「今の状況は?」
朝霞駐屯地に着くなり清田は本部への案内役の為に走ってきた隊員に声をかけた。
「部隊配置は既に完了しております。」
「そうか。警察庁にもさっき連絡を入れといた。都内の周りには海保(海上保安庁)にも。これで少しは状況も変わるだろ。」
「はい」
指揮本部が設置されてる会議室に到着すると沖矢は清田に敬礼した。
「お疲れ様。大丈夫みたいだな。」
「持ちこたえてるところです。いつ陥落するか分からない危機的状況は何も変わりませんが」
「心配すんな。何とかなる精神で行ったら気、楽になんだろ?」
そう言いながら清田は都内の監視カメラ映像を全て集めたモニターに目をやった。
「これ意外と使えるだろ?かなりグレーゾーンだけど」
「清田 理事官が発注されたんですか?」
「意見具申してな。平常時は絶対に電源を入れないっていう条件のもとでな。こんなのプライバシーだらだらだろ?」
「そうですね」
その頃(午前8時)
警衛庁では、木戸主導のもと各科から上級(3等将士以上)及び中級(3等隊尉以上)幹部を集めての緊急会議が開かれていた。
「会議を行うまでに我々、運用科から1つ提案よろしいでしょうか?」
奥木は幹部達が集まったのを見て口を開けた。
「なんだ?」
木戸が聞くと奥木は一礼しその場に立ち上がった。
「運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊長の奥木です。今、部隊運用室で室長も兼任しております。まず最初に、ホテルでの爆発事案。警視庁から報告書を頂きました。そこには、故意による爆発であった事、そしているはずのない任務中の警衛官の殉職事案。この2つの点に関しまして幕僚総監からお言葉を頂きたくお願いいたします」
そう言うと奥木はその場に腰かけた。
「つまり俺をこの座から下ろしたいと?」
木戸が聞くと奥木は軽く頷いた。
「あなたがやってる行為は憲法違反に該当します。」
「最近の警衛隊なんてそんなもんだろ。グレーゾーンに踏み込まねーと守りきれないんだよ。この国は」
「他にも方法はあるかと。とにかく今回の事案対処につきましては、あくまで防衛を視野に。これ以上、エルセヴァンへの侵攻などは行わないように。お願いいたします」
「時と場合だろ?んなもん」
木戸が怒鳴ると横にいた秘書官がすぐに立ち上がった。
「総監、今揉めてる時ですか?」
「お前からなんか言ってくれよ。」
「今は団結するのが先でしょ。落ち着いてください」
「いい大人が揉めて楽しいかよ」
千景が呟くと木戸は千景に目をやった。
「なんか言ったか?」
「いい大人が揉めて恥ずかしくないんすか?俺だったら恥ずいすけどね笑」
「貴様といい、なんなんだお前ら。」
木戸が怒鳴ると千景は机に置いてあったスマホに目をやった。
「マナーモードにしておけや」
通知音を聞き木戸が怒鳴った。
「申し訳ありません」
そう言いながら千景はその場に立ち上がるとスマホを手に取った。
「総監、都内の封鎖が完了したようです」
千景が言うと木戸は軽く笑顔を見せた。
「そうか。なら後は壊滅させるだけだな」
「私の方でこれはやっときますんで、さっきの討論の続きをどうぞ」
「あ?討論の続き?」
木戸が怒鳴ると千景は一礼し部屋から出て行った。
「お疲れ様です。千景です。このまま部隊展開でよろしいですか?」
会議室を出るなり千景は清田に電話をかけた。
「おん。それでやってくれ。現場と本部交代するか?」
「清田さん、寝てないすもんね。今日はもう帰ってくださいよ」
「んなのができるかよ。」
「俺、一応現場組すからね?」
「なら任せてやるか。やらかすなよ?」
「あとは簡単な感じすから。」
「どうするんだ?その理由次第で決めてやるよ」
「空隊(航空分隊)で空から陸隊(陸上分隊)で陸から攻めます。集団行動で動いてる事だし多分、すぐに終わるでしょ」
「そうか。なら任せれるな。頼んだぞ」
「はい」
電話が切れると千景は駐車場へと向かった。
午後11時
朝霞駐屯地につくと駐屯地警戒にあたっていた1人の守衛科隊員に声をかけられた。
「お、お疲れ様です。あ、あの、」
「ん?なんだ?」
「いや、そのこれを聞くのはどうかと思うんですけど、
「うん」
「さっき、1人のご老人が来られまして、これから先、未来はどうなるのかと永遠に聞かれまして。その、自分はまだ20で、入隊してまだ数年の身ですけど、自分はまだ生きたいんです。これから警衛隊はどのようにして動かれるのでしょうか?」
「どのようにしてか。難しいな」
そう言うと千景は軽く笑みを見せた。
「でも、やる事は決まってるよ。その時に目の前にある任務にただ向かうだけだ。俺らが負ければ国は終わる。日本防衛の最初であり最後には俺らがいるからな。だから俺らは死ぬなんて思ったらダメなんだ。誰よりも生きることを心から願わなけれならないんだ。それだけは決まってるよ。」
そう言うと千景は車に乗り込みそのまま駐屯地の中へと進んで行った。
「ありがとうございました」
隊員はそう呟くと千景に向かって敬礼した。
会議室に着くと、清田が既に帰る用意をしていた。
「おせーって。さっさと来いや」
「すいません。今どんな感じすか?」
「なんも変わっとらんわ。今日中に終わらせろよ?これ以上長引けば俺らは雑魚認定されっからな?」
「大丈夫ですよ。やる事をただやるだけなんで」
「じゃあ頼んだわ。あ、それと」
そう言うと清田はソファーに座る沖矢に目をやった。
「1人、休ませてるやつおるから。それも頼んだな?」
「なんかあったんですか?」
「こいつに取ってレベルが高すぎた仕事だったみたいだわ。まぁそりゃあそうなるよな。」
「アフターケア必須ですね」
「てことだから。な?じゃあ」
そう言うと清田はリュックを背負い会議室から出ていった。
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