【完結】僕はサム

榊咲

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【本編】

①僕はサムです

 こんにちは。僕はサムって言います。ある島の出身で子猫の頃に今のご主人のところに来たんだ。ご主人は昼間はお仕事?に行っていって、夜になると帰って来るの。

 それでね、お外に出ていいよって首輪をして紐もつけて貰ってお外にですの。お外は楽しいよ。

 僕ね、本当は紐がない方が好きなんだけど、ご主人が言うにはお外は危ないからだって言ってた。窓からお外を見てると車が走ってたり、犬が散歩してたりで危ないって事がわかったから、仕方ないかなって思ってる。

 ご飯は朝と夜にもらってるよ。最初は『美味しいな』って思ってたんだけど、この頃はあまり美味しいって感じなくなっちゃった。いつも同じご飯なんだもん、飽きちゃった。

 でも食べないとご飯、そのままになっちゃうからガンバって食べるんだよ。偉いでしょう!この頃はご主人が猫用のふりかけをご飯にかけてくれるから、美味しく食べれるんだよ。ホント、ふりかけ美味しい⁉︎
 つい、ふりかけのおかわりしちゃうんだよ!でもお代わりは偶にしか貰えないけどね。

 朝ご飯が終わるとご主人はお仕事?に行っちゃうから、僕は家でお留守番なんだ。
 いつもご主人が「サム、行ってきます」って言って出かけるの。それを窓からお見送りするのが僕の日課なの。

 ご主人は夜帰って来るんだけど、帰って来るのは車の音でわかるんだ。『ニャアニャア(おかえり)』って言ってお出迎えすると喜んでくれるよ。それで「サム、ただいま」って言ってくれるんだ。それで「遅くなってゴメンね」と言ってご飯をくれるの。あ、その前にお外に出してくれるよ。

 お外に行って、ご飯を食べて、いい気持ちになるとトイレに行きたくなっちゃう。トイレは家の玄関って所に置いてあるんだよ。猫砂ってものが四角入れ物に入っていて、そこでトイレはするんだよね~でも後ろ足に猫砂がくっ付いて凄くイヤなんだ。でもそこでトイレをするとほめられるから、そこでやってるけど本当はイヤなんだ。だって足に変なものがくっ付いてきてウットウシイしね。

 だけど島にいた時よりはいい暮らしだと思う。島にいた時は母親や兄弟と一緒に暮らしてたけど、弱肉強食だったから、余所見してたらご飯が食べれなかったしね。だからこの家に来た時はチビでガリだったんだけど、一ヶ月位でガリは解消したかな。今はね、普通位?になった筈なんだけど、よく分からないや。

 だから偶にご主人が生まれた島に連れて行ってくれるんだけど、兄妹は僕の事を匂いを嗅いでくるんだ。でもさ、僕はご主人の家でのびのびと暮らしていて、この暮らしが快適で兄弟のことは忘れがち。つい『フッー』て威嚇いかくしちゃうんだ。そうするとご主人に「兄妹を忘れちゃったの」って言われるんだ。だって仕方ないと思う、ご主人の所には生まれて三ヶ月位の時だしね。

 ああ、早く家に帰りたいよ~。


感想 3

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