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3章 大学入学編
今後の仕事内容
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入学式から数日後。
俺と寧々が仲良さそうに登校しているところを見て、寧々のことを彼女だと勘違いする人たちが続出し、大変な時期もあったが、無事、大学生活に慣れることができた。
「何回お兄ちゃんの妹って説明したか……」
夕食中に寧々が愚痴をこぼす。
「俺もだ。何度も説明したぞ」
今では俺と寧々が兄妹であることは周知の事実だが、周知の事実となる前、俺たちのことを恋人同士だと思った人たちが続出し…
『リン様に彼女がぁぁぁぁ!!!』
『生きる気力を失った……死のう……』
『あの女を殺せばいいのね。そしたらリン様はフリーに…』
といった感じで、その場で発狂する人や倒れる人、寧々に殺意を向ける人など、収拾のつかない事態となった。
その際、かなりの殺意を向けられた寧々が震えながら俺の腕に抱きついて、さらに収拾のつかない事態となった。
そんな会話をしていると、俺のスマホが鳴る。
俺は急いでスマホを取り、画面を確認すると矢上さんからの電話だった。
『お疲れ様です。今、お時間よろしいでしょうか?』
『はい、大丈夫ですよ』
『ありがとうございます。さっそくですが、仕事のスケジュールが完成しました。写真を送りますね』
とのことで俺は送られた写真を確認する。
『要望通り、大学生活に慣れるまでは仕事を入れておりません。そのため、仕事の開始は『おっしゃれ~イズム』の放送後からとなります』
『ありがとうございます』
矢上さんには大学に入学したばかりということで、しばらくは仕事を入れないようにお願いしていた。
『大学の講義は午前中に集中させたと聞いております。そのため、午後に仕事を詰め込んでおります』
その言葉通り、矢上さんが作ったスケジュールには、ほぼ毎日のように午後から仕事が入っていた。
『簡単に説明します。まだ凛さんが天才子役だった夏目レンという事実が広まってないため、ドラマ撮影等の仕事はありません。その代わり、写真集の撮影やCM撮影が多く入っております。それとバラエティー番組も1つオファーがありました』
そう言われてオファーをもらったバラエティー番組を確認すると『鷲尾の家族に乾杯』と書かれていた。
『ちょっと待ってください!バラエティー番組って『鷲尾の家族に乾杯』じゃないですか!』
『鷲尾の家族に乾杯』とは、司会の鷲尾達夫さんとゲストが旅人として各地を訪れ、地元の人々と触れ合いながら旅をしていくぶっつけ本番の番組だ。
『はい。凛さんにオファーが来ました』
『絶対、人選ミスですよ!『読モ』で表紙を飾っただけの男にぶっつけ本番の旅ロケを任せるのは博打すぎます!』
『鷲尾の家族に乾杯』という番組は台本が一切なく、ぶっつけ本番の旅番組だ。
そのため、ぶっつけ本番の旅ができる人を慎重に選んでいると思われるが、テレビ収録に関しては無名と言っていい俺にオファーが来た。
そのことを矢上さんに伝えるが、矢上さんは『大丈夫ですよ!』と言う。
『今回のオファーは凛さんの子役時代をよく知る方からです。なので凛さんとは面識もあり、凛さんならできると思ってるらしいです』
『ということは夏目凛が夏目レンであることに気づいた人からの依頼ってことですね』
『はい』
そう言われても心当たりが多すぎて分からない。
(まぁ、その辺りはいずれ分かるか)
そう思い、これ以上は話を広げないようにする。
『直近の仕事は……ん?雨宮桃華との写真集?』
『はい。モデルの雨宮さんとの写真撮影ですね』
雨宮桃華は大学生として学校生活を送りながら、人気モデルとして活躍している女の子だ。
『この仕事が『おっしゃれ~イズム』の放送翌日に入っております』
詳しく見てみると、雨宮さんとの写真撮影後に『鷲尾の家族に乾杯』、俺単独の写真集を発売するための写真撮影等、続々と仕事が入っている。
『分かりました。このスケジュール通りに動きます』
『よろしくお願いします』
今後の日程が決まり、俺の芸能活動が本格的にスタートした。
あれから数日後。
「お兄ちゃん!始まるよ!おっしゃれ~イズム!」
「あぁ!今行くよ!」
俺と真奈美が出演した『おっしゃれ~イズム』の放送日となった。
俺と寧々が仲良さそうに登校しているところを見て、寧々のことを彼女だと勘違いする人たちが続出し、大変な時期もあったが、無事、大学生活に慣れることができた。
「何回お兄ちゃんの妹って説明したか……」
夕食中に寧々が愚痴をこぼす。
「俺もだ。何度も説明したぞ」
今では俺と寧々が兄妹であることは周知の事実だが、周知の事実となる前、俺たちのことを恋人同士だと思った人たちが続出し…
『リン様に彼女がぁぁぁぁ!!!』
『生きる気力を失った……死のう……』
『あの女を殺せばいいのね。そしたらリン様はフリーに…』
といった感じで、その場で発狂する人や倒れる人、寧々に殺意を向ける人など、収拾のつかない事態となった。
その際、かなりの殺意を向けられた寧々が震えながら俺の腕に抱きついて、さらに収拾のつかない事態となった。
そんな会話をしていると、俺のスマホが鳴る。
俺は急いでスマホを取り、画面を確認すると矢上さんからの電話だった。
『お疲れ様です。今、お時間よろしいでしょうか?』
『はい、大丈夫ですよ』
『ありがとうございます。さっそくですが、仕事のスケジュールが完成しました。写真を送りますね』
とのことで俺は送られた写真を確認する。
『要望通り、大学生活に慣れるまでは仕事を入れておりません。そのため、仕事の開始は『おっしゃれ~イズム』の放送後からとなります』
『ありがとうございます』
矢上さんには大学に入学したばかりということで、しばらくは仕事を入れないようにお願いしていた。
『大学の講義は午前中に集中させたと聞いております。そのため、午後に仕事を詰め込んでおります』
その言葉通り、矢上さんが作ったスケジュールには、ほぼ毎日のように午後から仕事が入っていた。
『簡単に説明します。まだ凛さんが天才子役だった夏目レンという事実が広まってないため、ドラマ撮影等の仕事はありません。その代わり、写真集の撮影やCM撮影が多く入っております。それとバラエティー番組も1つオファーがありました』
そう言われてオファーをもらったバラエティー番組を確認すると『鷲尾の家族に乾杯』と書かれていた。
『ちょっと待ってください!バラエティー番組って『鷲尾の家族に乾杯』じゃないですか!』
『鷲尾の家族に乾杯』とは、司会の鷲尾達夫さんとゲストが旅人として各地を訪れ、地元の人々と触れ合いながら旅をしていくぶっつけ本番の番組だ。
『はい。凛さんにオファーが来ました』
『絶対、人選ミスですよ!『読モ』で表紙を飾っただけの男にぶっつけ本番の旅ロケを任せるのは博打すぎます!』
『鷲尾の家族に乾杯』という番組は台本が一切なく、ぶっつけ本番の旅番組だ。
そのため、ぶっつけ本番の旅ができる人を慎重に選んでいると思われるが、テレビ収録に関しては無名と言っていい俺にオファーが来た。
そのことを矢上さんに伝えるが、矢上さんは『大丈夫ですよ!』と言う。
『今回のオファーは凛さんの子役時代をよく知る方からです。なので凛さんとは面識もあり、凛さんならできると思ってるらしいです』
『ということは夏目凛が夏目レンであることに気づいた人からの依頼ってことですね』
『はい』
そう言われても心当たりが多すぎて分からない。
(まぁ、その辺りはいずれ分かるか)
そう思い、これ以上は話を広げないようにする。
『直近の仕事は……ん?雨宮桃華との写真集?』
『はい。モデルの雨宮さんとの写真撮影ですね』
雨宮桃華は大学生として学校生活を送りながら、人気モデルとして活躍している女の子だ。
『この仕事が『おっしゃれ~イズム』の放送翌日に入っております』
詳しく見てみると、雨宮さんとの写真撮影後に『鷲尾の家族に乾杯』、俺単独の写真集を発売するための写真撮影等、続々と仕事が入っている。
『分かりました。このスケジュール通りに動きます』
『よろしくお願いします』
今後の日程が決まり、俺の芸能活動が本格的にスタートした。
あれから数日後。
「お兄ちゃん!始まるよ!おっしゃれ~イズム!」
「あぁ!今行くよ!」
俺と真奈美が出演した『おっしゃれ~イズム』の放送日となった。
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