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芸能界編
シロ様
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翌朝。
俺は学校へ行くため、桜と共にテレビを見ながら朝食を食べる。
『えー、次のニュースです。昨日発売されたとある雑誌が発売と同時に全ての店舗で売り切れるという現象が起き、SNSで話題となりました』
(へぇー、すごいな。1日で全ての店舗、売り切れってなかなかないだろ。どんな雑誌なんだろ?)
俺はお茶を飲みながらテレビに注目する。
『こちらが噂の雑誌となります』
「ぶっー!」
「うわっ!お兄ちゃん何してるの!」
俺は画面を見てお茶を噴き出す。
「ごめん!ごめん!ってそうじゃなくて!なにこれ!?」
俺はテレビを指しながら言う。
そこには俺がキング様のコスプレをした表紙の雑誌が映っていた。
「あ、SNSをしないお兄ちゃんは知らないんだ。昨日、SNSはその雑誌のことで持ちきりだったんだよ」
どうやら発売と同時に売り切れが続出したようで、早朝の時点で完売したところもあるようだ。
「だからあの雑誌、今じゃとんでもない値段で売れるみたいだよ。転売してる人ほとんど居ないし、買いたい人は無限にいるから」
「マジかよ」
まさかの状況に理解が追いつかない。
「SNSはどんな感じで盛り上がってたんだ?」
「そうだね。買えなかった女性たちの悲鳴が沢山投稿されてたよ。そして手に入れた女性たちが持ってない人たちを煽りまくってたね」
「小学生のケンカかよ」
つまり沸点の低い人たちによって引き起こされたもののようだ。
「今現在も大炎上してるからね。鎮火しないんじゃないかな?」
「oh……」
(今後の日本はダメかもしれん)
そんなことを思いつつ、桜の話に夢中になっていたため…
『このような現象が起きた理由は表紙を飾っている男性にあるようで、巷ではその男性を『シロ様』と呼んでいるようです。またシロさんが雑誌に掲載されている衣装を身につけて街中を歩いていたとの目撃情報もあり、その男性の正体を突き止めるべく動き出す方々までいらっしゃるようです。シロさんの今後に注目ですね』
続きのニュースを聞き逃していた。
桜、穂乃果と共に3人で学校に向かう。
ちなみに俺たち3人は同じ学校の生徒だ。
「ねぇ、お兄ちゃん。なんでまだ髪の毛で目を隠してるの?もう素顔が広まってるんだから隠しても意味ないよ」
「そんなこと言うなよ。俺が表紙を飾った男であることがバレたら俺に対して直接クレームが来てしまうだろ。そうなると俺の心は耐えられないから身バレしないよう今後もこの格好は継続だ」
事務所には申し訳ないが身バレしなければクレームは全て事務所に行くため、このままバレないよう過ごす予定だ。
そんな俺の返答を聞き、2人が哀れな目で見てくる。
「なんでお兄ちゃんって頭が悪いんだろ」
「未だに爆売れした理由に気付いてないなんて。自己肯定感が低すぎる」
2人が同時に「「はぁ……」」とため息をつく。
「な、なんだよ」
「ううん。デビューが決まったから考え方が変わったかなーって期待したけど無駄だったみたい」
「ん、私もガッカリ。こうなったら勝手にシロの髪を切るしかない」
「それだけはやめてくれ!」
などなど、俺は自分の髪を守りながら2人で学校へ向かった。
学校に到着する。
桜は1年生なので昇降口でわかれ、穂乃果と共に2年の教室へ。
「シロ、はやく行こ」
「あぁ」
俺と穂乃果は同じクラス。
ここの生徒たちは俺と穂乃果が幼馴染であることを理解しているので、2人並んで歩いても殺されたりしない。
ちなみに桜が義妹であることも周知の事実となっており、学校内でも屈指の美少女である穂乃果と桜の2人と登校していることに対して睨まれたりはするが。
2人並んで移動し自分の教室に入ると、教室の真ん中で数人の女子生徒が話をしていた。
「見てこれ!」
「えっ!これ例の『読モ』じゃん!どうやって手に入れたの!?」
「お姉ちゃんにお願いしてたんだ!」
「いいなぁ!あとで見せてー!」
「いいよ!ってそういえば、この表紙を飾ってるシロ様がキング様のコスプレをして、この辺りを歩いてたらしいよ!」
「私もSNSでその写真見たよ!写真を撮った場所がこの辺りだったから、多分この街に住んでるんじゃないかな?」
「やっぱりそう思うよね!?」
会話をしている数人の女子が頷く。
「なら今日は放課後、シロ様を探しに行こうよ!」
「いいね!賛成ー!」
「私もー!」
そんな会話を教室の真ん中で繰り広げる。
「なぁ穂乃果。俺、帰っていいかな?身の危険を感じたので。しかも何故か俺を様付けしてるし。そんな人たちがいる中に行きたくないんだけど」
「はいはい、寝言は寝て言って」
「いやぁぁぁぁ!!!!」
穂乃果に背中を押された俺は教室へ放り込まれた。
(俺、バレずに帰れるかなぁ)
そう思う時間が俺にもありました。
「普段通りの一日で終わったし」
今日一日、あの陽キャたちのことを遠くから眺めていたが、誰一人として俺の正体に気付かず、何事もなく帰宅した。
(影の薄さが素晴らしかったってことだな。今後も慢心せずに影の薄さを極めていこう)
そんなことを思った。
俺は学校へ行くため、桜と共にテレビを見ながら朝食を食べる。
『えー、次のニュースです。昨日発売されたとある雑誌が発売と同時に全ての店舗で売り切れるという現象が起き、SNSで話題となりました』
(へぇー、すごいな。1日で全ての店舗、売り切れってなかなかないだろ。どんな雑誌なんだろ?)
俺はお茶を飲みながらテレビに注目する。
『こちらが噂の雑誌となります』
「ぶっー!」
「うわっ!お兄ちゃん何してるの!」
俺は画面を見てお茶を噴き出す。
「ごめん!ごめん!ってそうじゃなくて!なにこれ!?」
俺はテレビを指しながら言う。
そこには俺がキング様のコスプレをした表紙の雑誌が映っていた。
「あ、SNSをしないお兄ちゃんは知らないんだ。昨日、SNSはその雑誌のことで持ちきりだったんだよ」
どうやら発売と同時に売り切れが続出したようで、早朝の時点で完売したところもあるようだ。
「だからあの雑誌、今じゃとんでもない値段で売れるみたいだよ。転売してる人ほとんど居ないし、買いたい人は無限にいるから」
「マジかよ」
まさかの状況に理解が追いつかない。
「SNSはどんな感じで盛り上がってたんだ?」
「そうだね。買えなかった女性たちの悲鳴が沢山投稿されてたよ。そして手に入れた女性たちが持ってない人たちを煽りまくってたね」
「小学生のケンカかよ」
つまり沸点の低い人たちによって引き起こされたもののようだ。
「今現在も大炎上してるからね。鎮火しないんじゃないかな?」
「oh……」
(今後の日本はダメかもしれん)
そんなことを思いつつ、桜の話に夢中になっていたため…
『このような現象が起きた理由は表紙を飾っている男性にあるようで、巷ではその男性を『シロ様』と呼んでいるようです。またシロさんが雑誌に掲載されている衣装を身につけて街中を歩いていたとの目撃情報もあり、その男性の正体を突き止めるべく動き出す方々までいらっしゃるようです。シロさんの今後に注目ですね』
続きのニュースを聞き逃していた。
桜、穂乃果と共に3人で学校に向かう。
ちなみに俺たち3人は同じ学校の生徒だ。
「ねぇ、お兄ちゃん。なんでまだ髪の毛で目を隠してるの?もう素顔が広まってるんだから隠しても意味ないよ」
「そんなこと言うなよ。俺が表紙を飾った男であることがバレたら俺に対して直接クレームが来てしまうだろ。そうなると俺の心は耐えられないから身バレしないよう今後もこの格好は継続だ」
事務所には申し訳ないが身バレしなければクレームは全て事務所に行くため、このままバレないよう過ごす予定だ。
そんな俺の返答を聞き、2人が哀れな目で見てくる。
「なんでお兄ちゃんって頭が悪いんだろ」
「未だに爆売れした理由に気付いてないなんて。自己肯定感が低すぎる」
2人が同時に「「はぁ……」」とため息をつく。
「な、なんだよ」
「ううん。デビューが決まったから考え方が変わったかなーって期待したけど無駄だったみたい」
「ん、私もガッカリ。こうなったら勝手にシロの髪を切るしかない」
「それだけはやめてくれ!」
などなど、俺は自分の髪を守りながら2人で学校へ向かった。
学校に到着する。
桜は1年生なので昇降口でわかれ、穂乃果と共に2年の教室へ。
「シロ、はやく行こ」
「あぁ」
俺と穂乃果は同じクラス。
ここの生徒たちは俺と穂乃果が幼馴染であることを理解しているので、2人並んで歩いても殺されたりしない。
ちなみに桜が義妹であることも周知の事実となっており、学校内でも屈指の美少女である穂乃果と桜の2人と登校していることに対して睨まれたりはするが。
2人並んで移動し自分の教室に入ると、教室の真ん中で数人の女子生徒が話をしていた。
「見てこれ!」
「えっ!これ例の『読モ』じゃん!どうやって手に入れたの!?」
「お姉ちゃんにお願いしてたんだ!」
「いいなぁ!あとで見せてー!」
「いいよ!ってそういえば、この表紙を飾ってるシロ様がキング様のコスプレをして、この辺りを歩いてたらしいよ!」
「私もSNSでその写真見たよ!写真を撮った場所がこの辺りだったから、多分この街に住んでるんじゃないかな?」
「やっぱりそう思うよね!?」
会話をしている数人の女子が頷く。
「なら今日は放課後、シロ様を探しに行こうよ!」
「いいね!賛成ー!」
「私もー!」
そんな会話を教室の真ん中で繰り広げる。
「なぁ穂乃果。俺、帰っていいかな?身の危険を感じたので。しかも何故か俺を様付けしてるし。そんな人たちがいる中に行きたくないんだけど」
「はいはい、寝言は寝て言って」
「いやぁぁぁぁ!!!!」
穂乃果に背中を押された俺は教室へ放り込まれた。
(俺、バレずに帰れるかなぁ)
そう思う時間が俺にもありました。
「普段通りの一日で終わったし」
今日一日、あの陽キャたちのことを遠くから眺めていたが、誰一人として俺の正体に気付かず、何事もなく帰宅した。
(影の薄さが素晴らしかったってことだな。今後も慢心せずに影の薄さを極めていこう)
そんなことを思った。
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