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〈本編〉
アゴ母さんと子ども達⑨【アゴとハナとチィ】
アゴ母さんとチィがニセイの反抗期のせいで、《人の国》へ行く事の話し合いをしてから数日、アゴ母さん《人の国》へ行くための綿密な計画をしようと、ハナとチィを自宅に呼びました。
「ハナさん、今日は呼びつけてゴメンなさい」
「アゴさん、大丈夫よ」
「チィさんもゴメンなさいね」
「そんな事ありません。大丈夫です、アゴさん」
アゴ母さんはまずハナとチィに集まって貰った事への謝罪を口にしました。それから本題に入りました。
「チィさんにはすでにニセイの所為で《人の国》へ行く為の事は話してありますが、改めてお話します」
「アゴさん、今回の《人の国》へ行くのはアゴさん所とチィさんの所の二家族一緒って聞いてたけど、違うの?」
「そうなのハナさん。ニセイがクロちゃん達と一緒になら『行かない』って言うのよ。困ってしまって、仕方がないからチィさんと相談して時間差で行く事にしたの」
「そうだったのね。でもニセイちゃん、クロちゃん達とそんなに険悪だったかしら?」
「いいえ、違うわ。どうもチビが原因の様で。チャシロちゃんにチビを取られると思ってるらしいの」
「え、そうなの、アゴさん。でもよくわかったわね。チィさん、わかった?」
「いいえ、私はわかりませんでした。ハナさん。アゴさんに聞いて知りました」
「私もサムに聞いたの」
「サムちゃんよくわかったわね。アゴさんにもわからなかったのに」
「サムはニセイと生まれた時から一緒にいるから、ちょっとした変化もわかるみたい」
「それでアゴさん、《人の国》へはどう行くつもりなの」
「そうね、チィさんに早めに出て貰った方がいい様に思うの。チィさん達が出掛けて2~3時間後に私達が出掛けて行けばいいと思うのだけど、どうかしら」
「アゴさん、私達はいいけどニセイちゃんは大丈夫かしら」
「大丈夫だと思うわ。それでハナさんにお願いが有るのだけど」
「何かしら」
「申し訳無いけど、ハナさんはチィさんに付いて貰いたいの。ダメかしら」
「アゴさん、どうして私がチィさんに付くの?」
「時間差で《人の国》への出掛けるのだけど、チィさん達は今回が初めてだから、万が一、私達とチィさん達が鉢合わせしない様に誘導して欲しいの」
「そっか、ニセイちゃんね」
「そうなの。鉢合わせしてニセイが単独行動したら怖いしね」
「アゴさん、ハナさん、ご迷惑掛けますが、お願いします」
「何言ってるのチィさん。迷惑かけてるのはウチのニセイよ。こちらこそゴメンなさい」
「アゴさんもうチィさんも、もう言いっこ無しよ。それより、《人の国》の事を話しましょう」
「ハナさんの言う通りね。《人の国》はどちらから回りましょうか?私は西側から回ろうと思ってるのだけど」
「アゴさんが西側からなら、チィさん達は東側からね」
「すみませんハナさん。私は西・東がよく分からないんですが?」
「ああ、チィさん達は私が案内するから大丈夫よ。それでいいかな、アゴさん」
「ええ、よろしくね。ハナさん」
「ハナさん、案内、よろしくお願いします」
「まあ、任せて。チィさん」
「じゃあ《人の国》へ行く時の集合場所はいつもの公園でいい?」
「ええ、いいわよ。アゴさん。…チィさんもいいわよね」
「はい、私もいいです」
「《人の国》へ行ってからの休憩はどうしましょう?」
「そうねぇ、こちらは海岸で海を見ながら休憩したらどうかな。チィさん」
「そうですね。ウチは男ばかりの兄弟だから海岸の広い場所がいい様に思います」
「じゃあ、決まりね。アゴさん達は何処にします?」
「私達は学校の校庭にしようかと思うわ」
「校庭何……確か芝生があったわよね」
「ええ、チビがいるから座れたほうがいいと思って」
「そうね。流石はアゴさんね」
「じゃあ今日はこの辺でどうかしらね。ハナさん、チィさん」
「私はいいわよ。アゴさん。…チィさんはどう」
「私もいいですハナさん。…アゴさん、今回の《人の国》へ行く時の注意事項はありますか?」
「そうね、子ども達が迷子にならない様に一列で行動するといいと思う。あと大人と大人の間に子どもを入れて歩くといいわよ。あとはハナさんに分からない事は聞くだけね」
「わかりました。…ハナさん、当日はお願いしますね」
「はいはい、わかったよ。じゃあ今日は解散でいいよね。アゴさん」
「ええ、当日はよろしくね。お二人さん」
こうして《人の国》へ行く時の事は決まりました。ニセイの『行かない』発言からの予定変更はスムーズに決まりました。あとは当日、計画通りにいけばよいだけです。アゴ母さんは計画通りにいく事を願わずにはいられなせんでした。
「ハナさん、今日は呼びつけてゴメンなさい」
「アゴさん、大丈夫よ」
「チィさんもゴメンなさいね」
「そんな事ありません。大丈夫です、アゴさん」
アゴ母さんはまずハナとチィに集まって貰った事への謝罪を口にしました。それから本題に入りました。
「チィさんにはすでにニセイの所為で《人の国》へ行く為の事は話してありますが、改めてお話します」
「アゴさん、今回の《人の国》へ行くのはアゴさん所とチィさんの所の二家族一緒って聞いてたけど、違うの?」
「そうなのハナさん。ニセイがクロちゃん達と一緒になら『行かない』って言うのよ。困ってしまって、仕方がないからチィさんと相談して時間差で行く事にしたの」
「そうだったのね。でもニセイちゃん、クロちゃん達とそんなに険悪だったかしら?」
「いいえ、違うわ。どうもチビが原因の様で。チャシロちゃんにチビを取られると思ってるらしいの」
「え、そうなの、アゴさん。でもよくわかったわね。チィさん、わかった?」
「いいえ、私はわかりませんでした。ハナさん。アゴさんに聞いて知りました」
「私もサムに聞いたの」
「サムちゃんよくわかったわね。アゴさんにもわからなかったのに」
「サムはニセイと生まれた時から一緒にいるから、ちょっとした変化もわかるみたい」
「それでアゴさん、《人の国》へはどう行くつもりなの」
「そうね、チィさんに早めに出て貰った方がいい様に思うの。チィさん達が出掛けて2~3時間後に私達が出掛けて行けばいいと思うのだけど、どうかしら」
「アゴさん、私達はいいけどニセイちゃんは大丈夫かしら」
「大丈夫だと思うわ。それでハナさんにお願いが有るのだけど」
「何かしら」
「申し訳無いけど、ハナさんはチィさんに付いて貰いたいの。ダメかしら」
「アゴさん、どうして私がチィさんに付くの?」
「時間差で《人の国》への出掛けるのだけど、チィさん達は今回が初めてだから、万が一、私達とチィさん達が鉢合わせしない様に誘導して欲しいの」
「そっか、ニセイちゃんね」
「そうなの。鉢合わせしてニセイが単独行動したら怖いしね」
「アゴさん、ハナさん、ご迷惑掛けますが、お願いします」
「何言ってるのチィさん。迷惑かけてるのはウチのニセイよ。こちらこそゴメンなさい」
「アゴさんもうチィさんも、もう言いっこ無しよ。それより、《人の国》の事を話しましょう」
「ハナさんの言う通りね。《人の国》はどちらから回りましょうか?私は西側から回ろうと思ってるのだけど」
「アゴさんが西側からなら、チィさん達は東側からね」
「すみませんハナさん。私は西・東がよく分からないんですが?」
「ああ、チィさん達は私が案内するから大丈夫よ。それでいいかな、アゴさん」
「ええ、よろしくね。ハナさん」
「ハナさん、案内、よろしくお願いします」
「まあ、任せて。チィさん」
「じゃあ《人の国》へ行く時の集合場所はいつもの公園でいい?」
「ええ、いいわよ。アゴさん。…チィさんもいいわよね」
「はい、私もいいです」
「《人の国》へ行ってからの休憩はどうしましょう?」
「そうねぇ、こちらは海岸で海を見ながら休憩したらどうかな。チィさん」
「そうですね。ウチは男ばかりの兄弟だから海岸の広い場所がいい様に思います」
「じゃあ、決まりね。アゴさん達は何処にします?」
「私達は学校の校庭にしようかと思うわ」
「校庭何……確か芝生があったわよね」
「ええ、チビがいるから座れたほうがいいと思って」
「そうね。流石はアゴさんね」
「じゃあ今日はこの辺でどうかしらね。ハナさん、チィさん」
「私はいいわよ。アゴさん。…チィさんはどう」
「私もいいですハナさん。…アゴさん、今回の《人の国》へ行く時の注意事項はありますか?」
「そうね、子ども達が迷子にならない様に一列で行動するといいと思う。あと大人と大人の間に子どもを入れて歩くといいわよ。あとはハナさんに分からない事は聞くだけね」
「わかりました。…ハナさん、当日はお願いしますね」
「はいはい、わかったよ。じゃあ今日は解散でいいよね。アゴさん」
「ええ、当日はよろしくね。お二人さん」
こうして《人の国》へ行く時の事は決まりました。ニセイの『行かない』発言からの予定変更はスムーズに決まりました。あとは当日、計画通りにいけばよいだけです。アゴ母さんは計画通りにいく事を願わずにはいられなせんでした。
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