追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜

里海慧

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22話 ミリオンパーティーの行く末は 6

「ってーな! なんだよ、ティーン! お前ふざけんなよ!!」

 思い通りにならないのと、平手打ちされたことにミリオンもブチ切れて、ティーンを怒鳴りつける。

「ふざけてんのはミリオンでしょ!? アンタだけ何にもしてないじゃないのよ!!」

「はぁ!? 俺はリーダーとしての役目を果たしてんだ! お前らこそちゃんとやってんのかよ!?」

「何がリーダーよ!! 自分がやりたくないから、私たちに仕事振っただけじゃない!!」

「魔獣の襲撃に、一番最初に気づいたのは俺だろ!」

「あんなの、たまたまでしょ!」

 こうして、その日の深夜まで口論は止まらず、ふたりは最悪な気分のまま眠りについた。
 次の日の朝には、なんとか仲直りをして、そこからはふたりの世界にどっぷり浸かっていた。



     ***



 結局、集合日の前夜もふたりでハッスルしてしまい、寝不足でギルドに出勤してくる。
 トレットとサウザンは、いつものようにイヤそうな顔を隠しもせずにミリオンたちと合流した。

 しかし、そこで他のパーティーから聞いたことに、ミリオンたちは愕然とする。


「は…………? カイトが、再チェックしたらSSSランクだって……?」


 カイト————ついこの前俺たちのパーティーから追い出したばかりだ。
 だって、アイツはFランクじゃないか。それがなんで、どうやったらSSSランクになるんだ?

 ミリオンは何か引っかかるものを感じるが、他のパーティーメンバーの話に耳を傾ける。

「そうなんだよ、受付で黒いハンターカード出しててさ。マリーさんもたしかに、SSSランクって言ってたんだよ」

「えー、マジかよ! どうやったらそんなにランク上がるんだ!?」

「なんかズルでもしたんじゃねぇの? だってカイトだぜ? 多分うちのリナより使えないぞ?」

「そうかな……たしかにハンセンの所のリナはAランクだもんな。暴発さえなけりゃ、使えるんだよな」

「それが一番ネックなんだけどな。この前もさ……」


 そしてカイトの話題から、3ヶ月前にこのプロキオンにやってきた放浪のハンターへと話題は変わっていった。
 ミリオンは何も言えずにいた。

 ウソだ、ウソだ、ウソだ!
 アイツがSSSランクなわけない!! だってずっと俺たちの後ろで、雑用しかやってきてないんだぞ!?
 幼なじみの俺がハンターになってからずっと見てるけど、アイツは間違いなくFランクだった!

 もしもランクが変わったっていうなら、俺たちのパーティーを抜けたあとなのか!? この数日で一体何が起きたんだ!!
 クソッ! なんなんだよ!!

 ミリオンたちは騒つく心にフタをして、前回の失敗を取り戻すために、新しい討伐依頼を受けるのだった。


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