短編

ニッコリ瓢箪

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誰もが、飼い鳥よりも大空を羽ばたく野鳥を選ぶであろうことは
こんな僕でもわかるけれど、果たしてそれが現代における価値観に合っているのかといわれれば否だ。
なぜか。それはその生き方にあると思う。
例えば国と海賊。
前者は仕事をすることで衣食住を獲得するが、後者は衣食住を獲得することが仕事だ。
これは鳥に置いても同様に言える。
飼い鳥はそこに存在していることが仕事であり、それにより衣食住を獲得する。
これに対し野鳥は衣食住を獲得するのが仕事だ。
どちらが過酷なのかと聞かれれば万人が後者を選ぶだろう。


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外国語ってカッコイイよな。日本語にはない言い回しがあったりしてさ。
でも、俺たち日本人はさカッコイイ日本語を探そうとはしないよな。
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