上 下
4 / 12
ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比 第2話

しおりを挟む
主要登場人物一覧
佐倉綾斗(26)…6代目主人公 日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(警視庁から出向中)巡査部長
呉航汰(30)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(大阪府警察から出向中)巡査部長
都築崇人(26)…日本法衛庁関東地方総監本部長所属兼専従班長(警衛庁から出向中)将補
亜川達也(30)…日本法衛庁外務部所属兼専従班副班長(警察庁から出向中)警部
倉橋八穂季(38)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(神奈川県警察から出向中) 巡査部長
中野凱翔(27)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)3等隊士
相藤仁哉(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)準等隊士
藤原紀之(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(兵庫県警察から出向中) 巡査
藤ヶ谷慶斗(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊長 (警衛庁から出向中)隊士長
磯城野大弥(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊長(警衛庁から出向中)隊士長
成嶋智輝(43)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第3隊所属 兼専従班(警衛庁から出向中)隊士長
中将一郎(57)…日本法衛庁長官(警衛庁から出向中) 幕僚長
梶唯我(57)…日本法衛庁副長官 (警衛庁から出向中) 幕僚官
伏見儀武(55)…日本法衛庁第2管区機動警戒班基地司令 (警衛庁から出向中) 隊将
緋鷺徹哉(46)…日本法衛庁外務部理事官(警察庁から出向中)  警視正

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
…………………………………………………………………
「おーお前いたんかー」
射撃場に着くなり佐倉は呉を見かけて叫んだ。
「うるせ。お前うるせーよ」
呉が言うと佐倉は笑いながら呉の肩を軽く叩いた。
呉の他にも、中野、倉橋と訓練生時代の同期がいた。
「なんで俺ら呼ばれたんだろな」
呉が言った。
「噂で聞いたんだけどなんかの専従任務につく奴を集めたとかって」
中野が言うと呉は中野に目をやった。
「どっからの情報?」
呉が聞くと中野は笑いながら応答した。
「ま、噂だから本気にすんなよ」
中野が言うと倉橋が口を鳴らした。
「こんなに騒ぐような奴ら集めて何が出来んだよ。過大評価しすぎだろ自分のこと」
倉橋が言うと佐倉は倉橋に目をやった。
「お前こそ過小評価しすぎなんじゃねーか?もっと自分のこと高く見てもいいだろ」
佐倉が言うと倉橋は佐倉を軽く睨みつけそのまま壁にもたれた。
「あ、来た。お前何してたんだよ」
射撃場にやってきた相藤の姿を見て藤原が叫んだ。
「うるせーよ。だりーから絡むなや」
相藤が言うと藤原はスマホをポケットにしまい相藤に近づいた。
「お前何回目だよ。遅刻。藤ヶ谷隊長めっちゃ怒ってんぞ。お前次、遅刻したら懲戒免職とかになんぞ」
「うるせーよ。昨日、基警(基地警戒担当)についてて寝れてねーんだよ。ちょっとぐらい寝させろよ。」
「一日の徹夜ぐらい我慢しろって」
藤原が言うと相藤は口を鳴らした。
「おいおい若造。またサボってたんか?」
成嶋に怒鳴られ相藤は成嶋に目をやった。
「またあんたかよ。何回会ったら気が済むんだよ」
そう言うと相藤は成嶋を睨みつけた。
人事の都合などが色々と重なり、成嶋は相藤が訓練生時代の教官をしていたが相藤が訓練生を卒業すると同時に成嶋は教務部から前線に配置されることとなり何度も何度も顔をつきあわせてる仲である
「おいおい言葉どうにかしろよ、あ?」
成嶋が怒鳴ると相藤は持っていたスマホを藤原に預け成嶋のもとに向かった。
それを見ていた呉がすぐに相藤を止めに入った。
その時、射撃場に法衛庁の制服を着た男たちが数人入ってきた。
「おら、大人しくしろ」
1人の男に怒鳴られ相藤と呉はすぐに敬礼した。
「おいあれって…………都築じゃ……」
倉橋が呟いた。
「んなわけ、まじかよ」
中野が呟いた。
「法衛庁関東地方総監本部から来た都築だ。今回君たちを集めたのは専従任務につかせるためだ。私は班長を兼務する。そして副班長の亜川 警部だ」
都築が言うと亜川は軽く頭を下げた。
「そして専従班の補佐として第1隊、第2隊に通常任務の遂行停止命令を出せてもらった。」
都築が言うと第1隊長の藤ヶ谷と第2隊長の磯城野は軽く頭を下げた。
「あいつ、俺らが知らねー間に出世してたのかよ」
佐倉が呟いた。
「同じ警視庁組なのに、んな事も知らなかったのかよ」
倉橋が呟いた。
「いや、都築って確かあの事件の後、警視庁退職してたような。んでその後、警衛隊に入ったとかって。幹部候補生らしい」
中野が言った。
「そこ、何話してんだ?」
1人の男に怒鳴られ先頭にいた佐倉が頭を下げた。
「すいやせん」
佐倉が言うと近くにいた呉が相藤に目をやった。
「なんか嫌な予感するんだが、」
呉の言葉を聞き佐倉は相藤に目をやった。
「どうした?」
佐倉が聞いた次の瞬間、相藤は自分の前にいた先輩隊員を次々と押し退け、都築のもとに歩き出した。
「ちょ、早く止めろ」
倉橋が言うと佐倉と呉がすぐに止めに入った。
しおりを挟む

処理中です...