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Ⅰ-106 供養
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■リンネの小屋
リンネをミーシャに見張ってもらい、ハンスの横に居るサリナの様子を見に行った。
「ハンスはどうなんだ?」
「頭を怪我したみたい、でも治療はできたはずなんだけど、起きないの」
-頭か、脳にダメージがあると厄介だな。動かすのも良くないし・・・
「薬を飲まされたんじゃないかって、向こうの女が言ってるんだけど」
「うん、そうかもしれないけど・・・、私にもわからないの」
確かに治療魔法は医学じゃないから、症状に応じて治療している訳じゃない。体を元に戻してもらう治療だから、薬の効果まで抜けるのかはかなり怪しい。しかし、困った。ここから動かせないとなると、この小屋に泊まるしかないのか?死人使いの家に?
「ミーシャ、ハンスは此処から動かせそうにないんだけど、どうしようか?」
判断に困ったので、プロジェクトリーダーに聞いてみる。
「そうか・・・、ならば起きるまではここで待つしかないな」
「そうかい!泊まっていくのかい!? 良し、贅沢なものはないけど、干し肉ぐらいならふるまうから、ゆっくりしてって!」
リンネが話し相手を欲しがっていたのは嘘では無いようだ。小屋にとどまると聞いて、目を輝かせている。
「ああ、食べるものはたくさんあるから大丈夫。リンネは不死だけど食事はするの?」
「そうなのか?荷物は無いように見えるが・・・、食事はできるだけ食べるようにしているよ。お腹が減るわけでもないんだけどね」
時計を見ると19時38分だった。食事にして良い時間だが、ここで俺の魔法を披露しても良いか悩みどころだ。しかし、俺はリンネと言う女に哀れみを感じていた。死人を操れるのは気持ち悪いが、話を聞いている限りは俺達やハンスに害を加える気はなさそうだ。
-まあ、良いか!
「じゃあ、食事の用意をするけど、座る椅子とかが足りないから先に用意するよ」
「?」
テーブルの周りには二つしか椅子がなかったので、ストレージからキャンピングチェアーを二つ出して並べた。
「お前の魔法は椅子を作れる魔法なのか!」
「ああ、椅子だけじゃなくて、何でも出せるよ」
俺はステーキをメインにした夕食の用意をテーブルの上にどんどん並べていく。リンネは様々な感嘆を口にして驚き続けている。
「この魔法はどの神が叶えてくれるんだい? 私にも使えるんだろうか!?」
「いや、この魔法は俺だけ。俺の神様だから名前は無い」
確かに死んだ後も特に名前を聞くことも無く、神としか認識していなかったな。
「そうか、お前の神もこの世界の神ではないのだな?」
「リンネの言っていた、ネフロスっていう神はこの世界の神じゃないの?」
「ああ、ネフロスは異世界の神だよ。この世界の光の神アシーネの対極にある闇の世界を司る神様だからね」
食事の用意が整ったので、サリナもテーブルに呼んで食べながら話をすることにした。リンネは、出された肉を躊躇なく口に運んでいる。
「リンネは食べ物の味は判るの?」
「お前は本当に酷いことをいう男だな。あたしは生きているんだ、食べ物の味はちゃんと判るさ」
-ちゃんと、って言われても、不死やん!
「それで、この世界以外のネフロスっていう神は誰が教えてくれたの?みんなはアシーネ様を信じているんでしょ?」
「そうだ、いや、昔はそうだった。前の魔竜討伐のあとで教会が壊れるまではネフロスなんて神はこの国には存在しなかったのさ。だけど、教会に歯向かうやつらの中でいつの間にか闇の神の伝承が広まっていった。アシーネを信じて裏切られた奴らの集まりだね。あたしも狂った領主の側室になってからも、しばらくはアシーネを信じて祈ったけど、何の役にも立たなかったからね。それなら、アシーネなんて居ない方が良いだろう?」
信仰心の無い俺にはさっぱりだが、神に裏切られたと感じて宗旨替えをしたということのようだ。
「それで、死人だけど・・・、あれはリンネの思う通りに動かせるの?」
「うん、そうだね。あたしが口に出せばそうするし、何も言わなくてもあたしがやってほしいことが判るようになっちまうね。虐殺の後も砦のやつらが沢山埋めたけど、あたしが触ればみんな動くようになるんだよ。あんた達を襲ったのも、知らないやつは追い払って欲しいとあたしが思ってたからだろうね」
オートモードで警護してくれるのか、死なないし優れものかも知れないな。
「でもねぇ、此処に200年以上一人で暮らしてると、やっぱり寂しいのさ。死人は口を利かないし、砦のやつらと話しても楽しくないからねぇ・・・、それであんた達に頼み事があるんだけどさ」
「頼みって?」
俺は口に出してから後悔したが、200年も死人と暮らしていたという話を聞いて、リンネに同情してしまっていた。
「さっき出してたすごい炎で死人達を焼いてやってくれないだろうか?あいつらは、ボロボロになっても動けるから、完全に灰になるまで焼いてほしいんだよ。そうすれば、あたしもあいつらもこの砦から解き放たれて、自由になれると思うんだ」
確かに、完全に灰にすれば復活することも無いだろう。しかし、人間の体を焼くのはかなりの高温で無ければ難しい、火葬場みたいに狭い空間でやらないと骨にはなかなかならないだろう。
「協力してもいいけど、全員が入れる大きな穴を掘ってもらえるかな?かなり深い方が良い」
「やってくれるのかい!? 穴だね、良いよ、自分達で掘ってもらうことするよ。だけど手で掘ると時間が掛かっちまうかもねぇ・・・」
「それなら・・・、こいつを使うようにさせてよ。できるかな?」
俺はストレージからシャベルを取り出してリンネにみせた。
「見たことのない形だけど、平たい方で土に差すんだろ?できるはずだよ」
「じゃあ、夜の間にやってもらおう」
俺は一晩中、自分達の焼き場を掘り続けるゾンビ達のために、小屋の外へ100本のシャベルを並べることにした。
これはリンネにも死人達にも大事な供養だ。死者が動き続けてはいけない・・・、しかし、リンネはどうするんだ?
リンネをミーシャに見張ってもらい、ハンスの横に居るサリナの様子を見に行った。
「ハンスはどうなんだ?」
「頭を怪我したみたい、でも治療はできたはずなんだけど、起きないの」
-頭か、脳にダメージがあると厄介だな。動かすのも良くないし・・・
「薬を飲まされたんじゃないかって、向こうの女が言ってるんだけど」
「うん、そうかもしれないけど・・・、私にもわからないの」
確かに治療魔法は医学じゃないから、症状に応じて治療している訳じゃない。体を元に戻してもらう治療だから、薬の効果まで抜けるのかはかなり怪しい。しかし、困った。ここから動かせないとなると、この小屋に泊まるしかないのか?死人使いの家に?
「ミーシャ、ハンスは此処から動かせそうにないんだけど、どうしようか?」
判断に困ったので、プロジェクトリーダーに聞いてみる。
「そうか・・・、ならば起きるまではここで待つしかないな」
「そうかい!泊まっていくのかい!? 良し、贅沢なものはないけど、干し肉ぐらいならふるまうから、ゆっくりしてって!」
リンネが話し相手を欲しがっていたのは嘘では無いようだ。小屋にとどまると聞いて、目を輝かせている。
「ああ、食べるものはたくさんあるから大丈夫。リンネは不死だけど食事はするの?」
「そうなのか?荷物は無いように見えるが・・・、食事はできるだけ食べるようにしているよ。お腹が減るわけでもないんだけどね」
時計を見ると19時38分だった。食事にして良い時間だが、ここで俺の魔法を披露しても良いか悩みどころだ。しかし、俺はリンネと言う女に哀れみを感じていた。死人を操れるのは気持ち悪いが、話を聞いている限りは俺達やハンスに害を加える気はなさそうだ。
-まあ、良いか!
「じゃあ、食事の用意をするけど、座る椅子とかが足りないから先に用意するよ」
「?」
テーブルの周りには二つしか椅子がなかったので、ストレージからキャンピングチェアーを二つ出して並べた。
「お前の魔法は椅子を作れる魔法なのか!」
「ああ、椅子だけじゃなくて、何でも出せるよ」
俺はステーキをメインにした夕食の用意をテーブルの上にどんどん並べていく。リンネは様々な感嘆を口にして驚き続けている。
「この魔法はどの神が叶えてくれるんだい? 私にも使えるんだろうか!?」
「いや、この魔法は俺だけ。俺の神様だから名前は無い」
確かに死んだ後も特に名前を聞くことも無く、神としか認識していなかったな。
「そうか、お前の神もこの世界の神ではないのだな?」
「リンネの言っていた、ネフロスっていう神はこの世界の神じゃないの?」
「ああ、ネフロスは異世界の神だよ。この世界の光の神アシーネの対極にある闇の世界を司る神様だからね」
食事の用意が整ったので、サリナもテーブルに呼んで食べながら話をすることにした。リンネは、出された肉を躊躇なく口に運んでいる。
「リンネは食べ物の味は判るの?」
「お前は本当に酷いことをいう男だな。あたしは生きているんだ、食べ物の味はちゃんと判るさ」
-ちゃんと、って言われても、不死やん!
「それで、この世界以外のネフロスっていう神は誰が教えてくれたの?みんなはアシーネ様を信じているんでしょ?」
「そうだ、いや、昔はそうだった。前の魔竜討伐のあとで教会が壊れるまではネフロスなんて神はこの国には存在しなかったのさ。だけど、教会に歯向かうやつらの中でいつの間にか闇の神の伝承が広まっていった。アシーネを信じて裏切られた奴らの集まりだね。あたしも狂った領主の側室になってからも、しばらくはアシーネを信じて祈ったけど、何の役にも立たなかったからね。それなら、アシーネなんて居ない方が良いだろう?」
信仰心の無い俺にはさっぱりだが、神に裏切られたと感じて宗旨替えをしたということのようだ。
「それで、死人だけど・・・、あれはリンネの思う通りに動かせるの?」
「うん、そうだね。あたしが口に出せばそうするし、何も言わなくてもあたしがやってほしいことが判るようになっちまうね。虐殺の後も砦のやつらが沢山埋めたけど、あたしが触ればみんな動くようになるんだよ。あんた達を襲ったのも、知らないやつは追い払って欲しいとあたしが思ってたからだろうね」
オートモードで警護してくれるのか、死なないし優れものかも知れないな。
「でもねぇ、此処に200年以上一人で暮らしてると、やっぱり寂しいのさ。死人は口を利かないし、砦のやつらと話しても楽しくないからねぇ・・・、それであんた達に頼み事があるんだけどさ」
「頼みって?」
俺は口に出してから後悔したが、200年も死人と暮らしていたという話を聞いて、リンネに同情してしまっていた。
「さっき出してたすごい炎で死人達を焼いてやってくれないだろうか?あいつらは、ボロボロになっても動けるから、完全に灰になるまで焼いてほしいんだよ。そうすれば、あたしもあいつらもこの砦から解き放たれて、自由になれると思うんだ」
確かに、完全に灰にすれば復活することも無いだろう。しかし、人間の体を焼くのはかなりの高温で無ければ難しい、火葬場みたいに狭い空間でやらないと骨にはなかなかならないだろう。
「協力してもいいけど、全員が入れる大きな穴を掘ってもらえるかな?かなり深い方が良い」
「やってくれるのかい!? 穴だね、良いよ、自分達で掘ってもらうことするよ。だけど手で掘ると時間が掛かっちまうかもねぇ・・・」
「それなら・・・、こいつを使うようにさせてよ。できるかな?」
俺はストレージからシャベルを取り出してリンネにみせた。
「見たことのない形だけど、平たい方で土に差すんだろ?できるはずだよ」
「じゃあ、夜の間にやってもらおう」
俺は一晩中、自分達の焼き場を掘り続けるゾンビ達のために、小屋の外へ100本のシャベルを並べることにした。
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