元手大地震~首都災害に大学生が歌い、支え、立ち向かう。~

さとなか達也

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エピソード3

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 そう言った瞬間、練習室の明かりが消える..。
「伏せろ、伏せろ。」
「緊急地震速報、緊急地震速報、東京で震源、東京で震源、緊急地震速報です。」
 携帯はなおもそう言う。
「振動時間の機能は付いてないのか!」
「健、黙ってろ、危ない。」

「揺るが収まるまで待つんだ!」
 君野明日も言う。

「緊急地震速報、テレビに切り替えます。」

「よかった、この機能だ!」
 スマートフォンから、テレビ放送が流れ始める..。
「東京、東京で地震です!身の安全を確保してください!倒れやすい家具からは離れてください。火の周り、ガスなどを消してください。今、東京のスタジオが大きく揺れています!身の安全を。」

「伏せろ、伏せるんだ・・。」

 引田は言う..。
 その3分後、だんだん揺れが収まってくる..。

「非常用の、薄い窓が1枚、教室に一つあるはずだ..。」
「いつもは、防音装置がついているが、その窓へは手動で回すことできるぞ、そのはず。」
 
 携帯のライトで照らす..。

「回せ、回せ。」

 外から光が見えてくる..。
「空いた。空いた!」

「ぶち壊すんだ!」
 引田は言う..。
 揺れが収まり始める..。
「余震が来る前に脱出だ..。」

 3人の携帯電話が一斉に鳴り始める。
「バリン。」

「よし開いた..。」


一方、地震の3分前、国会審議をしている通常国会開会中の国会..。
「えー、この事案に関しましては..。」
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