生産系スキルが戦闘系スキルより強いのだが

風花景

文字の大きさ
9 / 34
第一楽章 憑依

第九話 食のストリート

しおりを挟む
 まず俺達は昼食を食べる為に食のストリートという場所に向かった。
 ここはダンジョンに潜る前に来る人が多いため、露店が数多く存在していた。
 この道の終わりには関所に着くらしい。
 ダンジョンは街の外にあるらしい。
 流石にダンジョンを街の中に置くことは危険ということらしい。

「キラさん、キラさん。あれを食べに行きましょう!」

 ソニアのテンションが高い。
 食べ物と戦闘のことになるとテンションが上がるって危なくないか?

「わかった。あまりはしゃぎ過ぎるなよ」
「わかってます♪」

 絶対にわかってねぇな、これ。
 今からダンジョンに行くから、少しあっさりしたものが食べたいな。
 そう思ってると、野菜スープが売っていた。

「ソニア、野菜スープでいいか?」
「うーん、あっ、あれがほしいです」

 ソニアが指差したのは、焼き鳥だった。
 と同時に焼き鳥の店に走っていった。
 ……買うの俺なんだけど……。

「すいません、この焼き鳥一本ください」
「可愛いお嬢ちゃんだ。もう一本つけてあげるよ」
「ありがとうございます」

 でも払うの俺なんだよな……。
 俺がおっちゃんに金を渡すと、少し睨まれた。
 まぁソニアが嬉しそうだからいっか。
 その後、俺は野菜スープを二人前買いに行った。
 昼食を取りながら、食のストリートを歩いていた。
 野菜スープは、数種類の野菜が溶けるぐらいまで煮込んでいて、すごく美味しかった。
 昼食を食べ終わる頃に、関所についた。
 関所には大勢の人がいた。
 この国から出るところは三ヶ所あり、この関所はダンジョンに繋がるところだ。
 ここはステータスプレートがないと通れない。

 ▶▶▶▶▶

 数十分待つと俺達の順番が近づいてきた。

「おっけーっすね~。気を付けてくださいっす~」

 この声、それにこの喋り方って。
 ……やっぱりそうか。
 入国したとき人だ。

「おっ、久しぶりっすね~」

 えっ?
 覚えてんの?

「よく覚えてるな」
「いや~、その女の子、奴隷じゃないっしょ? この国で、奴隷じゃない獣人なんて滅多にいないっすからねぇ~」

 ああ、そういうことか。
 少し焦った。
 こいつ、全員覚えてるのかと思ったぜ。

「で、ダンジョンはどこにあるんだ?」
「あー、その前にステータスプレートを見せてくださいっす」

 俺とソニアはステータスプレートを見せた。

「ありがとうございまっす。えーと、ダンジョンはこの道をまっすぐに行ったとこにあるっす」
「わかった、ありがとう」
「気を付けてくださいっす」

 俺達はダンジョンに向かって歩き始めた。

 ▶▶▶▶▶

 俺達はダンジョンに着いた。
 道中には所々に騎士みたいな人がいて、冒険者同士の争いを取り締まっていた。
 ダンジョンに入るのは比較的スムーズに進んだ。
 このダンジョンは最深層はまだわかっていない。
 現在の最高到達点は地下34階だ。
 今分かってるのは、地下30階を超えると魔物の格が変わることだ。
 地下30階からはマナの質が変わるのだ。
 魔物は、魔石に入っているマナが濃くなるほど強くなる。
 マナの質が変わると、単純に力の強さが2倍になる。
 それに加えて、知能まで発達する。
 なので当分の間は地下29階を目指そうと思う。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

狼になっちゃった!

家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで? 色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!? ……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう? これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」 その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ! 「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた! 俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!

この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~

夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。 全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった! ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。 一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。 落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...