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Ⅱ‐80 アメとムチ
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■ストレージの中
レントンの次に影使いのリウを閉じ込めた空間を呼び出した。
「おーい!元気か?」
「き、貴様、一体俺をどうするつもりだ!?」
リウは一人で無音の暗黒空間に閉じ込められている割には威勢が良かった。
「思ったより元気だな?傷は治ったのか?」
「くッ。大きなお世話だ! ここから出せ!今出せば見逃してやる!」
自分の置かれた立場が分かっていないのか、リウはいまだに強気だった。だが、ママさんとショーイに痛めつけられた体の傷はまだ治っていないようだ。
「わかった。お前にはムチの方が必要なんだな」
「ムチ、何のことだ?」
預かっている勇者の魔法具の一つ―炎の槍―を取り出して、火の神に祈りを捧げた。槍の穂先に炎が立ち上がりゆらゆらと揺れている。ストレージ空間の中で魔法具が使えるか心配だったが問題ないようだ。俺は無言でリウの太ももに向けて槍を突き出した。
「ゲェや!! グィー!」
突き刺した炎の槍をひねり上げると、聞いたことの無い苦鳴を漏らしている。
「ちょっと、あんた!可哀そうじゃないかい!? もう少し話を聞いてからにしたらどうなんだい!」
「いや、こいつは痛いのが好きなんだよ。俺の国では“エム”って言うやつだよ」
「なんだい、それは・・・、ねえ、あんたは痛いのが好きなのかい?」
「ふ、ふざけるな! ち、チクショウ、許さねぇ・・・ギイェー! ギャオー!」
俺は強気のリウに刺した炎の槍から強い炎を放って太ももの中から焼いてやった。
「ねえ、もう少し待っておやりよ、この人だって色々と今までのいきさつがあるんだからさ」
「そうか、じゃあ。しばらくリンネが話を聞いてやれよ。俺は違うことをするからさ」
俺はリウの空間から一旦身を引いて、リンネの前にリウの空間の入り口を置いた。俺自身は次の捕虜―ゲルドの空間を開いてみたが、相変わらず首上だけの状態が確認できたので、両方の空間を並べてしばらく眺めることにした。
「良いよ。ねえ、リウだったよね。あんたはなんで死人になったんだい?」
「クゥー。痛ぇ・・・、なんでこんな痛みが・・・」
「そんなに痛いのかい? あたしも死人だからねぇ・・・、痛みって言うのがどんなもんなのかを忘れそうになっているんだ」
「お前も死人!? だったら、何故あんな奴の言いなりになっているんだ?」
「あたしは死人だけど、あんたたちみたいな悪人とは違うからね。別に言いなりになっている訳じゃないけど、あの子と一緒にいると色々と楽しいのさ」
「楽しい? 死人の暮らしに楽しいなんてあるわけないだろ!」
「そうなのかい? ふーん、可哀そうだね。死人でも楽しいことはたくさんあるんだよ。あんたがどうして死人になったかはもう聞かないけど、悪事を働いて人をたくさん殺してれば楽しいはずは無いよ」
「う、うるせえ、大きなお世話だ! 俺には俺の・・・」
「そうだろうね、あんたにはあんたの都合やいきさつがあるんだろうね。でも、これからの事を考えてごらんよ。あんたはここからは絶対出られない。この中で暮らすことになるんだよ。それに、簡単には死なない。どうするんだい?そこで悪態をついていても、楽しいことは何一つないよ。それだったら、美味しいものでも食べてのんびりする方が良いんじゃないかい?」
「絶対に出られない? そんなことはあるか! 首領たちが必ず探し出してお前たちを殺す。そして、俺はここから出て行き・・・」
「横から入って悪いけど、俺が殺されれば絶対にここから出ることは出来ない。そして、お前に会いに来るものは誰もいない。永遠に闇の空間に閉ざされて痛みを感じ続けることになる」
「そ、そんなこと信じられるか!」
「嘘じゃないよ。だって、あんたにはこの暗闇が何かわからないだろう?床も壁も無いところにふわりと浮いて、今はあたしたちが見えてるけど、ずーっと暗闇の中だったんだろ?でも、痛みは感じる・・・、ずーっとね」
「・・・」
リンネの言う通りのはずだった。何もない空間に閉ざされて体は浮いているような状態だ。ゆっくり眠れるならいいが、傷の痛みは癒えることもなく襲い掛かってくる。それが永遠に続くのだ。そして孤独・・・。
「ねえ、この人にも何か飲み物を出してあげてよ」
「こいつにか? 欲しがっているのか?」
「喉が渇いたんじゃないかい? 何か飲み物を出してあげようか?」
「・・・」
「意地を張るんじゃないよ。じゃあ、水を出してあげるからね」
リンネは俺を見て小さく頷いたので、ペットボトルの蓋を取ってからリウの前に浮かべてやった。
「こ、こいつは!?・・・、水だ・・・美味い」
リウは一気にペットボトルを飲み干して、大きく息を吐いた。
「もう少し飲むかい?」
「ああ、頼む」
今度は2本出してやったが、すぐにもう一本を一気に飲み干した。
「おい、ここは一体どうなっているんだ? 水が変な入れ物に入っているだけじゃなく、物が宙に浮くのか?」
「ここは俺の空間だよ。お前の仲間で闇の空間を使うやつがいるだろ? あいつのと似ているのかもしれないな」
「なぜ、闇使いの事を知っているんだ!?」
「ああ、あいつも捕まえた。いまは、別の部屋にいるよ」
「う、嘘だ! 闇使いが捕まるなんて!」
「会わせてやることは出来ないけど、嘘じゃないよ。名前はハイドだよな」
「そんな・・・」
「それで、魔石の事を知っていたら教えてくれないか?ハイドは魔石を村の周りに埋めて、村人全員を闇の空間に閉じ込めようとしたんだけど、魔石ってどんなものだ?」
「本当なんだな・・・、本当に闇使いも捕まったのか・・・」
「ああ、後はゲルドって言うのもいるな」
「し、司祭もか!?お前は一体何者なんだ!?」
「うーん、認めたくないけど、俺が新しい勇者・・・らしいよ」
「新しい勇者・・・、外の世界から来たのか?」
こいつらも勇者が外からくると知っている・・・、というか信じているのか?教会の人間でなくても勇者=異世界人で成立するようだ。
「まあ、そんなところだ。そんなわけで、死人の皆さんは俺の空間で過ごしてもらうんだが、快適に過ごすか痛い思いをして過ごすかは君たち次第だな。それで、魔石の話だけど、どんなものか? あるいは、何処に埋めているかを知らないか?」
「教えてやっても良いが、お前が勇者ならこの傷も治せるのか?」
死人の傷を治せるのか? 治療魔法? ゲームの世界だと、死人に治療薬や治療魔法をかけると逆効果のような気もするが・・・、この世界の治療魔法は時を戻す魔法だと言っていたから・・・、行けるか?
「やったことが無いからわからないけど、やってみようか? 治療が出来たら、教えてくれるんだな? まあ、教えてくれなければもう一度ムチをやるだけだけどね」
「ああ、約束する。俺が見た魔石とハイドの魔法陣をな」
「良いだろう。 ‐ 癒しの光を!」
俺は右手をリウの太ももに向けて、光の神アシーネ様へ祈りを捧げた。いつものように暖かい空気が流れだすのが伝わってくる。リウは痛そうにはしていないので、少なくとも逆効果では無いようだ。
「お、おぉー! すげぇ! どうやっても治らなかったのに・・・」
「ふん、その傷はあたし達死人の力でも治せない傷だったのさ。だけど、勇者の力なら元に戻せるってことだね」
「ああ、太もも以外にも腹と胸と背中と・・・」
リウはショーイ達に散々痛めつけられていたから、上半身も刀の刺し傷だらけだった。
「全部教えてくれたら、全部治療するよ。それで、魔石って言うのはどんなものなんだ?」
「魔石は大きさで言うと顔ぐらいの円盤だ。表にはネフロスのシンボルが刻まれている。裏には術者が血の手形を押している」
「そうか、ありがとう。じゃあ、胸の傷を治してやるよ」
胸の傷も同じように治してやり、水以外のオレンジジュースも出してやった。
「これは! 美味いな。甘いが少し違う味もする。初めて飲む味だ」
「そうだろ、生きていれば色々美味しいものも味わえるのさ。あんたも、どうするのが自分のためになるかを考えた方が良いよ」
「自分のためか・・・」
リウはリンネに言われたことを自分なりに考えたようだ。
「わかった、俺の知っていることは全部教えてやるよ。その代わり、治療が終わったら食い物と飲み物をもっとくれ」
「良いよ、本当のことを話してくれるならな。それで、魔石はどこに埋められているんだ?」
「それは分からないが、魔石の魔法陣はネフロスのシンボルと同じ配置のはずだ。それから、ハイドがいた場所が結界とこの世界をつないでいる。つなぎ目は魔法陣の北西になっているが、そこに魔石の一つが埋まっているはずだ」
ハイドを吹き飛ばしたところに魔石が埋まっているのか・・・、サリナの魔法であのあたりは荒れ地になったから探すのは大変だ。残りの魔石はネフロスのシンボル―六芒星の形で魔法陣を描いたと言うが、残りの五つをどうやって見つけるか? 空から六芒星の位置をみる? 飛ぶのか?
俺は空を飛べるという精霊の腕輪の事を思い出していた。頑張れば俺も飛べるらしいが、全く嬉しくない。何といっても、俺は高いところが大嫌いだ。
レントンの次に影使いのリウを閉じ込めた空間を呼び出した。
「おーい!元気か?」
「き、貴様、一体俺をどうするつもりだ!?」
リウは一人で無音の暗黒空間に閉じ込められている割には威勢が良かった。
「思ったより元気だな?傷は治ったのか?」
「くッ。大きなお世話だ! ここから出せ!今出せば見逃してやる!」
自分の置かれた立場が分かっていないのか、リウはいまだに強気だった。だが、ママさんとショーイに痛めつけられた体の傷はまだ治っていないようだ。
「わかった。お前にはムチの方が必要なんだな」
「ムチ、何のことだ?」
預かっている勇者の魔法具の一つ―炎の槍―を取り出して、火の神に祈りを捧げた。槍の穂先に炎が立ち上がりゆらゆらと揺れている。ストレージ空間の中で魔法具が使えるか心配だったが問題ないようだ。俺は無言でリウの太ももに向けて槍を突き出した。
「ゲェや!! グィー!」
突き刺した炎の槍をひねり上げると、聞いたことの無い苦鳴を漏らしている。
「ちょっと、あんた!可哀そうじゃないかい!? もう少し話を聞いてからにしたらどうなんだい!」
「いや、こいつは痛いのが好きなんだよ。俺の国では“エム”って言うやつだよ」
「なんだい、それは・・・、ねえ、あんたは痛いのが好きなのかい?」
「ふ、ふざけるな! ち、チクショウ、許さねぇ・・・ギイェー! ギャオー!」
俺は強気のリウに刺した炎の槍から強い炎を放って太ももの中から焼いてやった。
「ねえ、もう少し待っておやりよ、この人だって色々と今までのいきさつがあるんだからさ」
「そうか、じゃあ。しばらくリンネが話を聞いてやれよ。俺は違うことをするからさ」
俺はリウの空間から一旦身を引いて、リンネの前にリウの空間の入り口を置いた。俺自身は次の捕虜―ゲルドの空間を開いてみたが、相変わらず首上だけの状態が確認できたので、両方の空間を並べてしばらく眺めることにした。
「良いよ。ねえ、リウだったよね。あんたはなんで死人になったんだい?」
「クゥー。痛ぇ・・・、なんでこんな痛みが・・・」
「そんなに痛いのかい? あたしも死人だからねぇ・・・、痛みって言うのがどんなもんなのかを忘れそうになっているんだ」
「お前も死人!? だったら、何故あんな奴の言いなりになっているんだ?」
「あたしは死人だけど、あんたたちみたいな悪人とは違うからね。別に言いなりになっている訳じゃないけど、あの子と一緒にいると色々と楽しいのさ」
「楽しい? 死人の暮らしに楽しいなんてあるわけないだろ!」
「そうなのかい? ふーん、可哀そうだね。死人でも楽しいことはたくさんあるんだよ。あんたがどうして死人になったかはもう聞かないけど、悪事を働いて人をたくさん殺してれば楽しいはずは無いよ」
「う、うるせえ、大きなお世話だ! 俺には俺の・・・」
「そうだろうね、あんたにはあんたの都合やいきさつがあるんだろうね。でも、これからの事を考えてごらんよ。あんたはここからは絶対出られない。この中で暮らすことになるんだよ。それに、簡単には死なない。どうするんだい?そこで悪態をついていても、楽しいことは何一つないよ。それだったら、美味しいものでも食べてのんびりする方が良いんじゃないかい?」
「絶対に出られない? そんなことはあるか! 首領たちが必ず探し出してお前たちを殺す。そして、俺はここから出て行き・・・」
「横から入って悪いけど、俺が殺されれば絶対にここから出ることは出来ない。そして、お前に会いに来るものは誰もいない。永遠に闇の空間に閉ざされて痛みを感じ続けることになる」
「そ、そんなこと信じられるか!」
「嘘じゃないよ。だって、あんたにはこの暗闇が何かわからないだろう?床も壁も無いところにふわりと浮いて、今はあたしたちが見えてるけど、ずーっと暗闇の中だったんだろ?でも、痛みは感じる・・・、ずーっとね」
「・・・」
リンネの言う通りのはずだった。何もない空間に閉ざされて体は浮いているような状態だ。ゆっくり眠れるならいいが、傷の痛みは癒えることもなく襲い掛かってくる。それが永遠に続くのだ。そして孤独・・・。
「ねえ、この人にも何か飲み物を出してあげてよ」
「こいつにか? 欲しがっているのか?」
「喉が渇いたんじゃないかい? 何か飲み物を出してあげようか?」
「・・・」
「意地を張るんじゃないよ。じゃあ、水を出してあげるからね」
リンネは俺を見て小さく頷いたので、ペットボトルの蓋を取ってからリウの前に浮かべてやった。
「こ、こいつは!?・・・、水だ・・・美味い」
リウは一気にペットボトルを飲み干して、大きく息を吐いた。
「もう少し飲むかい?」
「ああ、頼む」
今度は2本出してやったが、すぐにもう一本を一気に飲み干した。
「おい、ここは一体どうなっているんだ? 水が変な入れ物に入っているだけじゃなく、物が宙に浮くのか?」
「ここは俺の空間だよ。お前の仲間で闇の空間を使うやつがいるだろ? あいつのと似ているのかもしれないな」
「なぜ、闇使いの事を知っているんだ!?」
「ああ、あいつも捕まえた。いまは、別の部屋にいるよ」
「う、嘘だ! 闇使いが捕まるなんて!」
「会わせてやることは出来ないけど、嘘じゃないよ。名前はハイドだよな」
「そんな・・・」
「それで、魔石の事を知っていたら教えてくれないか?ハイドは魔石を村の周りに埋めて、村人全員を闇の空間に閉じ込めようとしたんだけど、魔石ってどんなものだ?」
「本当なんだな・・・、本当に闇使いも捕まったのか・・・」
「ああ、後はゲルドって言うのもいるな」
「し、司祭もか!?お前は一体何者なんだ!?」
「うーん、認めたくないけど、俺が新しい勇者・・・らしいよ」
「新しい勇者・・・、外の世界から来たのか?」
こいつらも勇者が外からくると知っている・・・、というか信じているのか?教会の人間でなくても勇者=異世界人で成立するようだ。
「まあ、そんなところだ。そんなわけで、死人の皆さんは俺の空間で過ごしてもらうんだが、快適に過ごすか痛い思いをして過ごすかは君たち次第だな。それで、魔石の話だけど、どんなものか? あるいは、何処に埋めているかを知らないか?」
「教えてやっても良いが、お前が勇者ならこの傷も治せるのか?」
死人の傷を治せるのか? 治療魔法? ゲームの世界だと、死人に治療薬や治療魔法をかけると逆効果のような気もするが・・・、この世界の治療魔法は時を戻す魔法だと言っていたから・・・、行けるか?
「やったことが無いからわからないけど、やってみようか? 治療が出来たら、教えてくれるんだな? まあ、教えてくれなければもう一度ムチをやるだけだけどね」
「ああ、約束する。俺が見た魔石とハイドの魔法陣をな」
「良いだろう。 ‐ 癒しの光を!」
俺は右手をリウの太ももに向けて、光の神アシーネ様へ祈りを捧げた。いつものように暖かい空気が流れだすのが伝わってくる。リウは痛そうにはしていないので、少なくとも逆効果では無いようだ。
「お、おぉー! すげぇ! どうやっても治らなかったのに・・・」
「ふん、その傷はあたし達死人の力でも治せない傷だったのさ。だけど、勇者の力なら元に戻せるってことだね」
「ああ、太もも以外にも腹と胸と背中と・・・」
リウはショーイ達に散々痛めつけられていたから、上半身も刀の刺し傷だらけだった。
「全部教えてくれたら、全部治療するよ。それで、魔石って言うのはどんなものなんだ?」
「魔石は大きさで言うと顔ぐらいの円盤だ。表にはネフロスのシンボルが刻まれている。裏には術者が血の手形を押している」
「そうか、ありがとう。じゃあ、胸の傷を治してやるよ」
胸の傷も同じように治してやり、水以外のオレンジジュースも出してやった。
「これは! 美味いな。甘いが少し違う味もする。初めて飲む味だ」
「そうだろ、生きていれば色々美味しいものも味わえるのさ。あんたも、どうするのが自分のためになるかを考えた方が良いよ」
「自分のためか・・・」
リウはリンネに言われたことを自分なりに考えたようだ。
「わかった、俺の知っていることは全部教えてやるよ。その代わり、治療が終わったら食い物と飲み物をもっとくれ」
「良いよ、本当のことを話してくれるならな。それで、魔石はどこに埋められているんだ?」
「それは分からないが、魔石の魔法陣はネフロスのシンボルと同じ配置のはずだ。それから、ハイドがいた場所が結界とこの世界をつないでいる。つなぎ目は魔法陣の北西になっているが、そこに魔石の一つが埋まっているはずだ」
ハイドを吹き飛ばしたところに魔石が埋まっているのか・・・、サリナの魔法であのあたりは荒れ地になったから探すのは大変だ。残りの魔石はネフロスのシンボル―六芒星の形で魔法陣を描いたと言うが、残りの五つをどうやって見つけるか? 空から六芒星の位置をみる? 飛ぶのか?
俺は空を飛べるという精霊の腕輪の事を思い出していた。頑張れば俺も飛べるらしいが、全く嬉しくない。何といっても、俺は高いところが大嫌いだ。
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