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勇者候補たちの想い
63.タケルの創意工夫
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■スタートス 風の丘 ~第5次派遣3日目~
お互いの気持ちを確かめ合ったタケル達は泉近くの風の丘へ登った。
体も、特にマリンダの髪がまだ濡れている。
このまま教会へ戻れば・・・マズイだろう。
丘の上には気持ちよい風が吹いている。
隣に座るマリンダの目は、今まで以上に輝いて見える。
「マリンダ、俺はここで風魔法を修練していたんだ」
「風の魔法ですか? なぜここで?」
「風の神と対話をするなら、風を感じた方が良いと思わない?」
「確かに、そう言われると・・・、ですが、今までそのようにされる方はいなかったと思います。泉の件もそうですけど、タケル様は色々考え出されるのですね・・・」
(マリンダ、そんなに見つめないで、押し倒したくなるって)
「う、うん。確かにそうかな? 自分で工夫するのは子供の頃から嫌いじゃなかったからね」
タケルは風の聖教石を取り出して、マリンダの髪に向けた。
「ウィンド」
手の上の聖教石から、柔らかい風が吹き続ける。
ブロンドの髪が白い肌の上で揺れる。
「この使い方も、タケル様が!?」
「そうなるのかな? 教会ランプをみて、聖教石は目的別にしっかり加工すれば、魔法の力が続いたり、強くしたり出来って気が付いたんだよね」
「・・・、やはり、凄い方です」
「そうなのかな?俺はこの国が変っていると思うんだよね」
「どのようにですか?」
「教会の人って、魔法を師匠から習うんだよね?もっと、みんなで集まって勉強すれば色々な魔法の使い方が増えて行くと思うんだけど」
「確かに、そのようなやり方にはなっていません。誰も言い出したことも無いと思います」
(そこが、不思議なんだよな。科学が発展してないのも理由があるのかな)
「だから、どこかに凄い魔法の使い方の人がいるはずだと思って、それで皇都の大教会に行くことにしたんだ」
「リーブス様のところですね」
「マリンダも雷はわかるよね?」
「稲光(いなびかり)のことですよね?」
「そう、まさに光。だから光魔法で出せないかな? 稲光を」
「・・・!」
(この国の人は与えられたものでしか考えない気がする)
(もっと発想を自由にしなきゃね)
■スタートス聖教会 宿舎食堂
今日の夕食も豪華で華やかだ。
料理はミレーヌが鶏肉を焼いたものに、果物で作ったソースを掛けてくれた。
ベーコンやソーセージもふんだんに並んでいる。
本日の宴会は、
勇者メンバー男3名
マリンダ
教会士トリオ女3名
スティン
ちょうど4対4の合コンだ!
盛大に乾杯をして、宴を始めた。
「それで、カタリナさん。スティンの仕事はつらくない?」
教会士トリオのカタリナをこちらのテーブルに座ってもらった、アキラさんの隣だ。
俺の隣には、当然のようにマリンダが座っている。
マリンダはタケルが思っていたより、はるかに積極的な美女だった。
「はい、大丈夫です。小さな石をすきまにつめて、漆喰(しっくい)を縫っていく作業ですので、女でも簡単に出来ます」
「なら、良かった。無理はしなくて良いからね」
お風呂はあと2週間ぐらいで完成する予定だ。
派遣サイクルなら、後2回でお風呂が・・・嬉!
「タケルさま、どうしてお風呂が必要なのですか?」
「カタリナ、それはね。と~っても気持ちがいいからですよ。ネっ アキラさん」
いつものように、俯いたまま頷いてくれた。
まだ、酒が足りないようだ。
「なぜ、気持ちがいいのですか?」
(心なしか、マリンダのあたりが強いような・・・)
「そうだね、水浴びも気持ちいいけど、長く入れないでしょ。お湯だったら、もっとゆっくり、体全体が伸びるような感じで・・・」
「・・・?」
「まあ、マリンダも、カタリナも一度入れば判るから、楽しみに待っててよ」
(ひょっとしたら、マリンダと・・・)
お互いの気持ちを確かめ合ったタケル達は泉近くの風の丘へ登った。
体も、特にマリンダの髪がまだ濡れている。
このまま教会へ戻れば・・・マズイだろう。
丘の上には気持ちよい風が吹いている。
隣に座るマリンダの目は、今まで以上に輝いて見える。
「マリンダ、俺はここで風魔法を修練していたんだ」
「風の魔法ですか? なぜここで?」
「風の神と対話をするなら、風を感じた方が良いと思わない?」
「確かに、そう言われると・・・、ですが、今までそのようにされる方はいなかったと思います。泉の件もそうですけど、タケル様は色々考え出されるのですね・・・」
(マリンダ、そんなに見つめないで、押し倒したくなるって)
「う、うん。確かにそうかな? 自分で工夫するのは子供の頃から嫌いじゃなかったからね」
タケルは風の聖教石を取り出して、マリンダの髪に向けた。
「ウィンド」
手の上の聖教石から、柔らかい風が吹き続ける。
ブロンドの髪が白い肌の上で揺れる。
「この使い方も、タケル様が!?」
「そうなるのかな? 教会ランプをみて、聖教石は目的別にしっかり加工すれば、魔法の力が続いたり、強くしたり出来って気が付いたんだよね」
「・・・、やはり、凄い方です」
「そうなのかな?俺はこの国が変っていると思うんだよね」
「どのようにですか?」
「教会の人って、魔法を師匠から習うんだよね?もっと、みんなで集まって勉強すれば色々な魔法の使い方が増えて行くと思うんだけど」
「確かに、そのようなやり方にはなっていません。誰も言い出したことも無いと思います」
(そこが、不思議なんだよな。科学が発展してないのも理由があるのかな)
「だから、どこかに凄い魔法の使い方の人がいるはずだと思って、それで皇都の大教会に行くことにしたんだ」
「リーブス様のところですね」
「マリンダも雷はわかるよね?」
「稲光(いなびかり)のことですよね?」
「そう、まさに光。だから光魔法で出せないかな? 稲光を」
「・・・!」
(この国の人は与えられたものでしか考えない気がする)
(もっと発想を自由にしなきゃね)
■スタートス聖教会 宿舎食堂
今日の夕食も豪華で華やかだ。
料理はミレーヌが鶏肉を焼いたものに、果物で作ったソースを掛けてくれた。
ベーコンやソーセージもふんだんに並んでいる。
本日の宴会は、
勇者メンバー男3名
マリンダ
教会士トリオ女3名
スティン
ちょうど4対4の合コンだ!
盛大に乾杯をして、宴を始めた。
「それで、カタリナさん。スティンの仕事はつらくない?」
教会士トリオのカタリナをこちらのテーブルに座ってもらった、アキラさんの隣だ。
俺の隣には、当然のようにマリンダが座っている。
マリンダはタケルが思っていたより、はるかに積極的な美女だった。
「はい、大丈夫です。小さな石をすきまにつめて、漆喰(しっくい)を縫っていく作業ですので、女でも簡単に出来ます」
「なら、良かった。無理はしなくて良いからね」
お風呂はあと2週間ぐらいで完成する予定だ。
派遣サイクルなら、後2回でお風呂が・・・嬉!
「タケルさま、どうしてお風呂が必要なのですか?」
「カタリナ、それはね。と~っても気持ちがいいからですよ。ネっ アキラさん」
いつものように、俯いたまま頷いてくれた。
まだ、酒が足りないようだ。
「なぜ、気持ちがいいのですか?」
(心なしか、マリンダのあたりが強いような・・・)
「そうだね、水浴びも気持ちいいけど、長く入れないでしょ。お湯だったら、もっとゆっくり、体全体が伸びるような感じで・・・」
「・・・?」
「まあ、マリンダも、カタリナも一度入れば判るから、楽しみに待っててよ」
(ひょっとしたら、マリンダと・・・)
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