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ー出逢い
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「ほら、皆、席につきなさい」
少し怒っている先生の声がドアの向こうに
かすかに聞こえた。
「ここで転入生を紹介します、
さあ、中に入って」
「今日から皆の仲間になる速水くんだ、
仲良くするんだぞ」
「はーい」
.
.
.
と普通の展開で予想通りに
僕の紹介が終わった。
僕の名前は"速水 遥汰"
特になにかすごいことが出来る訳でも無い
一般的な中学1年生だ。
かと言って、出来ない訳でも無い。
勉強も運動も人一倍出来る。
そんな僕にはー…
「遥汰くんっ!!!」
急に声を掛けてくるなんて、
よっぽどだと思って振り向いた。
「遥汰くん、何番?」
(忘れていたが)今は席替えの最中だった。
…さっきの続きはまた後にしよう。
「…ご…5番」
「遥汰くん、宜しくねっ」
僕に声を掛けた少女は隣の席の
えーと、確か…
「私は"篠崎 月"って言うんだ!
遥汰くんの事なんて呼べばいいかなっ?」
…そう、そう。
あのハイテンションドジの
"篠崎 月"さんだ。"月"と書いて"るぅ"と
読むらしい。最近は珍しい名前が多いんだと実感した出来事であった。
少し怒っている先生の声がドアの向こうに
かすかに聞こえた。
「ここで転入生を紹介します、
さあ、中に入って」
「今日から皆の仲間になる速水くんだ、
仲良くするんだぞ」
「はーい」
.
.
.
と普通の展開で予想通りに
僕の紹介が終わった。
僕の名前は"速水 遥汰"
特になにかすごいことが出来る訳でも無い
一般的な中学1年生だ。
かと言って、出来ない訳でも無い。
勉強も運動も人一倍出来る。
そんな僕にはー…
「遥汰くんっ!!!」
急に声を掛けてくるなんて、
よっぽどだと思って振り向いた。
「遥汰くん、何番?」
(忘れていたが)今は席替えの最中だった。
…さっきの続きはまた後にしよう。
「…ご…5番」
「遥汰くん、宜しくねっ」
僕に声を掛けた少女は隣の席の
えーと、確か…
「私は"篠崎 月"って言うんだ!
遥汰くんの事なんて呼べばいいかなっ?」
…そう、そう。
あのハイテンションドジの
"篠崎 月"さんだ。"月"と書いて"るぅ"と
読むらしい。最近は珍しい名前が多いんだと実感した出来事であった。
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