【完結】さくら色のねずみ

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　長が言った場所を聞いた三女は意外に思いました。

「森の奥の桜の木ですか？何故ですか？お父さん」と長に三女は聞きました。

　三女は長に聞いた後に気がついた様な顔をしました。

　その三女の顔を見て長は頷くと「さあ、早く行くんだ」と言って別棟から離れる様に促しました。

　そんな話をしていると、次女が別棟の側まで来ているのを長が見つけました。

　長は次女に「何をしに来たんだ！」と言って別棟から離れる様に言いますが、離れようとしません。

　仕方なく長は次女を連れて母屋に向かう事にしましたが、三女に『準備をしなさい』と声を出さずに伝えました。