にゃんこの居場所【完結】

榊咲

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【トラの章】

僕の日課

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 僕が事故にあってから、数年経ったけど、いつもの日課が朝起きてからの!!やっぱり、トイレを我慢するのは体に悪いからね!いつもはお兄さんが僕のトイレを手伝ってくれるの。でもね、お仕事が夜勤だとね、お姉さんが手伝ってくれるんだよ。お兄さん、お姉さん、いつもありがとう!

 トイレが終わると、お姉さんがご飯をくれるからご飯を食べるんだよ。それから毛づくろいしるんだ!やっぱり、朝の身だしなみは、ちゃんとしなくっちゃね。大人の基本だよね!

 身だしなみがちゃんと出来ないと、散歩に行けないし、いつも頑張って身だしなみはやるよ!だって、ちゃんとしてないと恥ずかしいじゃない、ねぇ!だから僕は時間を掛けて身だしなみをするんだ。

 友達と会った時に毛が跳ねてたりしたら、恥ずかしくてイヤじゃぁん。友達が影で『ちょっと見て、トラったら毛が跳ねてるわよ』なんて言われたら、立ち直れないよ。それもさ、女の子に言われたく無いよね。みんなはどう思ってるのかな。また、聞いてみようかな……。

 僕の散歩コースは狭い様な気がするなぁ。まず、家の中を見て回るんだ。家は二階建ての昔の農家の家だから広いんだよね。家の中だけでもまあまあの運動になっちゃうんだよね。だから、家の中の見回りって言う散歩が終わったら少し休憩するの。床上で身体を伸ばすと気持ちいいんだよ~。

 休憩が終わると、外に出るの!外は広くて、いつも今日はどっちに行こうかなぁ~って迷っちゃう!西の方に行くと道路があるから、行きたくないんだよね。事故にあったしね。でもね、西の方に行くコースはお父さんやお姉さんが仕事をしてるから僕が行くと相手をしてくれるから、楽しいんだよ!!

 東の方に行くとお隣の家があるんだよね。だから、余り行きたくないの。だって、イヌが番犬として飼われていて、僕が行くと「ワン、ワン、ワン(なにもんだ、こっちに来るな)」て言われちゃうんだ。ゴンちゃんは僕がきた時から一緒にいたから怖くなかったけどさ、東のイヌは歯をむき出しにして言ってくるから、怖いの!!

 だから、東の方には余り行かないんだ!あとね、北の方と南の方に行く時もあるんだよ。北の方は柿の木が植ってるんだよ。もう何年も前から植ってるから、木の幹は細いの。でもね、事故に遭う前は木に登ったりしてたんだよ!ホントだよ。信じてよね。

 そうそう、ミミにゃんはねぇ、お父さんが大事にしてた槙の木の上に乗って鳩の子どもを摂ろうとしたらしいの。そしたらねぇ、槇の木が細かったからか、ミミにゃんが重かったからか、わからないんだけど、枝が折れちゃったんだって!!もうね、お父さんがすっごく怒ってたの。怖かった!

 南の方も家があるの。その家には友達がいるんだよ!!僕の彼女って言えたらいいんだけど、違うの。近所のオスのマドンナ的な存在なんだよ!でも僕の家によく来てくれるんだよね。お兄さんとお姉さんがよくオヤツをあげてるからみたいなんだよね。それで来てくれてるんだと思うんだ。僕に会いに来てくれてるわけじゃぁないのが、悲しいよ~!?
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