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そんなアンジェリカを見て
「アンジェリカ
貴女の事は何も問題ではないわ
馬鹿なことをしたのは 相手の王子だし あの国でのブレシア公爵家は はっきり言って 王族と対等の立場 それに気が付かない本人 それを正さない両陛下 いくら友人だったとはいえ 私も庇いたくないくらいよ しかも いつまでも私に対する負い目を 貴女と息子を使って解消するなんて 馬鹿げてるわ」
「そうでしょうか……」
リザに言われて少し不安から逃れる
「しかもうちの ラインハルト王子の
想い人ですからね 陛下達も感謝するでしょうね」
想い人と聞いて ぽっと顔が赤くなるのが
自分でもわかったアンジェリカ
買い物も終えた二人 リザもアクア嬢の情報も得られなかったため 屋敷に戻ることにした
二人でお茶をしていると
公爵二人とラインハルトが戻ってきて
全員でお茶を飲みつつ情報共有を始める
まず
「アンジェリカ嬢 父上から
婚約のお許しを頂いてきた
すぐに公布される予定になってる
お披露目は…まだ先になるけれど
これで グリド王国には 牽制になると思うよ」
「まあ ラインハルト様
ありがとうございます」
「僕の方こそ 仮の婚約にならない様に
頑張るよ」
「さ ラインハルト様の話はそれまでで
ベルトロン侯爵家の話だが…」
と アンジェリカとラインハルトを
ぶったぎる
「ぐ!」
せっかくいい雰囲気だったのに…
ラインハルトドンマイ
「アクア嬢は カサンドラ王国の方々に保護されている オルソン老公からの文や
元国王陛下の文からも確実 これからの見通しとしては…カサンドラのユアン陛下達が 謝罪と黒幕の一味達を捕縛に来るかと」
「アーサーの言う通りになるでしょうね」
「えっ!ユアン達が来るの?」
ラインハルトは 久しぶりに会う隣国の友達に 胸が踊った
「ラインハルト様は カサンドラ王国の陛下達と 仲がよろしいのですか?」
「あぁ 今辺境伯になっているオスカーに弟のユアン そして公爵令嬢のアイリス
特にこの3人とは 仲が良いよ」
「オスカー様とアイリス様は婚約されていたのですわね?」
「そうそう オスカーが他の令嬢に心変わりしちゃって……!んと ごめんねアンジェリカ嬢」
アンジェリカも 王族から婚約破棄された経験を持つ
「あっ いえラインハルト様 大丈夫ですよ?」
ニッコリと微笑む
「うん そうだね」
信じたい思いで返事をする
「それで アイリス様が辺境伯になられて その後 ユアン様とご結婚されたのですね」
「そう ユアンはね ずっとアイリスの事が好きだったんだよ」
「え!オスカー様の婚約者になられても ですか?」
「そうだなぁ 初めてあった5歳の時からかな 皮肉なことに初めて会って 一目惚れして 兄貴のオスカーの婚約者になってしまったわけ」
「それは…ユアン様もお辛かったでしょうね…」
「でも 結果待った甲斐があったよ」
「そうですわね うふふ」
「まあ どこかの王子様も待った甲斐がありましたわね」
「リザ殿!」
と リザに怒っても仕方ないのだが
「アンジェリカ
貴女の事は何も問題ではないわ
馬鹿なことをしたのは 相手の王子だし あの国でのブレシア公爵家は はっきり言って 王族と対等の立場 それに気が付かない本人 それを正さない両陛下 いくら友人だったとはいえ 私も庇いたくないくらいよ しかも いつまでも私に対する負い目を 貴女と息子を使って解消するなんて 馬鹿げてるわ」
「そうでしょうか……」
リザに言われて少し不安から逃れる
「しかもうちの ラインハルト王子の
想い人ですからね 陛下達も感謝するでしょうね」
想い人と聞いて ぽっと顔が赤くなるのが
自分でもわかったアンジェリカ
買い物も終えた二人 リザもアクア嬢の情報も得られなかったため 屋敷に戻ることにした
二人でお茶をしていると
公爵二人とラインハルトが戻ってきて
全員でお茶を飲みつつ情報共有を始める
まず
「アンジェリカ嬢 父上から
婚約のお許しを頂いてきた
すぐに公布される予定になってる
お披露目は…まだ先になるけれど
これで グリド王国には 牽制になると思うよ」
「まあ ラインハルト様
ありがとうございます」
「僕の方こそ 仮の婚約にならない様に
頑張るよ」
「さ ラインハルト様の話はそれまでで
ベルトロン侯爵家の話だが…」
と アンジェリカとラインハルトを
ぶったぎる
「ぐ!」
せっかくいい雰囲気だったのに…
ラインハルトドンマイ
「アクア嬢は カサンドラ王国の方々に保護されている オルソン老公からの文や
元国王陛下の文からも確実 これからの見通しとしては…カサンドラのユアン陛下達が 謝罪と黒幕の一味達を捕縛に来るかと」
「アーサーの言う通りになるでしょうね」
「えっ!ユアン達が来るの?」
ラインハルトは 久しぶりに会う隣国の友達に 胸が踊った
「ラインハルト様は カサンドラ王国の陛下達と 仲がよろしいのですか?」
「あぁ 今辺境伯になっているオスカーに弟のユアン そして公爵令嬢のアイリス
特にこの3人とは 仲が良いよ」
「オスカー様とアイリス様は婚約されていたのですわね?」
「そうそう オスカーが他の令嬢に心変わりしちゃって……!んと ごめんねアンジェリカ嬢」
アンジェリカも 王族から婚約破棄された経験を持つ
「あっ いえラインハルト様 大丈夫ですよ?」
ニッコリと微笑む
「うん そうだね」
信じたい思いで返事をする
「それで アイリス様が辺境伯になられて その後 ユアン様とご結婚されたのですね」
「そう ユアンはね ずっとアイリスの事が好きだったんだよ」
「え!オスカー様の婚約者になられても ですか?」
「そうだなぁ 初めてあった5歳の時からかな 皮肉なことに初めて会って 一目惚れして 兄貴のオスカーの婚約者になってしまったわけ」
「それは…ユアン様もお辛かったでしょうね…」
「でも 結果待った甲斐があったよ」
「そうですわね うふふ」
「まあ どこかの王子様も待った甲斐がありましたわね」
「リザ殿!」
と リザに怒っても仕方ないのだが
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