37 / 37
37 翌朝のイーフィ
しおりを挟む
今朝は起床時間30分前に目が覚めた。
水浴び後、部屋まで全速力で帰ってきて誤魔化せると安心したら朝までグッスリだったようで目を開けたら朝だった。
身体に疲労もなく爽快だ。
ダレンさんに会えばきっとイーフィの事を聞かれるだろうと覚悟してニースと共にダレンの部屋に向かった。
部屋から出てきたダレンさんはとても疲れているようだった。
「おはようございます。」
「あぁ...」
ニースとイーグルがダレンへ挨拶をすると普段のダレンとは違い破棄のない返事がかえってきた。
ニースが普段と違うダレンを心配して具合が悪いのかと声を掛けているがダレンは生返事をかえすだけだった。
食堂で席を取って待っていたカールと落合い食事を始める。
今日もグロリスさんが微笑んでイーグルの食事を見ている。グロリスの様子に慣れない面々は大人しく食事を進めるがダレンだけ様子が違かった。
ダレンは物憂げな様子でイーグルにたまに視線をやる。が、何か言いたそうにするのだが何も言わず自分の手元をみて食事を始めるのだ。
そんなダレンの様子に長い付き合いのニースとカールは気付き不思議に思うのだった。
イーグルは食事に夢中で全く気付いていなかったが。
食事も終わり従者の仕事に入ったイーフィはダレンに何も聞かれることがなくホッとしていた。
「イーグル少しいいか?」
突然掛けられた声に驚いて振り向くとそこにはグロリスがいた。
何故?イーグルに?
と思いながらも了承の返事をすると 落ち着くところに行こうと誘われ不思議に思いながらも騎士のグロリスへ断る理由も無い為着いていった。
人気の無い場所まで来るとグロリスはイーグルに向き合い見つめてくる。
しかし、なかなか話出さないグロリスに焦れてイーフィは聞いてみた。
「あの、グロリスさんご用事は何でしょうか?」
イーグルの質問にグロリスは一瞬顔を強張らせたが一つ深呼吸をすると話し出した。
「イーグル、まだ俺と会って2日目だが驚かずに聞いて欲しい」
「はい...なんでしょうか?」
グロリスは話出した。
自分はとても貧しい家の出で山に捨てられた事。
誰にも心を真に許せず他人に興味も沸かず生きている実感さえ薄かった事を。
そんな自分が食堂でイーグルを見て惹き付けられた事。イーグルの笑顔を見て自分の見える世界が色鮮やかに変わった事をイーグルに話した。
イーフィはただただ驚いてグロリスの話しを聞いていた。
「イーグル、俺は男色ではないが男とか女とかではなく人間として...いや、お前だからイーグルだから好きになったのだ。
出来ればずっとイーグルの側に居たいと思っている
。」
イーフィは余りの驚きに頭がショートしてしまったように何も考えられなかった。何か言わなければと思うが口を動かしてみても言葉がみつからない。
「イーグル、急な事なので驚きはしょうがないと思うが俺は真剣だ。
どうか、同じ男だからと考える事を否定しないで欲しい。直ぐに答えを出して欲しい訳でもないんだ。
ゆっくり俺を知って欲しいと思ってる。」
グロリスはすがるような眼差しで訴えてきた。
とても今すぐに断れない。
笑って誤魔化そうとしようものなら腰の剣を抜いて心臓を貫いてしまいそうな様子だ。
「グロリスさんの気持ちはわかりました。考えてみます。でも、期待しないで下さいね。」
イーフィはそう言うことしか出来なかった。
水浴び後、部屋まで全速力で帰ってきて誤魔化せると安心したら朝までグッスリだったようで目を開けたら朝だった。
身体に疲労もなく爽快だ。
ダレンさんに会えばきっとイーフィの事を聞かれるだろうと覚悟してニースと共にダレンの部屋に向かった。
部屋から出てきたダレンさんはとても疲れているようだった。
「おはようございます。」
「あぁ...」
ニースとイーグルがダレンへ挨拶をすると普段のダレンとは違い破棄のない返事がかえってきた。
ニースが普段と違うダレンを心配して具合が悪いのかと声を掛けているがダレンは生返事をかえすだけだった。
食堂で席を取って待っていたカールと落合い食事を始める。
今日もグロリスさんが微笑んでイーグルの食事を見ている。グロリスの様子に慣れない面々は大人しく食事を進めるがダレンだけ様子が違かった。
ダレンは物憂げな様子でイーグルにたまに視線をやる。が、何か言いたそうにするのだが何も言わず自分の手元をみて食事を始めるのだ。
そんなダレンの様子に長い付き合いのニースとカールは気付き不思議に思うのだった。
イーグルは食事に夢中で全く気付いていなかったが。
食事も終わり従者の仕事に入ったイーフィはダレンに何も聞かれることがなくホッとしていた。
「イーグル少しいいか?」
突然掛けられた声に驚いて振り向くとそこにはグロリスがいた。
何故?イーグルに?
と思いながらも了承の返事をすると 落ち着くところに行こうと誘われ不思議に思いながらも騎士のグロリスへ断る理由も無い為着いていった。
人気の無い場所まで来るとグロリスはイーグルに向き合い見つめてくる。
しかし、なかなか話出さないグロリスに焦れてイーフィは聞いてみた。
「あの、グロリスさんご用事は何でしょうか?」
イーグルの質問にグロリスは一瞬顔を強張らせたが一つ深呼吸をすると話し出した。
「イーグル、まだ俺と会って2日目だが驚かずに聞いて欲しい」
「はい...なんでしょうか?」
グロリスは話出した。
自分はとても貧しい家の出で山に捨てられた事。
誰にも心を真に許せず他人に興味も沸かず生きている実感さえ薄かった事を。
そんな自分が食堂でイーグルを見て惹き付けられた事。イーグルの笑顔を見て自分の見える世界が色鮮やかに変わった事をイーグルに話した。
イーフィはただただ驚いてグロリスの話しを聞いていた。
「イーグル、俺は男色ではないが男とか女とかではなく人間として...いや、お前だからイーグルだから好きになったのだ。
出来ればずっとイーグルの側に居たいと思っている
。」
イーフィは余りの驚きに頭がショートしてしまったように何も考えられなかった。何か言わなければと思うが口を動かしてみても言葉がみつからない。
「イーグル、急な事なので驚きはしょうがないと思うが俺は真剣だ。
どうか、同じ男だからと考える事を否定しないで欲しい。直ぐに答えを出して欲しい訳でもないんだ。
ゆっくり俺を知って欲しいと思ってる。」
グロリスはすがるような眼差しで訴えてきた。
とても今すぐに断れない。
笑って誤魔化そうとしようものなら腰の剣を抜いて心臓を貫いてしまいそうな様子だ。
「グロリスさんの気持ちはわかりました。考えてみます。でも、期待しないで下さいね。」
イーフィはそう言うことしか出来なかった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
そう言うと思ってた
mios
恋愛
公爵令息のアランは馬鹿ではない。ちゃんとわかっていた。自分が夢中になっているアナスタシアが自分をそれほど好きでないことも、自分の婚約者であるカリナが自分を愛していることも。
※いつものように視点がバラバラします。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
彼は亡国の令嬢を愛せない
黒猫子猫
恋愛
セシリアの祖国が滅んだ。もはや妻としておく価値もないと、夫から離縁を言い渡されたセシリアは、五年ぶりに祖国の地を踏もうとしている。その先に待つのは、敵国による処刑だ。夫に愛されることも、子を産むことも、祖国で生きることもできなかったセシリアの願いはたった一つ。長年傍に仕えてくれていた人々を守る事だ。その願いは、一人の男の手によって叶えられた。
ただ、男が見返りに求めてきたものは、セシリアの想像をはるかに超えるものだった。
※同一世界観の関連作がありますが、これのみで読めます。本シリーズ初の長編作品です。
※ヒーローはスパダリ時々ポンコツです。口も悪いです。
※新作です。アルファポリス様が先行します。
二度目の子育て~我が子を可愛がったら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
私は一人娘の優里亜の母親だった。
優里亜は幼い頃から体が弱く病院でほとんどの時間を過ごしていた。
優里亜は本が好きでよく私にも本の話をしてくれた。
そんな優里亜の病状が悪化して幼くして亡くなってしまう。
絶望に打ちひしがれている時事件に巻き込まれ私も命を落とした。
そして気がつくと娘の優里亜が大好きだった本の世界に入り込んでいた。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる