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①沙漠を行く
⑴沙漠を行く商隊
ある国にある沙漠を商隊がラクダに荷物を乗せて次の街に向かっていました。その商隊は商隊長の家族と使用人と商隊を守る護衛とで構成されていました。
商隊には不釣り合いな若い娘がいました。その娘は商隊長の娘です。商隊長の妻は娘がまだ小さな頃に病で亡くなってしまい、商隊長にも妻にも頼りになる親族が居らず、仕方なく旅から旅の商隊の中で育てていました。
娘も商隊の使用人や護衛に懐き、すくすくと育っていきました。商隊長は娘に教育を施したいと常々思っていました。今、向かっている街は商隊長の故郷で幼馴染みもいる事から、その街で学校に入れようと思っていました。
「お父さん、ちょっと先に言ってるわ!」
「ユーリ、待ちなさい!!……ああ、もう。仕方ない。ダイ、申し訳ないが、ユーリの後を追ってくれないか?」
「ああ、わかったよ、ヒロト。いつもの事ながらな。それにしても素早いな」
「うむ、やっぱり街で育てた方が良かったのか……」
ラクダでゆっくりと沙漠を歩いていたところ、急に娘が大きな声を出してラクダに乗って沙漠を駆けて行ってしまいました。商隊長の父親はビックリして護衛に娘を追いかけるように伝えました。
ユーリの素早さは年々、早くなっていました。ヒロトは想わず、商隊の中で育てた事を後悔していました。
「お~い、嬢ちゃん。どこまで行くんだ。待てよ」
「あ、あそこ。人が倒れてるの!」
「は~あ、ありゃ。本当だな。俺が行くから嬢ちゃんは帰ってな。親父が心配してるぜ」
ユーリはラクダをゆっくりと走らせるようにし、追いかけて来た護衛のダイに沙漠を指差して、人が倒れている事を知らせました。それを見た護衛のダイはユーリに商隊に戻るように促しました。
「じゃぁ、私はお父さんにこの事を伝えて来るわ」
「そうだな。頼んだぜ、嬢ちゃん」
「OK。……そうだ、ダイおじさん。何かいる物ある?」
「親父にこいつのテントと寝具を準備して貰え。頼んだぜ」
「は~い、わかった。じゃぁ、ヨロシクね」
ユーリはそう言うと商隊に戻って行った。赤ん坊の頃からの付き合いもあり、ダイはユーリに甘くなる自分を呆れてしまっていた。が、目の前の男に目を向け、脈や呼吸を確認していく。
生きている事を確認すると次は身元が分かるものはないかと男の服を探してみると、身分証を持っていたがダイには読めない文字で書いてあった。これは厄介ごとを背負ったかと思ったが、ユーリとの約束もあり、男をラクダに乗せ、自分はラクダを引き、商隊に戻って行く事にした。
商隊には不釣り合いな若い娘がいました。その娘は商隊長の娘です。商隊長の妻は娘がまだ小さな頃に病で亡くなってしまい、商隊長にも妻にも頼りになる親族が居らず、仕方なく旅から旅の商隊の中で育てていました。
娘も商隊の使用人や護衛に懐き、すくすくと育っていきました。商隊長は娘に教育を施したいと常々思っていました。今、向かっている街は商隊長の故郷で幼馴染みもいる事から、その街で学校に入れようと思っていました。
「お父さん、ちょっと先に言ってるわ!」
「ユーリ、待ちなさい!!……ああ、もう。仕方ない。ダイ、申し訳ないが、ユーリの後を追ってくれないか?」
「ああ、わかったよ、ヒロト。いつもの事ながらな。それにしても素早いな」
「うむ、やっぱり街で育てた方が良かったのか……」
ラクダでゆっくりと沙漠を歩いていたところ、急に娘が大きな声を出してラクダに乗って沙漠を駆けて行ってしまいました。商隊長の父親はビックリして護衛に娘を追いかけるように伝えました。
ユーリの素早さは年々、早くなっていました。ヒロトは想わず、商隊の中で育てた事を後悔していました。
「お~い、嬢ちゃん。どこまで行くんだ。待てよ」
「あ、あそこ。人が倒れてるの!」
「は~あ、ありゃ。本当だな。俺が行くから嬢ちゃんは帰ってな。親父が心配してるぜ」
ユーリはラクダをゆっくりと走らせるようにし、追いかけて来た護衛のダイに沙漠を指差して、人が倒れている事を知らせました。それを見た護衛のダイはユーリに商隊に戻るように促しました。
「じゃぁ、私はお父さんにこの事を伝えて来るわ」
「そうだな。頼んだぜ、嬢ちゃん」
「OK。……そうだ、ダイおじさん。何かいる物ある?」
「親父にこいつのテントと寝具を準備して貰え。頼んだぜ」
「は~い、わかった。じゃぁ、ヨロシクね」
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