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勇者候補たちの想い
59.皇都デートの約束
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■スタートス聖教会 ~第5次派遣2日目~
パパスの小屋から転移で戻って来たタケル達はミレーヌの食事ができるまで、部屋で待つことにした。
タケルは部屋に荷物を置いて、そのままノックスの部屋へ向かう。
部屋には、ノックスとマリンダがいた。
タケルの都合にはちょうど良い。
マリンダは目が合ったが、軽く目礼してくれただけだ。
なんか、そっけない気がする。
「勇者様、いかがされましたか?」
「ノックス司祭、今度皇都セントレアへ行ってみたいのですが、マリンダさんを2・3日貸してもらっても良いですか?」
「それは、構いませんが・・・、マリンダ、ご一緒できるのか?」
「はい、大丈夫でございますが、どのような用件で皇都にいかれるのでしょうか?」
やっぱり、目に優しさが無いような気が・・・
「はい、皇都大教会の司教にお会いしたいのです」
「リーブス大司教にですか!?」
ノックスとマリンダもかなり驚く相手のようだ。
「ええ、何か問題あるでしょうか?サイオンさんからの紹介状を預かっています」
「そうでしたか・・・、ならばお会いいただけるのでしょうが・・・」
「リーブス大司教というのはどのような方なんですか?」
(西條は気難しいと言っていたが)
「リーブス大司教様は私の師匠の師匠に当たる光の大魔法士様です。サイオン様や教皇と並ぶ光魔法の達人でございます」
(それだけ?)
「マリンダさんは直接会ったり出来るんですか?」
「とんでもない! 私からすれば雲の上の存在でございます!」
「サイオンさんより上って事?」
「上、下と言うことではございませんが・・・、非常に厳しいとお方とお聞きしています」
(気難しい、厳しい、イヤなヤツって事かな?)
(まあ、行ってみるしかないか)
「じゃあ、次ぎ来た時に私と2人で行ってもらうつもりでお願いします」
「タケル様と2人でですか?」
マリンダの目が大きく開いたような気がする。
「問題あるでしょうか? 夜はここに戻ってくるつもりですけど」
「戻ってくる?」
(そうか、転移ポイントについてあまり説明していなかったか)
「えーと。ここの転移の間なら、どこからでも戻れるように転移魔法を工夫していますから、大丈夫です」
「?」
(説明になってないな、見てもらうか)
「ノックス司祭、マリンダさんを少しお借りしますね」
タケルは部屋からリュックを持って、マリンダと一緒に教会裏の空き地へ出て行った。
外は真っ暗だ、宿舎から明かりが漏れているが、地面を照らすほどではない。
「タケル様、いったい何をされるおつもりですか?」
「見て貰った方が早いです」
いつもの手順で、聖教石を5本地面に刺す。
せっかくなので、マリンダの手を握って聖教石の真ん中へ立った。
「ジャンプ」
「ヒィッ!」
マリンダの可愛い悲鳴が漏れた。
周りの景色が、スタートスの転移の間に一瞬で変ったのだ、驚いても仕方ない
距離は数十メートルだが、距離感は伝わらない。
単に目の前の景色が変わる感覚だ。
「タケル様、今のは?」
「さっきの聖教石がここの聖教石と同じ役割を果たしています。だから、どこからでもここに飛んで来る事が出来ると言うことです」
まだ、目が開きっぱなしのマリンダと手をつないだまま、石を刺した場所に戻る。
ドサクサ紛れで握った手が汗ばんできた。
「この聖教石をたくさん作っています。だから、旅の途中でもこの石を刺した場所から、スタートスに夜だけ戻ってくれば、マリンダさんも安心でしょ?」
「安心と言うのは?」
「やっぱり、女性だし野宿は嫌じゃないの?」
「タケル様と一緒でしたら、野宿も楽しいかと・・・」
(ウン、俺もそうだけど、理性が保てないからね)
「それと、皇都には宿屋なんかもあるんでしょ?」
「はい、皇都は巡礼や行商等様々な方が訪れますので、宿もたくさんございます」
「だったら、皇都で泊まるから案内してよ。せっかくだからデートってことで」
「デート? というのは・・・」
「あぁ、それは、その2人で皇都を楽しむって事で・・・」
「はい、でしたら喜んで!」
この笑顔は反則だな、男は全員イチコロだ。
本当は皇都に着いてから、転移でマリンダを連れて行くことも出来るけど、一人の道中は寂しいし、多少の我がままは神様も許してくれますよね?
ね? アシーネ様!
パパスの小屋から転移で戻って来たタケル達はミレーヌの食事ができるまで、部屋で待つことにした。
タケルは部屋に荷物を置いて、そのままノックスの部屋へ向かう。
部屋には、ノックスとマリンダがいた。
タケルの都合にはちょうど良い。
マリンダは目が合ったが、軽く目礼してくれただけだ。
なんか、そっけない気がする。
「勇者様、いかがされましたか?」
「ノックス司祭、今度皇都セントレアへ行ってみたいのですが、マリンダさんを2・3日貸してもらっても良いですか?」
「それは、構いませんが・・・、マリンダ、ご一緒できるのか?」
「はい、大丈夫でございますが、どのような用件で皇都にいかれるのでしょうか?」
やっぱり、目に優しさが無いような気が・・・
「はい、皇都大教会の司教にお会いしたいのです」
「リーブス大司教にですか!?」
ノックスとマリンダもかなり驚く相手のようだ。
「ええ、何か問題あるでしょうか?サイオンさんからの紹介状を預かっています」
「そうでしたか・・・、ならばお会いいただけるのでしょうが・・・」
「リーブス大司教というのはどのような方なんですか?」
(西條は気難しいと言っていたが)
「リーブス大司教様は私の師匠の師匠に当たる光の大魔法士様です。サイオン様や教皇と並ぶ光魔法の達人でございます」
(それだけ?)
「マリンダさんは直接会ったり出来るんですか?」
「とんでもない! 私からすれば雲の上の存在でございます!」
「サイオンさんより上って事?」
「上、下と言うことではございませんが・・・、非常に厳しいとお方とお聞きしています」
(気難しい、厳しい、イヤなヤツって事かな?)
(まあ、行ってみるしかないか)
「じゃあ、次ぎ来た時に私と2人で行ってもらうつもりでお願いします」
「タケル様と2人でですか?」
マリンダの目が大きく開いたような気がする。
「問題あるでしょうか? 夜はここに戻ってくるつもりですけど」
「戻ってくる?」
(そうか、転移ポイントについてあまり説明していなかったか)
「えーと。ここの転移の間なら、どこからでも戻れるように転移魔法を工夫していますから、大丈夫です」
「?」
(説明になってないな、見てもらうか)
「ノックス司祭、マリンダさんを少しお借りしますね」
タケルは部屋からリュックを持って、マリンダと一緒に教会裏の空き地へ出て行った。
外は真っ暗だ、宿舎から明かりが漏れているが、地面を照らすほどではない。
「タケル様、いったい何をされるおつもりですか?」
「見て貰った方が早いです」
いつもの手順で、聖教石を5本地面に刺す。
せっかくなので、マリンダの手を握って聖教石の真ん中へ立った。
「ジャンプ」
「ヒィッ!」
マリンダの可愛い悲鳴が漏れた。
周りの景色が、スタートスの転移の間に一瞬で変ったのだ、驚いても仕方ない
距離は数十メートルだが、距離感は伝わらない。
単に目の前の景色が変わる感覚だ。
「タケル様、今のは?」
「さっきの聖教石がここの聖教石と同じ役割を果たしています。だから、どこからでもここに飛んで来る事が出来ると言うことです」
まだ、目が開きっぱなしのマリンダと手をつないだまま、石を刺した場所に戻る。
ドサクサ紛れで握った手が汗ばんできた。
「この聖教石をたくさん作っています。だから、旅の途中でもこの石を刺した場所から、スタートスに夜だけ戻ってくれば、マリンダさんも安心でしょ?」
「安心と言うのは?」
「やっぱり、女性だし野宿は嫌じゃないの?」
「タケル様と一緒でしたら、野宿も楽しいかと・・・」
(ウン、俺もそうだけど、理性が保てないからね)
「それと、皇都には宿屋なんかもあるんでしょ?」
「はい、皇都は巡礼や行商等様々な方が訪れますので、宿もたくさんございます」
「だったら、皇都で泊まるから案内してよ。せっかくだからデートってことで」
「デート? というのは・・・」
「あぁ、それは、その2人で皇都を楽しむって事で・・・」
「はい、でしたら喜んで!」
この笑顔は反則だな、男は全員イチコロだ。
本当は皇都に着いてから、転移でマリンダを連れて行くことも出来るけど、一人の道中は寂しいし、多少の我がままは神様も許してくれますよね?
ね? アシーネ様!
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