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【ムサシの章】
俺の家
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俺は養鰻池で生まれた。兄弟の中でも一番ヤンチャだったと思う。
ある日、ご主人様とお友達の人が俺たちの所に来た。何でも、家にネズミが沢山入り込んで、夜中に屋根裏で大運動会をしているから、沢山のネズミを取ってくれるネコが欲しいと来てくれたようだ。
それなら俺の『出番だ!』と思って立候補した。「ニャーウンニャーウン(オレ!、オレ!)」と言って足元に行って身体を擦り付けた。それが良かったのか、無事、俺に決まった。箱に入れられ、車に乗って新しいご主人様の家に向かった。
新しいご主人様の家は大きかった。家族は、お父ちゃん、お母ちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、さよちゃん、ゆいの6人家族だ。俺にはまだ名前がなかった。カッコイイ名前を付けて欲しいと思っていたら、ゆいが「「ムサシ』がいいな」と言って付けてくれた。何でも昔の剣豪の宮本武蔵の様になれと言う事らしい。
もちろん、期待に応えますとも!俺はネズミだけじゃあなく、この近所で一番のボスになってやる。野望は大きくもたないとな。ワハハ!
この家に来た日からネズミは取ってるぜ。だけど、数日経ったら、ネズミが少なくなってきたな。俺様の恐ろしさがわかってきたのかもな!だから、この頃は暇を持て余してたんだ。仕方ないから、おばあちゃんがいる所に行った。おばあちゃんの相手も楽じゃあ無いんだぜ。
「うにゃーん、うにゃーん(撫ぜて、撫ぜて)」と言ってゴマをする様に行くんだな。そうするとおばあちゃんは撫ぜてくれたりして遊んでくれる。遊びはもっぱら、通称《ねこじゃらし》と言う草を前後左右に動かしてくれるだけだけど、これが暇なときはいい運動になるんだ。俺は気遣いもできるネコなのだ!
そんな日が続いていたんだが、俺のライバルネコが俺の領域に入ってきやがった。近くに来たのがわかったから、「フウー、フウー(出て行け!出て行け!)」と言ってたら、おばあちゃんが俺の鳴き声を聞いて、ただ事じゃないと俺の側まで来てくれた。その時はおばあちゃんの姿を見て逃げていったんだよな。ザマァ!
そしたら、おばあちゃんが離れた途端、また来やがって、『ウニャア、ウニャア(腰抜けヤロウ)』って言って来やがるもんだから、《ウニャーン、ウニャーン(なにお、このヤロウ)」ってケンカになったんだ。まあ、このケンカは、辛うじて俺が勝ったけどな。フン!
その時のケンカで顔にケガをしちまった。まずったよな。家の人達に心配かけちまったぜ。特におばあちゃんが心配してよ、薬をつけてくれたんだ。こんなの舐めときゃ治るんだけど、おばあちゃんは痛そうだからと付けたくれた。ありがたいね。ただ、すごく滲みたから「ニャン、ニャン(痛い、痛い)」って言っちまったハズカシイ!
ある日、ご主人様とお友達の人が俺たちの所に来た。何でも、家にネズミが沢山入り込んで、夜中に屋根裏で大運動会をしているから、沢山のネズミを取ってくれるネコが欲しいと来てくれたようだ。
それなら俺の『出番だ!』と思って立候補した。「ニャーウンニャーウン(オレ!、オレ!)」と言って足元に行って身体を擦り付けた。それが良かったのか、無事、俺に決まった。箱に入れられ、車に乗って新しいご主人様の家に向かった。
新しいご主人様の家は大きかった。家族は、お父ちゃん、お母ちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、さよちゃん、ゆいの6人家族だ。俺にはまだ名前がなかった。カッコイイ名前を付けて欲しいと思っていたら、ゆいが「「ムサシ』がいいな」と言って付けてくれた。何でも昔の剣豪の宮本武蔵の様になれと言う事らしい。
もちろん、期待に応えますとも!俺はネズミだけじゃあなく、この近所で一番のボスになってやる。野望は大きくもたないとな。ワハハ!
この家に来た日からネズミは取ってるぜ。だけど、数日経ったら、ネズミが少なくなってきたな。俺様の恐ろしさがわかってきたのかもな!だから、この頃は暇を持て余してたんだ。仕方ないから、おばあちゃんがいる所に行った。おばあちゃんの相手も楽じゃあ無いんだぜ。
「うにゃーん、うにゃーん(撫ぜて、撫ぜて)」と言ってゴマをする様に行くんだな。そうするとおばあちゃんは撫ぜてくれたりして遊んでくれる。遊びはもっぱら、通称《ねこじゃらし》と言う草を前後左右に動かしてくれるだけだけど、これが暇なときはいい運動になるんだ。俺は気遣いもできるネコなのだ!
そんな日が続いていたんだが、俺のライバルネコが俺の領域に入ってきやがった。近くに来たのがわかったから、「フウー、フウー(出て行け!出て行け!)」と言ってたら、おばあちゃんが俺の鳴き声を聞いて、ただ事じゃないと俺の側まで来てくれた。その時はおばあちゃんの姿を見て逃げていったんだよな。ザマァ!
そしたら、おばあちゃんが離れた途端、また来やがって、『ウニャア、ウニャア(腰抜けヤロウ)』って言って来やがるもんだから、《ウニャーン、ウニャーン(なにお、このヤロウ)」ってケンカになったんだ。まあ、このケンカは、辛うじて俺が勝ったけどな。フン!
その時のケンカで顔にケガをしちまった。まずったよな。家の人達に心配かけちまったぜ。特におばあちゃんが心配してよ、薬をつけてくれたんだ。こんなの舐めときゃ治るんだけど、おばあちゃんは痛そうだからと付けたくれた。ありがたいね。ただ、すごく滲みたから「ニャン、ニャン(痛い、痛い)」って言っちまったハズカシイ!
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