【完結】婚約破棄された公爵令嬢 アンジェリカ様

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「陛下」

あ  お父様とお兄様達
お兄様達いつの間に……

「公爵 
すまない
うちの馬鹿が
場所を変えて話そう」

「そうしていただくのは 
お手間をとらせて 申し訳ございません
王太子様からの 
婚約破棄しかと承りました
我が娘を 引き取りまして
家にて話を聞きたいと思います
詳しい事は 後日お伺いいたします
失礼致します」

お兄様にエスコートされて
答辞も読まずに退場となりました

「え?  あの……公爵……」


バタン!

「バイス
ジアン
領地での関税をまず50%に引き上げよ
特に農産物 砂糖 塩だ
あと
我が騎士団を集結させよ
王都の屋敷は 空に
領地に引き上げる

領地の城に 帰る通達もだしておけ
明日には出る
急いで 屋敷に帰るぞ」

「「はい!」」


「お父様!」

「アンジェリカ
心配するな
ほとほと愛想がつきた
お前には10年間すまなかった
お前がそれで 幸せになればと思っていたが
馬鹿王太子め!
戯れ言をぬかしおって!」

お父様が ここまで怒っているのは
見たことないわ

ああ それなら

「では 3人の友人に
お手紙を書いて 渡しても宜しいですか?」

「あぁ あの3家なら問題はない
当主とは 行き来があるからな
家についたら すぐ書いておきなさい
私も 書いておこう
さあ 急ごう」

「はい」


お父様が怒っているのが分かっているのか
陛下が 呼び戻しにこられる事は
ありませんでした


お兄様達は 
馬で先に戻られていて
馬車には お父様と私だけ

「王太子の不貞の証拠は
こちらでつかんでいる
それだけでも 許せぬのに
アンジェリカが不貞などと!
彼のようなものが
次期国王など
国が滅びるに決まっている!
そんな 苦労するところに
愛娘をわざわざ嫁にやるわけがない!」

「お父様 ありがとうございます
私の事を考えてくださって」

「いや 本当にお前の事を考えたら
婚約を結んでいなかった
すまない」

「当時は 王太子様も
そこまではなかったのですから
仕方ありませんわ」

「ところで どうなのだ
勝手に私が 婚約破棄としてしまったが
アンジェリカは その…未練とかないか?」

「ええ 
スッキリです
まさか 卒業式まで 覚えていない様な方とは
思いませんでしたし」

「そうか
それなら良かったが」

「でも お父様
領地に戻っても 大丈夫ですの?」

「あぁ 我が公爵家には 建国からの
お墨付きがあって
いくら王家でも 
我が家には絶対に罰を与えることは
まかりならぬという事が
書かれている
王家と公爵家で1枚ずつ 保管されている
しかも 国内の主要産物は
我が領地から供給しているからな
税を引き上げられたら
それは 痛いだろうな」

「そんな お墨付きがあったなんて
存じませんでした
それに確かに 税が上がれば
小麦や砂糖 塩も うちの産物ですものね
痛いですわね」

「どちらかの当主
国王の代替わりか
我が公爵家の当主が代わったら
お墨付きを持ち寄って
内容を確認するのだよ
何百年と続いている
約束事だな」

「それで どうされるのですか?
まさか 独立されるのですか?」

「それも よいな
賛同する所も出てくるだろう
まぁ お前の友達の3家も
内々に 確約はしてあるのだ」

「え!そうなのですか?
それは 皆様もご存知なのでしょうか?
アンナ様 エリーゼ様  ソフィア様
公爵家 侯爵家 伯爵家でございますね
4家の領土を合わせたら
国の半分近くになりますわ」



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