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2章
最終話
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家を出て数ヶ月。
浦太郎は城下町にたどり着いていた。
「おお!ここが城下町!桃太郎兄さん!すごいです!」
「そうか?さて駄犬はどこにいるかなぁ…と」
「もー、シロさんのこと駄犬呼ばわりしないでください」
「そうだな」
桃太郎は浦太郎に笑みで返した。
浦太郎にとって初めての遠出。
村とは違い人の数もやっているお店の種類も桁違いだ。
キラキラと輝かせる浦太郎を見て、桃太郎も昔を思い出していた。
「懐かしいな…最初は俺もこんな感じだったな」
過去に老けていると遠くから「桃太郎!」と叫ぶ声が聞こえる。
「桃太郎兄さん!なんか呼ばれてますよ!」
浦太郎が指を刺した先には白い犬が叫んで桃太郎に向かってきた。
やがて抱擁を交わすと、シロの後ろに数匹の子犬が連なってきた。
「シロ…もしかして子供産んだ?」
「僕は産めないのですが、結婚して子供はいます!それよりそちらの方は?」
「僕は浦太郎…桃太郎兄さんの弟です」
「へぇ桃太郎に弟いたんだ」
ほっとけという桃太郎の表情を尻目に、シロの子供の一匹が浦太郎に懐いた。
「シロさんのお子さん可愛いですね」というお世辞をシロと会話をしていた。
この出会いが、やがてくる天災と戦う勇者 浦太郎になる出会いとはこの時は誰もしなかった。
完
浦太郎は城下町にたどり着いていた。
「おお!ここが城下町!桃太郎兄さん!すごいです!」
「そうか?さて駄犬はどこにいるかなぁ…と」
「もー、シロさんのこと駄犬呼ばわりしないでください」
「そうだな」
桃太郎は浦太郎に笑みで返した。
浦太郎にとって初めての遠出。
村とは違い人の数もやっているお店の種類も桁違いだ。
キラキラと輝かせる浦太郎を見て、桃太郎も昔を思い出していた。
「懐かしいな…最初は俺もこんな感じだったな」
過去に老けていると遠くから「桃太郎!」と叫ぶ声が聞こえる。
「桃太郎兄さん!なんか呼ばれてますよ!」
浦太郎が指を刺した先には白い犬が叫んで桃太郎に向かってきた。
やがて抱擁を交わすと、シロの後ろに数匹の子犬が連なってきた。
「シロ…もしかして子供産んだ?」
「僕は産めないのですが、結婚して子供はいます!それよりそちらの方は?」
「僕は浦太郎…桃太郎兄さんの弟です」
「へぇ桃太郎に弟いたんだ」
ほっとけという桃太郎の表情を尻目に、シロの子供の一匹が浦太郎に懐いた。
「シロさんのお子さん可愛いですね」というお世辞をシロと会話をしていた。
この出会いが、やがてくる天災と戦う勇者 浦太郎になる出会いとはこの時は誰もしなかった。
完
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こんにちは、「白猫」です!
読む方では「黒猫」という名前でやっています!
作品、面白そうですね。
また今度読ませていただきます!